2011年5月21日

そんなに完封するのが嫌なんだろうか

 
 
ガンバ大阪21アルビレックス新潟
 
 
3日後に、ACLラウンド16という大一番を控え、
前節の福岡戦と同様に、ターンオーバーも考えられた試合やったけど、
アキラのチョイスはガチメンバー。
 
まあ、そういう意味では期待を裏切らないアキラやけども、
左SBに武井を頭から使ってきたのは驚きやったね。
 
前節の福岡戦では、後半、集中的に狙われてしまった武井やったけど、
この日は、逆サイドの加地にも見劣りしない安定感を発揮。
 
ガンバの試合で、サイドのディフェンスを安心して見れた試合って、
記憶に無いぐらい久し振りやわ。
 
 
 
サイドのディフェンスが安定すると、攻撃にも必然的に良い影響を与えるもの。
 
韓国代表に選ばれ、プレーにモチベーションの高さの表れる、
イ・グノのドリブル突破から、アドリアーノが決めて、幸先良く先制。
 
その後も、いい流れでガンバは攻めてたんやけど、
二川がブルーノ・ロペスとヘディングの時の競り合いで頭をぶつけ、
負傷交代したあたりから、若干流れが悪くなったね。
 
ただ、交代で入った佐々木自身が悪かったというより、
二川のいたトップ下の位置にそのまま入れた、アキラの采配が良くなかった気がする。
 
まあ、スクランブルやから仕方無い面はあるけど、
使われる側のアタッカーである佐々木に、二川みたくトップ下の位置から
前線の3選手をコントロールしろってのも酷な話やと思うけどね。
 
 
 
新潟に流れを渡したり、奪い返したりして、
のらりくらりと後半まで1-0でリードしていたガンバ。
 
前節の福岡戦みたく、肝を冷やすような危ないシーンは作られてなかったから、
「リーグ戦初の完封勝利目前か?」と思ったら、
やっぱり最後らへんで魅せてくれるのがガンバ大阪。
 
TVでは、武井のロングシュートのリプレイが終わった後に、
いきなりゴールを決められてしまったから、一瞬どうなったんかわからんかったんやけど、
相手のゴールキックの処理を誤って、ミシェウにボールを奪われ、
ゴールを決められてしまったみたいやね。
 
この日も、さすがの安定感を見せていた明神やけど、
あの中澤へのヘディングでのバックパスは、あまりにも不親切だったんじゃないだろうか。
 
 
 
ただ、なんだかんだで決定力に恵まれているのが今年のガンバの救いやろう。
 
失点の直後、この日、「お前はガンバサポか?」って思うぐらい、
ガンバ寄りの解説をしていた長谷川健太が、「まだまだわかんないですよ!」と、
力強く言い放ってから数分後に炸裂した、アドリアーノの2点目のゴール!!
 
あの位置にちゃんと詰めてるのが、いかにも9番の選手って感じやね。
 
このアドリアーノのゴールが決勝点となり、
ガンバはリーグ戦3連勝を飾りました。
 
 
 
結果だけ見ると、どうしてもドッピエッタのアドリアーノに目が行きがちやけど、
この日は宇佐美が本当に素晴らしかった。
 
バスケットボールで言うところのアイソレーションみたく、
左サイドであえて宇佐美を孤立させて、スペースのあるところで、
ひたすら1対1を仕掛けさせるという作戦がハマったね。
 
今まで一定時間だけの輝きでインパクトを与えてきた宇佐美やったけど、
1試合を通してこれだけ存在感があったのは初めてじゃないだろうか。
 
できれば得点を取らせてあげたかったけど、
アドリアーノの2点目のゴールは、半分は宇佐美のゴールのようなもんやしね。
 
この勢いを、セレッソにも思い切りぶつけてほしいね。
 
 
 
次の試合は、ACLラウンド16の大阪ダービー。
 
リーグ戦での大阪ダービーとは違い、ACLでの大阪ダービーなんて、
向こう50年無いかもしれへん。
 
だから、もし次の試合で負けるようなことがあったら、
50年間、「ACLで負けた方の大阪」という十字架を背負う羽目になるわな。
 
そんな称号、サポーターは言うまでも無く、選手も絶対に嫌やろうから、
火曜日は絶対に勝って、両チームのアジアでの立ち位置を明確にしてほしいね。
 
 
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