2009年12月17日
違いを見せつけたバルセロナ
CWCのせいで、どうも生活時間帯が妙な事になってるんやけど、
この試合はちゃんと見とかんとね。
何と言っても、今大会の主役の登場ですから。
バルセロナ3-1アトランテ
バルサの選手紹介の時、日テレの実況が、
GKの「ヴィクトール・バルデス」を「ファビアン・バルデス」って
紹介した時に、一度目のズッコケ。
試合開始5分に、アトランテのDFラインの裏への
ロングボールで、“いかにもバルサらしい”失点を喫した時に、
二度目のズッコケ。
試合が始まって、まだ10分も経ってないというのに、
見ている側としては、既に腰砕けな状態やったけれども、
そこからのバルサは、誰もが知ってるバルサやったね。
アトランテは、1点を先制した後、左右のWBがDFラインに落ち、
5バックにして、ガチガチに虎の子の1点を守ってきた。
でも、バルサとしてみれば、普段のリーグ戦でも、
相手がそういう戦い方をしてくることに慣れているせいか、
焦らず、じっくりボールを回して、アトランテの守備のほころびを
探してたね。
バルサが同点に追いついたのは、CKから。
その前に1度あったCKのチャンスで、ブスケッツが
フリーでヘディングしたように、この試合のアトランテは、
CKの守備がイマイチ良くなかった。
まあ、バルサ相手に同じミスを2回もしたら、
さすがに見逃してはくれへんね。
ゴールを決めたのが、1回目のCKでヘディングシュートを
決められなかったブスケッツっていうのもまた、
興味深いものやったけど。
前半は、1-1で折り返し、
後半になって、いよいよリオネル・メッシが登場。
前半は、試合に出てなかったにも関わらず、
「メッシ、メッシ」と連呼していた日テレの実況が、
メッシ登場により、さらにヒートアップ。
まあ、ケガを抱えていて、今大会の出場が危ぶまれていただけに、
あんまり無理はしてほしくなかったんやけど、
そんな心配は、世界最優秀選手の前では、杞憂やったみたい。
イブラヒモビッチのパスに、DFラインの裏へ抜けだし、
ファーストタッチで難しいバウンドのボールを処理して、
GKを交わしてゴールって、本当にこの選手はケガしてんの?って
感じの流麗なプレーやった。
TV画面越しにも、会場のボルテージが最高潮になったのが、
わかるぐらいの盛り上がりやったね。
そして、この試合のトリを鮮やかに飾ったのは、イニエスタ。
まあ、ゴールを決めたのは、ペドロ・ロドリゲスやねんけど、
そのゴールの前のお膳立てのパスで、このシーンは勝負ありでしょう。
どうしても、イニエスタって選手は見た目が派手じゃないせいか、
プレースタイルの割に地味な印象しか持たれへんねんけど、
この選手も、メッシに引けを取らない才能の持ち主やからね。
DF2人に寄せられた状況で、あの狭いところを通す、
ノールックパス、見事でした。
最後に、対戦相手のアトランテについて。
バルサとは実力差があったものの、
昨日の浦項のようにラフプレーには走らず、
自分たちのやり方で勇敢に戦った事に、好感が持てたね。
あと、久し振りに、ソラーリが見れたのも嬉しかった。
レアル、インテルと、欧州の名門クラブに在籍しながらも、
色んなポジションをこなせるせいか、器用貧乏な
イメージが拭えなかったソラーリやけど、
この試合では、アトランテの中心選手として、チームを牽引してたね。
途中交代したのは、残念やったけど、
もうちょっと長く見たかったわ。
これで、今回のCWCの決勝は、
バルセロナvsエストゥディアンテス。
まあ、戦力的には、バルサの方が有利やろうけど、
モチベーションは、エストゥディアンテスの方があるやろうね。
トヨタカップ時代から、南米勢は、欧州勢有利の前評判を覆して、
欧州勢を破るって事をしてきたからね。
今大会は、プジョルとヴェロンのどっちが、
カップを掲げることになるのか楽しみやね。
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