2010年3月1日

カーリング

 
 
カーリングはカーリングでも、サッカーのカーリング杯のことね。
 
昨日は、そのカーリング杯の決勝があったんやけど、
イングランドで、今季50回目の節目のこの大会は、
日本で言うところのナビスコカップみたいな位置付け。
 
しかし、ベストメンバーのアストン・ヴィラに対し、
連覇を目指すマンUは、ルーニー、ファン・デル・サールを
温存してきたね。
 
タイトルが懸かった試合でこんなことしたら、
ベストメンバー制を強く提唱する、どこかの国の会長なら、
「ファンに対する裏切り」とか言って騒ぎ出しそうやけどね。
 
ただ、この試合の聖地ウェンブリーは超満員。
 
この観衆の中に裏切られたなんて感じている人は、
いなかったやろうね。
 
 
 
マンチェスター・ユナイテッド21アストン・ヴィラ
 
 
 
カップ戦のファイナルということで、
両チームとも手堅く出てくるかなと思ったけど、
試合はいきなり動いたね。
 
ペナルティエリア左でボールを受けたアグボンラホールが、
マークについたヴィディッチを、自慢のスピードで振り切ると、
ヴィディッチは、たまらずファウルし、アストン・ヴィラがPKを獲得。
 
個人的に、アグボンラホールはイングランド人選手の中やと、
かなり好きな部類に入るわ。
 
最初は、変な名前やなと思って興味持ったんやけど、
あの、マークについた選手を簡単に置き去りにするスピードは、
一見の価値のある選手やろうね。
 
このPKを、ジェイムズ・ミルナーが確実に決めて、
アストン・ヴィラが先制!
 
 
 
ただ、やっぱりマンUに比べると、アストン・ヴィラは
こういうタイトルが懸かった試合に場慣れしていないのか、
浮足立ったプレーが散見されるようになったね。
 
そして、こういうミスを見逃さないのがマンUというチーム。
 
アストン・ヴィラの不用意なパスミスをカットした
ベルバトフがゴールに突進、一度はダンに止められるも、
こぼれ球を、オーウェンが決めてマンUが同点に追いつく!
 
やっぱり、こういう緊迫した試合になればなるほど、
経験値がモノをいうんやね。
 
 
 
ここから試合は一進一退の攻防が繰り広げられるんやけど、
一人の男の登場で、一気に試合が動く。
 
前半終了間際、オーウェンの負傷を受けて、
ウェイン・ルーニーがピッチに登場。
 
すると、74分、ヴァレンシアのクロスに
ルーニーがヘッドで合わせると、フワリと浮いたボールが、
ゴールネットに吸い込まれ、マンUが逆転!
 
その後も、同じような形からゴールポストを叩くシュートを放つだけでなく、
自陣に戻ってDFに奔走したり、攻守に躍動。
 
なんか、この試合でピッチに立っていた22人の中で、
マンUの背番号10だけが、別格の存在感を放ってたわ。
 
 
 
試合終了間際には、アストン・ヴィラがパワープレーで
ゴールに迫るものの、マンUがこれを凌ぎ切り、
マンUがカーリング杯連覇を達成。
 
表彰式でカップを掲げたのが、ギグスでもスコールズでもなく、
エヴラだったのが、あんまり絵にならんかったけど、
王者として、貫録の勝利やったね。
 
なんか、鹿島にしてもそうやけど、
こういう、タイトルが懸かった舞台での勝ち方を知ってるチームって、
ホンマ憎たらしいぐらい強いわ。
 
今、プレミアリーグでも、チェルシーと
熾烈な首位争いを繰り広げてるし、チャンピオンズリーグを含め、
今後のタイトルレースの展開が楽しみやね。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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