2009年11月11日

長崎での関東勢対決

 
 
今日は、ナビスコの決勝の関係で順延になっていた、
天皇杯の2試合があったね。
 
俺は、TVで東京と草津の試合を見てたんやけど、
改めて天皇杯って難しいなと思わせる試合やったね。
 
 
 
FC東京3-2ザスパ草津
 
 
 
まず、試合の話の前に突っ込みたいのが、
この試合の会場が長崎だってところ。
 
いくらなんでも、平日のナイターに、
関東のチーム同士の試合を九州の果てで行うなんて、
興行的にちょっと無理があるんじゃないか?
 
しかも、今年から天皇杯には、あの悪名高き、
ベストメンバー規定を採用して、JFAがこの大会を
盛り上げようとしているみたいやけど、
こんな運営方式やったら、いつまで経っても天皇杯は、
決勝以外はガラガラのスタジアムでの開催が続くと思うわ。
 
まあ、でもこの長崎開催での唯一の救いは、
長崎の国見高校出身の、平山と中村北斗が活躍したってことかな。
 
 
 
試合の前半は、東京がDFラインから平山目がけた
ロングボールを中心に攻め、それとは対照的に草津が、
ショートパスを繋ぎながら攻めるって展開やった。
 
本来なら、東京の方が、今日の草津のようなスタイルのサッカーを
得意としてるんやけど、さすがに9日間で3試合の強行日程の
影響もあるのか、省エネサッカーに徹してたね。
 
まあ、この日の東京のボランチの浅利と米本は、
2人ともゲームを創るタイプじゃないから、
ロングボール主体になるのは無理もないと思うけど。
 
後半から梶山が出場してから、東京が本来のパス回しを
取り戻したように、ムービングフットボールの体現者って、
梶山だったりするんよね。
 
この辺は、遠藤を欠いたガンバが、
本来のサッカーが出来ないのと似ているかな。
 
ガンバサポとして、遠藤と梶山を同列に扱う事はせえへんけど、
どこのチームにも代えの利かん選手はいるってことやね。
 
 
 
一方の草津は、右サイドでゲームを創ってから、
左に展開して、クロスボールを都倉に合わせるってスタイルで
東京に挑んでたね。
 
ただ、草津の選手を見てて思ったのが、選手1人1人の
技術が低いから、都倉っていう優秀なストライカーがいるのに、
チームとして、彼を生かせてないように見えた。
 
去年の草津は、ファンタジスタの島田裕介(現:鳥栖)を
チームの中心に据えて、良くも悪くも、ワンマンチームとして、
一時はJ1昇格争いをさせるぐらい健闘してたけど、
今の草津には、島田のようなFWを生かせる選手が
いないなぁって感じたね。
 
でも、そんな周囲のサポートに乏しい状況で、
J2で2位の21得点を挙げている都倉は大したもんやと思う。
 
得点力もさることながら、アバウトなロングボールを
足下に収める、懐の深さもあるしね。
 
まあ、古巣の川崎に戻っても出番は無いやろうけど、
J1で見てみたい選手ではあるね。
 
 
 
でも、この試合で一番驚いたのが、中村北斗のFKかな。
 
ナニ、あの弾道?
クリスティアーノ・ロナウドかと思ったわ。
 
この試合でFKを2本蹴ってたけど、マグレじゃなくて、
あの種類のキックを完全に自分のものにしてる感じやったね。
 
海外ではこういう、無回転のブレ球系の
キックをする選手って結構多いけど、
日本ではまだまだ、曲げて落とすFKが主流やからね。
 
いや~、久し振りにいいもん見せてもらったわ。
 
 
 
これで天皇杯はベスト16が出揃ったね。
 
ガンバが入ってる、左側のブロックは、
厳しい相手が多いけど、なんとか勝ちぬいて、
元日決勝を目指してほしいと思います。
 
そのためにも、土曜日に鳥栖に勝たんとアカンね。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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