2011年4月20日

疲れていてもなおユナイテッド

 
 
ニューカッスル00マンチェスター・ユナイテッド
 
 
いくらセント・ジェームズ・パークでの試合とはいえ、
実力だけの話をすれば、マンUが有利なのは火を見るよりも明らかなカード。
 
でも、リーグ戦だけに集中できるニューカッスルに対し、
まだ3冠の可能性を残しているマンUは、過密日程の中、
主力を思うように休ませる事ができず、ケガ人の多いベンチ事情も相まって、
動きの重い選手が多かったね。
 
ニューカッスルにしてみれば、マンU相手に勝ち点1は上等かもしれんけど、
勝てるチャンスは大いにあっただけに、見てる側としたら残念やったわ。
 
 
 
この日のニューカッスルで印象的だったのは、左サイドのグティエレス。
 
果敢なドリブル突破もさることながら、マンUボールの時は、
サイドバックと見まがうような位置に戻って守備するなど、
献身さも兼ね揃えたいい選手やね。
 
一昨年、ニューカッスルが2部に降格した時も、
当時、アルゼンチン代表を率いていたマラドーナが、
継続的に招集し続けてたのも頷けるわ。
 
 
 
まあ、そのグティエレスが、何度もファウルをもらったり、
CKを奪ったりしたんやけど、そのセットプレーのチャンスを、
ことごとくフイにしてしまったのが、ニューカッスルが勝てなかった要因かな。
 
っていうか、ニューカッスルのセットプレーは、ほぼバートンが蹴ってたけど、
他にキッカーはおらんのやろうか?
 
キックの種類に関しては、コロッチーニやアメオビらの高さを生かして、
ふんわりした高いボールを入れるっていう、パーデューの意図が感じられたけど、
いかんせん精度が悪すぎて、ほとんどチャンスに繋げられてなかったわ。
 
そう考えると、高精度のキックを持つ、新加入のアイルランドが、
このチームで果たす役割って、意外と多いんじゃないかなと思うんやけど。
 
 
 
一方のマンUは、局面局面では、チャンスも多く作ってたし、
守備面でも相手に決定的な仕事はさせなかったけど、
それでも、全体的にあんまり良くなかったなと感じるのは、
前述の通り、過密日程での疲労ってのが挙げられるやろうね。
 
ルーニーやギグスが、あんなに簡単なシュートを外すなんて、
そう簡単にお目にかかれるもんじゃないし、不用意なパスミスも多かった。
 
個人的には、オーウェンの姿を久し振りに見て、テンションが上がったけど、
試合の終盤に入り、ニューカッスルが守備を固めてきた時間帯で、
DFラインの裏にスペースが無いと生きないオーウェンを入れても、
効果的じゃないのは、火を見るより明らかやったね。
 
 
 
まあ、本調子じゃなくても、なんだかんだアウェイで勝ち点1を拾って帰るあたり、
さすがマンUやなといったところ。
 
2位のアーセナルに、この類の安定感があるかと聞かれたら、
首を縦に振ることはできへんしね。
 
この試合では、疲れた姿を見せていたけど、
おそらく照準は、チャンピオンズリーグのシャルケ戦に合わせているはず。
 
マンUが今シーズンの残された数試合を、どのように戦うのか、
その老獪な戦いぶりに注目やね。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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