2011年3月16日

皆が望んだハッピーエンドは中国には存在しなかった

 
 
ガンバ大阪12天津泰達
 
 
試合の序盤から、やけに選手の動きが重いように感じたのは、
前の試合から間隔が空いてしまったのもあるやろうし、
ボールが転がりにくい芝に手こずったのもあると思う。
 
でも、一番大きな原因は、選手たちがサッカーの試合以外の面で、
プレッシャーを感じ過ぎていたんじゃないかな。
 
未曾有の国難に見舞われている日本の国民を勇気づけるために戦うっていうことは、
単純にタイトルが懸かったビッグマッチを戦う時のプレッシャーとは、
また違う類のもので、その重圧は計り知れなかったんやろうね。
 
 
 
ただ、前半に関しては、押されてはいたものの、
そこまで悲観するような内容でも無かったと思う。
 
1失点目は、高いDFラインを敷いている時に、よく見られるガンバの失点パターン、
ボールを奪われた後、高い位置で左右に揺さぶられてからの失点やったし、
イ・グノの同点ゴールから、徐々にガンバにペースは傾いてきてたしね。
 
それだけに、高いDFラインを統率し、ガンバの良い流れを生み出していた山口が、
前半終了間際に負傷交代したのはあまりにも痛すぎた。
 
山口の代わりに入った高木は、去年1年通してCBのレギュラーを務めあげたとはいえ、
今シーズンの公式戦はこれが初出場。
 
それに、金正也との急造コンビということもあって、不安要素は多かった。
 
そして案の定、DFラインの裏へ出されたロングボールのバウンドの処理を高木が誤り、
PKを献上、勝ち越しゴールを許すという、掴みかけてた試合の流れを手放すには、
十分すぎるほどの軽率なプレーやったわ。
 
 
 
まあ、1点ビハインドになったとはいえ、まだ後半8分やったから、
本来の試合では、そんなに焦るような時間帯でも無かったけど、
この失点の後から、ガンバの選手たちがイージーなミスを連発。
 
こういう展開になるとメンタルの弱さを露呈してしまう下平を筆頭に、
DFラインはビルドアップもままならない状態で、
前線で孤立しているアドリアーノは、たまにボールを持てば個人プレーに走り、
すべてが悪い方向に流れて行ってるように見えたね。
 
そして、そんな俺たちのモヤモヤした気持ちを逆撫でするように、
天津の選手達がラフプレー、遅延行為。
 
挙句の果てには、観客が藤ヶ谷にレーザーを当てるなど、
試合前の黙とうは一体何だったのかと言いたくなるような光景が、
TV画面の向こうで繰り広げられてたわ。
 
 
 
試合前は、日本で苦しむ人たちに少しでも喜んでもらえたらと思ってたし、
俺たちが愛するガンバ大阪にはそれができると思ってた。
 
でも、蓋を空けてみれば、あんな奴等に負けてしまった。
 
今まで、タイトルを争う試合で負けた悔しさは何度も経験してるけど、
今回の負けは、屈辱的というか、また違った意味で悔しいわ。
 
だから絶対に、4月の済州ユナイテッド戦は勝ってほしい。
 
4月になっても、まだJリーグは再開してない可能性が高いやろうから、
今回と同じようなシチュエーションでの試合になると思うけど、
この試合の独特のプレッシャーを経験できたから、
ガンバの選手たちは同じ轍は二度踏まないと思います。
 
 
 
 
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