2009年12月20日

死闘の末に、バルセロナの載冠

 
 
去年のマンチェスター・ユナイテッドも、
一昨年のミランも、決勝戦は余力を残しての勝利って感じが
あったけど、今年の決勝は死闘と呼ばれるにふさわしい試合やったね。
 
 
 
エストゥディアンテス12バルセロナ
 
 
 
前半から、バルサがボールをキープしてはいるんやけど、
縦パスが上手く入らず、エストゥディアンテスが、
インターセプトからの速攻でチャンスを窺うっていう展開に、
やっぱり難しい試合になりそうやなって感じがした。
 
バルサは、多かれ少なかれイニエスタが故障で欠場した影響が出てたみたいやね。
 
でも、こういう戦いでも、上手く流れを持ってくるのがバルサやから、
そのうちリズムも出てくるやろうって思ってた、前半37分。
 
左サイドからのクロスにボセッリが合わせて、
なんと、エストゥディアンテスが先制!!
 
いや~、クロスが上がった瞬間は、プジョルとアビダルが
2人付いてたから、クリアできるやろって思ったんやけど、
ちょうど2人のDFの間にボールが来て、それを合わせたボセッリが
上手く合わせたね。
 
 
 
ここからのエストゥディアンテスは、この虎の子の1点を
必死で守り抜く作戦へ転換。
 
対する、バルサは、MFケイタに代えてFWペドロ・ロドリゲスを投入し、
実質4トップ状態で、同点を狙ってきたね。
 
でも、最初はこの交代はどうなんかな?って思ったんよ。
 
スペースの無い2列目にメッシが下がったことで、
ボールを前に運べなくなったように見えたからね。
 
まあ、結果的に、ここでメッシの位置を下げた事よりも、
ペドロを投入したことの方が、功を奏するんやけどね。
 
 
 
後半になってバルサが攻勢に出てきたものの、
それは、いつもバルサが披露する華麗な攻撃じゃなくて、
必死さの漂う、泥臭い攻撃やった。
 
試合終了10分前になると、ピケまでもが前線に上がり、
パワープレーを敢行する、普段のバルサじゃ滅多にお目にかかれない
状況になってたね。
 
でも、この作戦が的中したのか、シャビからのロングボールをピケが競って、
ファーにボールが流れた所に飛び込んだのは、ペドロ!!
 
バルセロナ、試合終了1分前で起死回生の同点劇!!
 
 
 
実際、この同点になった時点で、エストゥディアンテスが勝つ可能性は、
延長を耐え忍んで、PK戦まで持ち込むしかなかったと思う。
 
前半から猛烈なプレスを行っていたエストゥディアンテスの選手達の
体は、後半の途中から疲弊しきってたと思う。
 
特に、欧州でプレーしていた時は、華麗なプレーとは反比例するように、
運動量は少なく、泥臭いプレーとは縁がなかったヴェロンが、
足を攣りながらも、チームの勝利のために
必死にピッチを走り回ってたのが、とても印象的やった。
 
でも、世界一まで残り1分というところで同点に追いつかれたことで、
肉体的な疲労だけじゃなく、精神的にもかなりのダメージがあったやろうね。
 
 
 
そんな、CWCの決勝にふさわしい死闘に決着をつけたのは、
やっぱり、リオネル・メッシ。
 
後半の途中から消えてた感はあったけど、こういう場面で
きっちりと仕事をするあたり、「持ってる」なぁって感じやわ。
 
シャビの右サイドからのアーリークロスを「確実に決めるために」
メッシが胸で押し込んで、バルサが勝ち越し!!
 
いや~、あの体勢からやったら、頭で決めるより、
胸で決めるほうが難しいと思うんやけど…。
 
 
 
この得点が決勝点となり、
 
バルセロナが初の世界一に輝きました!!
 
 
 
両チームとも、見事な戦いやった。やっぱり、サッカーは面白いね。
 
来年のCWCには、ガンバの選手達の姿があることを期待したいね。
…その雄姿を見届けるためにも、積立貯金、頑張らねば!!
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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