2012年8月26日

以前の札幌じゃないんだろうけど、以前のガンバでもない



ガンバ大阪72コンサドーレ札幌


前節、名古屋に5得点と大勝し、リーグ戦4試合負け無し。

今節の対戦相手・札幌は、外国人選手がフィットして、
名古屋や仙台に勝ったらしいけど、今、その外国人がケガしてるって話じゃないですか。

なんか、こういう風にガンバにとって有利な条件が多いと、
油断してやらかしちゃうんじゃないかと、余計な心配をしてしまうんよね。

まあ、結果的にそんな俺の心配は杞憂に終わったわけやけど、
今季は、「良くなってきたかも」と思わせておいて、
その都度、裏切られる事が多かったから、どうしても神経質になってしまうわ。



試合は、前半からガンバがボールを支配。

前半16分に、佐藤が先制ゴールを挙げたけど、
それすらもちょっと遅いんじゃないかって感じたぐらい、一方的な試合展開やった。

ただ、その直後に許したCKで、簡単に札幌に同点弾を献上した時は、
空いた口が塞がらなかったけども…



同点になった事で、一時、不穏な空気になりかけたけど、
それを一掃したのはレアンドロ。

前半26分、45分、後半12分と立て続けにゴールを挙げて、
ハットトリックを達成!!

後半23分には、今野の2戦連続となるゴールも決まって、
試合を完全に決めてしまったね。

その後、札幌の上原に1点を返されるものの、ガンバは最後まで攻撃の手を緩めず、
オウンゴールと家長のゴールで2点を加点し、7-2で勝利しました。



この勝利でガンバは15位に浮上し、久々に降格圏を脱しました。

最近の上り調子の要因として、オフェンス陣全体で、
攻撃のイメージが共有できるようになってきたのが大きいね。

ここ数試合でガンバが挙げたゴールが、
ワンタッチでのものが多い事がそれを証明していると思う。

それだけ、得点者にボールが渡る時点で、「あとは決めてください」っていう、
状況が作り出せているっていう事やからね。

特に、佐藤‐倉田‐藤春の3人と、二川‐レアンドロの2人は、
よくイメージが共有できているなと思う。

次節は、守備の堅さに定評のある鳥栖とアウェイで対戦するけど、
この攻撃のイメージを、ユニット単位では無く、
チーム全体で共有できれば、攻略する事も難しくないはず。

そこに、この試合で2失点を喫した守備陣の奮起を期待して、
次節の勝ち点3を心待ちにしたいと思います。




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2012年8月19日

名古屋の20周年記念試合に盛大に水を差してやった



豊田行ってきました。



ガンバ大阪50名古屋グランパス


名古屋のフロントの皆さんには謝らなければならないね。

名古屋のクラブ20周年を迎えるにあたって、Jリーグ創設時のクラブで、
ここ数年の対戦成績から、確実に勝てそうなガンバを対戦相手に選んでくれたのに、
その期待に応えられなくて、大変申し訳ない。

今回はこんな結果になっちゃったけど、
ウチも今大変な時期なんで堪忍してください。



さて、試合の方はと言いますと、6月に万博で試合した時も、
「随分、中盤で簡単に前向かせてくれるんだな」と思ってたんやけど、
この試合では、それがさらに顕著になってた印象を受けたね。

この展開だと、二川や遠藤のパスから、
良い形でレアンドロが裏でボールをもらえるという展開が作れそうだなと思ってたら、
前半の早い時間帯で、今野と藤ヶ谷の意思疎通が乱れたところに、
永井が裏へ走り込んで、ヒヤッとする場面を作られた時は、
思わず頭を抱えてしまった。

ただ、それでもなんとか失点せずに前半の時計を進めていくと、
38分にレアンドロが先制ゴール、その直後には、
佐藤がペナルティエリアでファウルを貰い、増川を退場に追い込むと、
このPKを遠藤が沈めて、前半で2点リードと数的優位を得る事ができたね。

この試合での佐藤は、増川とダニエルという、
屈強なCBコンビに真っ向から太刀打ちする事は無く、
裏へ抜け出す動きを多用して、レアンドロと共に、
名古屋の守備陣をかく乱させていたね。

その動きが増川の退場を呼びこんだわけやし、
J1で様々なタイプのCBと対峙する中で、彼も色々と学んでるんやなって、
微笑ましく思ったわ。



あと、右SBに入った岩下についても触れておきたい。

加入したばかりで連携面に不安が残る事から、
ある程度狙われる事は予想できてたけど、
慌てることなく、上手く対処していた印象を受けた。

球際のハードさや、空中戦にも怯むことなく立ち向かっていく姿は、
あまりガンバの選手には見られないものやから、清々しさを覚えたね。

なんか、岩下のプレーが好きになってきたぞ。



2点リードで迎えた後半。

相手は1人少ないわけやし、セーフティリードと言ってもいいところやけど、
2009年の金沢での名古屋戦で、前半で2点リードしときながら、
後半に3点入れられて逆転負けを喫した苦い思い出があるので、
早いうちに3点目を入れて、名古屋に引導を渡して欲しかった。

そのガンバサポの願いに応えてくれたのが、
ガンバのここまでの成績に、人一倍責任を痛感していた今野。

ゴールを決めた後、すごく嬉しそうにしている様子を見て、
今野がガンバに来てから、あんなに嬉しそうにしているのを見るのは初めてだなと、
しみじみしたし、これからもっとこんな光景を見たいなと思ったね。

その後、佐藤とパウリーニョも、ゴールラッシュに華を添え、
最終的には5得点。

それに呼応するかのように守備陣も無失点で応えてくれました。

名古屋と対戦する時は、ケネディという高さのある選手と、
玉田や永井といったスピードのある選手という、
異なったタイプの選手に合わせてDFラインを設定しないといけないから、
ラインコントロールに四苦八苦するイメージやけど、
この試合では、永井、金崎、小川の3人で前線を形成していたので、
そこまでラインコントロールに神経質になる必要は無かったはず。

その結果が、相手のシュートを4本に抑えたという数字に表れていると思うね。


ピクシーが試合後に言ってたように、
あの2点目がターニングポイントになったと思うけど、それを差し引いても、
この試合での名古屋は覇気が無かったなと思った。

まあでも、ガンバはこの試合で勝ったところで、
まだ降格圏から脱出できていないわけやし、
よその心配なんてしてる余裕は無いねんけどね。

次節は万博で札幌戦。

前回の対戦時は、アウェイで4-0と大勝してるけど、
札幌は、新加入の外国人選手がフィットして、
ここ数試合、勝ち点を挙げてる試合が増えてるから、
油断せずに、確実に勝ち点3を取りに行きたいね。



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2012年8月15日

これぞテストマッチという感じの凡戦



日本11ベネズエラ


先週、日本代表のメンバーが発表されるまで、
今日、A代表の試合が行われる事を忘れていた人も多いんじゃないかな。

かく言う俺もそうやったんやけど、そんな影の薄い試合の位置付けは、
来月行われるブラジルW杯予選のイラク戦に、
今野、内田、栗原が出場停止という事態を踏まえ、
DFラインの組み合わせを試すというもの。

まあ、栗原は本来レギュラーじゃないし、内田や長友が欠場した際は、
駒野を使うのが通例になっているという事を考えると、
今野の代わりに誰を起用するかっていうところが、
一番重要だったと言えるんじゃないかな。

そんな試合で、今野の代わりにスタメンで起用されたのは伊野波。

お手並み拝見といきたかったところやけど、
前半は日本がピンチに晒される事が殆ど無かったから、
何とも評価しにくいところやったね。

伊野波に代わって水本が起用された後半からは、
日本のミスからピンチを招くシーンが多くなり、CBが忙しい時間帯が多かった。

まあ、水本のせいでは無いけど、失点シーンを見る限りでは、
コンスタントに代表に召集されている伊野波の方が、
連携面で一日の長がある感は否めなかったね。

ただ、ディフェンスに関して、これだけははっきり言えるのが、
吉田は、U-23でキャプテンを務めてロンドン五輪を戦った事で、一皮むけたね。

明らかにプレーに自身が漲ってて、風格も出てきたし、
安心して見る事ができたわ。



攻撃に関しては、前半の早い時間帯に、駒野の右サイドの突破からの折り返しを、
遠藤が決めて日本が先制するも、その後は追加点が奪えなかった。

この試合の結果なんて取るに足らないものなので、
別にとやかく言うつもりは無いんやけど、香川はちょっと外し過ぎかなと思った。

しかも、失点シーンも香川のボールロストが起点やったし、
今週末開幕するイングランドのプレミアリーグで、今日のようなプレーしたら、
ファーガソンが顔を真っ赤にして怒るやろな。

まあ、左サイドでプレーしながら、あれだけ中央に侵入して、
決定機に絡むのも大したもんだとは思うけどね。



あと、ザッケローニが、
このタイミングで本田の1トップをテストしてきたのには驚いたね。

南アフリカW杯で、岡田監督が採用して以来かな?

結果には結び付かなかったけど、
本田のキープ力はおそらく日本人でナンバーワンだと思うので、
彼のキープ力を最前線で発揮できれば、
日本が誇る、優れた2列目の選手達を生かす事ができるからね。

個人的には、本田の1トップはアリだと思ってるけど、
解説の金田さんも言ってたように、どうせなら香川のトップ下も一緒に試して欲しかった。

キープ力に長けた本田の周りを、香川が衛星のように動き回る事で、
香川の良さが生きると思うんやけど、このブログで何度も書いているように、
ザッケローニが香川の左サイド起用に固執する理由がよくわからんのよな。

イラク戦の前にテストマッチは後1試合、UAE戦があるので、
そこで一度試してくれへんかなと思ってたりする。



いくらテストマッチとは言え、ホームで引き分けという結果に、
不満もあると思うけど、ベネズエラも力のあるチームやし、
日本の戦いぶりはそこまで悪くなかったと思う。

まあ、俺の中で一番の不満は、試合内容よりも、
こんな試合で遠藤を90分間起用したって事やねんけどね。



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2012年8月12日

サッカー王国と五輪の金メダルはかくも縁の無いものなのか



ブラジル12メキシコ


W杯で5回優勝しているのにも関わらず、
ここまで五輪の金メダル獲得は一度も無いブラジル。

2年後に控える母国でのW杯に向けて弾みをつけるため、
A代表経験者をずらりと揃えた、豪華布陣で今大会に挑んできた。

それだけに、決勝の組み合わせが決まった時、
順当にブラジルの金メダルを予想したけど、
そんなに簡単にいかないのが、サッカーっていうスポーツの面白いところなんよな。



キックオフの笛が鳴って、30秒ほど。

いきなり試合を動かしたのはメキシコやったね。

ラファエルのバックパスをかっさらうと、
これを準決勝の日本戦で2点目のゴールを挙げたペラルタに繋ぐと、
落ち着いてニアサイドに流し込み、先制点を挙げた。

俺は、今大会のここまでのブラジルの試合は一度も見た事が無かったんやけど、
解説の長谷川健太が「フワッと試合に入ってしまう事が多い」と言っていて、
このシーンでは、正にその悪癖が出てしまった格好になったね。



一発殴られた事で、ブラジルの目が覚めるかなと思ってたけど、
1点ビハインドになってからも、全体的なチグハグ感は否めず。

そんな状況を見かねたのか、マノ・メネゼスは、
前半でアレックス・サンドロに代えて、
Jリーグでプレーしていた事もあり、日本でもお馴染みのフッキを投入。

この交代が起爆剤になって、ブラジルは攻撃で良い形を作れるようになってきたね。

ただ、ここまで守備のブロックを崩しても前から追いかけてきたメキシコが、
相手ボールになった時に、3列の守備ブロックを形成するやり方に変更して、
ブラジルの攻撃を凌いでいた。

口で言うには簡単やけど、この切り替えがスムーズにいくあたり、
メキシコのチームは統制が取れてるなって思ったね。



後半になってもメキシコの1点リードは変わらず、
ブラジルが押し気味に試合を進める展開が続いたけど、
次のゴールを奪ったのは、劣勢だったメキシコ。

セットプレーの際、一番外にいたペラルタが、
キッカーが蹴る直前に真ん中に走り込んでフッキのマークを外し、
ドフリーでブラジルのゴールにヘディングシュートを突き刺したね。

この試合は、FKもCKもブラジルの方が多かったんやけど、
少ないセットプレーのチャンスを、上手く工夫してモノにした、
メキシコの謙虚な勝利への姿勢が生んだ2点目やったね。

対するブラジルも、後半ロスタイムになってようやく、
カウンターからフッキが決めて1点返すも、時すでに遅し。

メキシコが初の五輪金メダルを獲得しました。



開催国の英国が早期敗退した事もあって、
現地での盛り上がりがそこまでじゃなかったという、五輪のサッカー競技やけど、
どの会場を見ても、たくさんお客さんが入っているのを見て、
この国に根付く、サッカー人気の高さを思い知らされたね。

日本とエジプトの試合を見に、オールド・トラフォードに、
7万人以上のお客さんが入ったけど、もし日本で五輪が行われて、
メキシコとエジプトの試合を国立でやったところで満員になるとは思えんしね。

2年後のブラジルW杯も、サッカー熱の熱い国での開催になるから、
この五輪と同様、選手達のプレーだけじゃなく、
観客が試合に大きな花を添えてくれる事を期待したいね。














早く「弱い方の大阪」をお返ししたいのですが?



万博行ってきました。


ガンバ大阪22セレッソ大阪


現地参戦したものの、あまりにも雨が強かったせいで、
試合の細かいところはよくわかりません。

バックスタンドの最前列で見ていたんやけども、
排水溝のキャパシティをオーバーして、雨水が通路に溢れだしたものやから、
足の置き場に困ったし、メガネも曇るしで、
おちおち試合観戦してられるような状況じゃ無かったからね。

それでも、そんな豪雨だったのにも関わらず、
水たまり一つできていない、万博のピッチは驚愕モノやわ。



前半は、キックオフからどちらのものでも無い流れの試合が続いたけど、
そんな中、加地が脚を負傷し、岩下と交代するという、
予定していないカードを切らされる羽目になった。

岩下はそのまま右SBに入ったけど、
新加入ということで、連携面でまだあまり上手くいっていない事を狙ってか、
セレッソはガンバの右サイドからの展開を増やしてきたように見えたね。

そして、相手の狙い通りの形で失点してしまうのが、今のガンバ。

明神が右サイドでケンペスにスライディングタックルを敢行し、ボールに触れるも、
これがペナルティエリア前に待ち構えていた枝村に流れ、
先制ゴールを許してしまった。

さらに枝村には、後半開始早々にも追加点を挙げられ、
清水時代からの“ガンバキラー”ぶりを余すところなく見せつけられてしまったね。



ただ、ここまでやられっぱなしだったガンバも、ようやく反撃を開始。

二川とのコンビネーションで右サイドを崩したレアンドロが、
ループシュートでゴールマウスに流し込んだボールに佐藤が詰め、1点を返すと、
今度は、岩下のGKとDFの間を通すクロスに合わせて、
後半の早い時間帯で追いつく事ができた。



でも、「このまま逆転できるかも」と思ってた俺を、
イライラさせた事は2つあったね。

1つ目は、「ダービー絶対勝利」とか口では言っていても、
同点になったのにも関わらず、時間稼ぎをしまくって、
引き分け狙いのセレッソの選手達。

「ダービーなんて34分の1に過ぎない」とでも言いたいんやろうけど、
そんな冷めた考えをしてるから、本当に勝ちたい時に勝たれへんくて、
今まで1つもタイトル取れてへんのやと思うんやけどね。

俺はセレッソが嫌いだと言う事を再認識させられたわ。

2つ目は、逆転を狙わなければいけない状況で、
またしてもよくわからない選手交代を実施した松波。

同点になったところで、家長とパウリーニョを、
同時投入するぐらいでも良かったと思うんやけど、
家長の投入は遅いぐらいやし、金正也の投入に至っては、
もはや勝ちを放棄した采配にしか思えなかった。

そもそも、倉田と二川はどっちかを残しておかないと、前後が分断されてしまうし、
今までも何回も同じような状況を見てきてるはずなんやけど、
いい加減、おかしなことをやっているというのを気づいて欲しいわ。



結局、試合はこのまま2-2で終了。

一応、3戦負け無しということやけど、五輪出場組が不在で、
黒木、丸橋も出場停止のセレッソ相手に、
ホームで勝ち点1しか取れなかったのは、負けに等しいと思う。

セレッソに勝てれば、次節のアウェイ・名古屋戦は、
勝ち点1でも良いかなと思ってたけど、
これで、トヨタスタジアムでも勝ち点3を狙わなければいけなくなってしまった。

苦手な名古屋相手にこの状況は厳しいけど、ここ最近の試合を見る限り、
名古屋の守備は安定していないように見受けられるから、
付け入る隙は十分にあるはず。

18日は勝ち点3に期待して、トヨタに参戦したいと思います。



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メダルは獲得できなかったけど、英国の地で得たものは無駄にはならない



日本02韓国


五輪の銅メダルを懸けた純粋な勝負の場での決着だったはずなのに、
試合後の政治的な喧騒が、どうしても後味を悪くさせてるこの試合。

竹島の領土問題は、サッカーの試合とは関係無い事なので、
このブログではスルーさせてもらいます。



メキシコ戦の後、清武が「体が重くて、前から追えなかった」って言ってたように、
中2日での連戦が続く中で、日本の選手の疲労はピークに達してたと思う。

そんな中2日の連戦の最後を締めくくるのが、
メキシコよりも球際を激しく来る韓国と来たもんやから、
フィジカル的に苦しい試合になる事は、試合前から目に見えてたわ。

韓国は、最前線にポジションを取るパク・チュヨンにロングボールを放り込み、
その落としに、ク・ジャチョル、キム・ボギョン、チ・ドンウォンの、
2列目の3人が絡むという、シンプルな戦い方で日本に攻め込んできた。

対する日本も、永井を裏に走らせて、彼のスピードを生かしたいところやったけど、
エジプト戦で故障した影響もあってか、あまり動きが良くないうえ、
韓国は低いDFラインを敷いて、裏のスペースを消して対応してきたから、
永井が生きる場は殆ど用意されていなかったね。

そうなると、中盤でじっくりボールをキープして攻め込みたいところやったけど、
韓国の激しいプレスの前に、なかなか上手くボールを繋げなかった。

そもそもこのチームには、中盤で試合をコントロールするタイプの選手がいなくて、
試合が単調になりがちという悪癖があるから、自分達でボールを動かして攻めるという、
あまり望んでなかった展開に持ちこまれてしまった。

ホン・ミョンボの「我々は日本を知り尽くしている」という言葉からも窺えるように、
よく研究されてるなと言わざるを得ない試合展開やったわ。



それでも、前半20分ぐらいからは、
良い形でチョン・ソンリョンの守るゴールに攻め込む事ができてたけど、
逆にカウンターからパク・チュヨンに決められ、先制点を献上。

いくら戻りながらとはいえ、3人マーク付いていたのにも関わらず、
誰も、利き足である右足のシュートコースを消してなかったという、お粗末な守備。

あの場面は、山口がケアしとくべきやったね。

まあ、1点ビハインドとはいえ、まだ前半やから、
同点に追いつくチャンスはいくらでも残されているはずやのに、
上手くいってたはずの攻撃までトーンダウンしてしまうという、
悪循環に陥ってしまった。

メキシコ戦で同点に追いつかれた時もそうやったけど、
ちょっと上手くいかないと、すぐにバランスを崩してしまうのは、
若いチーム故の脆さなのかなと思ってしまうね。



後半に入っても、同点を目指して攻めていた日本やったけど、
日本がチャンスを逸した直後に、ク・ジャチョルに決められ、2点ビハインドに。

その後、山村、杉本、宇佐美と、交代カードを切るも、流れを変える事ができず。

試合終了間際は、セットプレーから吉田がゴールネットを揺らしたけど、
GKへのファウルを取られてノーゴールになるという不運も重なり、
結局、0-2で痛恨の敗戦を喫してしまった。



この世代は、U-20W杯への出場権を、
2大会連続で韓国に敗れて逃して悔しい思いをしている。

五輪でその雪辱を果たして、
44年振りの銅メダルの獲得といきたかったところやったけど、
またしても同じ相手に辛酸を飲まされる格好になってしまった。

結局、何色のメダルも獲得できずに帰国の途に着く事になったけど、
この、ロンドン五輪で戦った6試合は、絶対に無駄にはならない。

北京で悔しい思いをした選手達が、今、A代表で主力を務めているように、
この経験を糧に、ステップアップして、
この悔しさをW杯で晴らして欲しいと思います。



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2012年8月10日

なでしこの花はロンドンで満開にはならなかった



日本12アメリカ


昨年の女子W杯の決勝で、アメリカのシュートを阻んでいたクロスバーが、
今年の五輪の決勝では、日本のシュートを阻んでいるのを見て、
これは難しい試合になるんじゃないかなと思ってた。

それでも、ブラジル戦やフランス戦で見せた、粘り強い守備で耐えることができたら、
時間の経過とともに、準決勝で120分を戦ったアメリカ相手に、
コンディション面で優位に立てるかなと思ってたんやけど、
モーガンとワンバックをダイレクトに目指すサッカーを志向してきたアメリカに、
前半の早い段階で失点を喫してしまった。

ここまで、先行逃げ切りの形で勝ち上がってきた日本にとって、
前半で1点ビハインドという状況は、後々の展開に重くのしかかったね。

さらに、後半の早い時間帯にも失点を喫し、2点を追いかける展開に。

五輪で2大会連続金メダルのアメリカ相手に、
2点ビハインドを背負うのは、絶望的な状況やけど、
それでも、「追いついてくれるんじゃないか」と思って試合を見ていたのは、
昨年の女子W杯の決勝で信じられない同点劇を見せてくれたから。

それだけに、大儀見のシュートが決まって1点を返した瞬間、
歓喜の再現を期待したんやけどね。



試合終了が近づくにつれ、、時間稼ぎを行うシーンや、
ラフプレーが目立ってきたアメリカ。

五輪のディフェンディングチャンピオンとして、褒められたプレーでは無いけど、
昨年の女子W杯で、日本相手にショッキングな敗戦を喫した事で、
アメリカの選手達のこの試合に懸ける意気込みは、並々ならぬものがあったんやと思う。

日本の選手達にも勝ちたいという気持ちはもちろんあったんやろうけど、
そういう、飢餓感と言うか、ギラギラしたモノの差が、
最終的に2-1という差に表れたんじゃないかなと思うわ。



昨年の女子W杯で優勝した事で、世界から警戒される存在になった日本。

彼女達は、五輪には挑戦者として臨んだやろうけど、
そうはさせてくれない対戦相手達がいて、
昨年、ドイツの地で“女子サッカーのバルセロナ”と称えられたパスワークは、
ほとんど発揮できず、苦しい試合を強いられた大会やった。

それでも、金メダルは獲得できなかったとはいえ、
決勝まで駒を進めた事は十分称賛に値する事やと思う。

アメリカ戦前の記者会見で、佐々木監督が、
「漢字では金より良いと書いて銀と読むので、もし銀でも次に繋げていければ良い」
みたいな事を言ってたけど、この銀を次に繋げていけるかは、全ては彼女達次第。

この試合での悔しさを糧に、自身を成長させ、
次の大会での勝利に繋げていって欲しいなと思います。



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2012年8月9日

日立台のアウェイゴール裏で「土曜日は頼むぞ」と叫ぶ



日立台行ってきました。


ガンバ大阪12柏レイソル


ホームで行われた1st legで3-1と惨敗し、
勝ち上がる条件は非常に厳しい状況で行われた2nd leg。

先のリーグ戦からスタメン7人を入れ替えてる時点で、
この試合の位置付けは見てとれるのに、
そんな試合をわざわざ有給を取って見に来ている俺は、
本当に物好きやなとつくづく思う。

それでも、佐藤のゴールで同点に追いついた時は、
淡い期待を抱いてしまったんやけども。



前半は、キックオフ直後から、ベスト4進出を確実なものにするために、
猛然と前から襲いかかってくるレイソルの選手達に対し、
ハーフウェアラインを越えて、相手陣内に入るのすらやっとな展開。

そんな圧力に屈し、CKからあっさりと先制点を献上してしまった。

これでベスト4進出を確信したのか、柏がペースを緩めたことで、
ガンバはボールを持てるようになったね。

但し書きがつくものの、前半30分の佐藤のゴールから、後半25分ぐらいまでは、
内容の良いサッカーができていたんじゃないかな。

結果的に追加点は奪えず、逆に工藤に勝ち越し点を許してしまう、
不本意な展開になったけど、そこまで悲観的になる必要は無いと思うわ。



この試合でガンバ加入後初出場を飾ったのは、
右SBのエドゥワルドと、GKの武田。

俺は、エドゥワルドのプレーは一度も見た事が無くて、
てっきり、ミネイロ的なSBをイメージしてたんやけど、
意外とちゃんとこなしてた印象やったわ。

故障明けということもあってか、途中でベンチに退いちゃったけど、
変に韓国人のDFを補強するよりも、使える見込みはあるんとちゃうかなと思う。

武田は、ファインセーブもあったけど、
ゴール裏にいても、あんまり声が聞こえてこなかったのが残念やったな。

DFラインとの連携が拙い分、
木村のように、積極的に声を出してコーチングをしてほしかったね。

あと、家長もガンバ加入後初出場になるけど、
ヤツの場合、出戻りっていう形になるから、先の2人とはちょっと違う。

でもまあ、一応この試合を見て思ったのは、走らないのは相変わらずとは言え、
ボールの預けどころとしては計算できる選手やし、
ボールを持った時のなんかやってくれそうな感じも、錆ついてない感じやったしね。

これから得点に絡むシーンを増やして、
仇で返した以上の恩恵を、ガンバにもたらして欲しいと思います。


土曜日は大阪ダービー。

この試合から中2日で疲れもあるやろうけど、
それは鹿島とナビスコを戦ったセレッソにとっても同じこと。

絶対に負けられない戦いに勝利して、J1残留に向けて、
大きな弾みをつけてほしいと思います。


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2012年8月8日

負ける時は往々にしてこんなもんです



日本13メキシコ


メキシコのアステカスタジアムで、日本の釜本が開催国のメキシコ相手にゴールを挙げ、
銅メダルを獲得したのは44年前の話。

その、メキシコ五輪以来のベスト4進出を果たした日本の前に立ちはだかるのは、
こちらも、44年前に、日本と銅メダルを懸けて戦った時以来となる、
ベスト4進出を果たしたメキシコ。

なんとなく運命的な物が感じられた試合で、
お互いにメダルへの思いが強かったやろうけど、
こういう試合はミスをした方が負けると、つくづく思い知らされたね。



日本のスタメンには、先日のエジプト戦で負傷し、
この試合への出場が危ぶまれていた永井が名を連ねていたので、とても驚いた。

スーパーサブとして起用するんじゃないかという報道もあったけど、
冷静に考えてみたら、途中出場でピッチに送り出して、
「やっぱり駄目でした」なんて言われて、また交代させる羽目になったら、
無駄に2つも交代枠を使ってしまうからね。

まあ、90分引っ張ったのはどうかと思ったけど、
この試合で永井の起用を前提として考えてたんやったら、
先発出場させた関塚さんの判断は妥当やったと思う。



キックオフ直後から、お互いに様子を窺うような感じで試合が進む中、
先制したのは日本やった。

ペナルティエリアの手前で、ボールを横に動かしていく中、
上手くマークを剥がした大津の右足一閃で、華々しく日本に先制点をもたらした。

バイタルエリアをあんなにポッカリ空けていたメキシコの守備もどうかと思ったけど、
なにはともあれ、ここから日本は優勢に試合を進める事ができたね。

ただ、メキシコの同点ゴールでその流れが一変してしまった。

CKをニアで後ろに逸らされ、
それを、大会前のテストマッチでも日本相手にゴールを決めている、
ファビアンに頭で押し込まれ、日本としては、今大会で初めて失点を喫してしまったね。

ただ、メキシコにしてみれば狙い通りの形だったとはいえ、
あんなに上手く決まる事って珍しいから、この場面で守備陣を責めることは酷。

それに、そのCKに結びついたプレーも、メキシコのオフサイドっぽかったし、
日本としてはアンラッキーが重なった形やった。

そう考えると、失点した事でナーバスになる必要は無いんじゃないかと思ったんやけど、
ここからメキシコに試合の主導権を握られてしまったね。



1-1のタイスコアで迎えた後半も相変わらずメキシコのペース。

相手ボールの時間帯が長く続くと悲観的になりがちやけど、
大会前のテストマッチの時も、こういう展開が長く続いたものの、
少ないチャンスをモノにして、勝つ事ができたから、
辛抱強く戦えば、この試合でもきっと勝機はあると思ってた。

でも、耐えてる方が先にミスを犯してしまえば、
その勝機はどうしても遠ざかってしまう。

権田がアンダーハンドで出したボールを受けた扇原が、
メキシコの前線からのプレッシャーに屈してボールを失うと、
これをペラルタにシュートまで持ち込まれ、勝ち越しを許してしまった。

試合後、扇原が責任を感じて号泣していたらしいけど、
メキシコは明らかに、権田が扇原にボールを渡すところを狙っていたのに、
それにも関わらず、あえてそこに出した、権田のプレーが軽率やったなと思う。

でも、権田は、グループリーグからずっと安定したプレーを披露して、
最後尾から日本を支えてきたから、あんまり責めたくはないんやけどね。

まあ、勝ち越し点を許しても、まだ25分あるから、
落ち着いて攻めれば良い思ったんやけど、
若い選手達に、大舞台でそこまでの余裕を求めるのは酷なのか、
ここから見るに堪えないミスを連発。

杉本、宇佐美、斎藤と交代カードを切るも、流れは好転せず、
反対に、試合終了間際に3失点目を喫し、ジ・エンド。

若き日本代表の挑戦は、ベスト4の壁に阻まれて終わってしまった。



銅メダル以上の成績を挙げる事はできなくなってしまったけど、
五輪予選からこのチームを見てて、
まさかメダルを懸けての戦いができるなんて思ってもみなかったから、
素直にU-23のここまでの健闘を称えたい。

でも、まだ五輪は終わったわけじゃない。

3位決定戦で対戦する韓国に絶対勝利して、
44年振りのメダルを日本に持ち帰って欲しいなと思います。



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2012年8月5日

決戦の地はウェンブリーへ



日本30エジプト


メキシコ五輪以来、44年振りのベスト4進出。

快挙には違いないんやけど、苦戦を予想していたのにも関わらず、
あまりにもあっさり勝ってしまったから、
特別、感想らしい感想が無いのが正直なところ。

昨日の女子のブラジル戦みたいに、苦戦の末に勝利を掴んでくれたら、
まだ色々と書きようがあるのになって思っている俺は、贅沢が過ぎるんやろうか。



前半からボールを支配したのは日本。

エジプトは、日本のパス回しに翻弄され、
マイボールになっても、日本の前線からの守備にかなり手を焼いていたね。

さらに日本は、セットプレーからも何度か惜しいチャンスを演出していたし、
得点が入るのはもはや時間の問題っていう感じやった。

そして、その必然のゴールを挙げたのは永井。

清武が右サイドでボールを奪うと、すかさず永井へスルーパス、
永井とエジプトのDF・GKの3人がもつれる展開になったけど、
接触しながらも上手くボールを持ちだした永井が、
無人のゴールに蹴り込み、日本が先制!!

ただ、この時の接触プレーで永井が脚を痛めて、斎藤学と交代。

グループリーグから、前線からのチェイシングと、ゴールゲッターという、
2つの役割を十分すぎるほど全うして、チームを牽引していた永井だけに、
ケガの程度が心配されるところやね。

さらに、前半終了間際には、清武のスルーパスに抜け出した斎藤を、
エジプトのDF、サードが倒し一発レッドで退場に。

これで日本はスペイン戦と同様、数的優位の状況で戦うという、
願っても無い展開になったね。



1点リードで迎えた後半も、日本ペースで試合が進み、
吉田、大津が加点し、3-0で勝利。

対するエジプトも、反撃する気持ちはあったんやろうけど、
3人交代枠を使い切った後に、負傷者が出て、
最終的には9人で戦う羽目になったのを見ると、
さすがに同情せざるを得なかったわ。

ただ、日本も、東が、ボールや人とは関係の無い、
DFラインとの駆け引きの際に足首を挫いてしまい、
酒井高徳と交代するというアクシデントもあった。

東も、永井と同じくらいチームへの貢献度が高かっただけに、
準決勝以降の試合への影響が懸念されるところやね。



準決勝の相手はメキシコ戦。

メキシコとセネガルの試合はウェンブリーで行われたため、
マンチェスターで試合のあった日本と比べると、移動の負担が無いけど、
こちらは延長戦まで戦ったから、その影響がどう出るかっていうのはあるかな。

日本は、大会前のテストマッチでメキシコに勝利しているから、
その良いイメージを持って、この試合に臨みたいところやね。

いずれにせよ、ここまできたら、
一番輝いている色のメダルを取れるように頑張って欲しいね。



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鬼門と化していた万博でようやく勝った



ガンバ大阪31大宮アルディージャ


世間的には20時からのU-23のエジプト戦に注目が行ってたけど、
「それよりも重要な試合があるだろうが」と、
世間の流れと逆行するかのように、見始めたJリーグ20節。

ガンバのスタメンは、右SBに加地が復帰し、
佐藤の代わりにパウリーニョがレアンドロと2トップを組む形になったね。

前半はガンバがボールを支配して攻める形が続いたけど、
パウリーニョのシュートと、レアンドロのシュートが、
立て続けにポストに嫌われたり、倉田のシュートが江角の好セーブに遭うなど、
攻勢に試合を進めながら、先制点を奪う事ができなかった。

ただ、右SBに加地が復帰したプラス効果は思いのほか大きくて、
オーバーラップのタイミングが絶妙で、
この試合は、右サイドで攻撃が停滞する事が少なかったと思う。

故障前のパフォーマンスがイマイチだったこともあって、
そこまで期待してなかったんやけど、
何年も代役を見つけられない事からもわかるように、
加地は偉大やなって再認識させられたわ。



スコアレスで前半を折り返し、迎えた後半。

前半の大宮は、どういう形で攻めたいのか、あまり狙いがはっきりしてなかったけど、
後半になって、「サイドから入れたボールに中のマークがズレる」という、
ガンバ守備陣の悪癖を突いて、得点のチャンスを窺ってきたね。

そして、情けない事に、ガンバは相手の狙いにまんまとハマってしまい、
長谷川に左足でシュートを決められ、先制点を献上してしまった。

今野は、長谷川が右利きということもあって、
右足のシュートコースを切ったけど、あのシーンは中を切っておきたかったところやし、
藤春も、長谷川にボールが渡った際に、
すぐに今野のフォローに入っていれば、あのシュートは打たれなかったはず。

こういうところの甘さが、リーグワースト2位の失点数を物語ってるんよな。



1点を追いかける展開になったガンバやけど、
もう一度流れを引き戻すのにさほど時間が掛からなかった。

きっかけになったのはパウリーニョ→佐藤の選手交代。

ここ最近、狙いのよくわからない用兵が目立って、
松波に対して不満があったけど、この交代はズバリ的中。

交代で入った佐藤が、江角に倒されPKを獲得すると、
これをレアンドロが落ちついて決めて同点に。

主審の東城がなかなか蹴らせてくれなくて、
レアンドロとしては、待たされる時間が続いて蹴りづらかったと思うけど、
よく集中力を切らさずに、確実に決めたと思うわ。

ただ、このPKで集中が切れたのは大宮の方だったようで、
同点から1分後、二川の右サイドからのスルーパスに抜け出したレアンドロが、
ループシュートで江角の頭上を破り、勝ち越し。

さらに、佐藤のミドルシュートのこぼれ球を拾った倉田が、
ドリブルでペナルティエリアに侵入し、3点目のゴールを挙げ、
1点ビハインドの状況から、ものの20分足らずで試合をひっくり返し、
試合の大勢を決めてしまった。

1試合を通して見るとまだまだやけど、この20分間からは、
昨年の夏場のガンバを垣間見る事ができたね。

その後、レアンドロにハットトリックのチャンスがあったけど、
結局達成はお預けという事になり、守備固めに武井を投入して、
上手く時間を使って試合をクロージング。

4月の清水戦以来遠ざかっていた、ホームでの勝ち点3を、
ようやく挙げる事ができたね。



次節は、お互い残留を懸けて戦う大阪ダービー。

…やけど、その前にナビスコカップの柏戦があるね。

1st legでホームで3失点を喫して負けてるということもあって、
勝ち上がる見込みは少ないけど、新しい選手などを使って、
今後の戦いに繋がるような試合をして欲しいね。

例えば、この試合で何度もTVカメラに映されていた、
41番を起用してみるとかさ。

水曜日は、その辺を楽しみに日立台に向かいたいなと思います。



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2012年8月2日

凡戦だったけど、宇佐美が見れたからとりあえず満足してたりする



日本00ホンジュラス


試合自体は、見所の少ない凡戦やったけども、
既に決勝トーナメント進出を決めていて、
引き分けでもグループ首位での通過が可能だったわけやから、
この試合に於けるミッションはクリアできたね。



この試合が凡戦になった最大の要因として、
モロッコ戦からスタメンを5人入れ替えてきて、
連携面が拙かったことが挙げられると思う。

変にスタメンをいじりすぎて、ホンジュラスに負けるようなことがあれば、
グループ2位通過になって、決勝トーナメントでブラジルと当たってしまうから、
確実にグループ首位で通過するために、
あまりスタメンはいじらないんじゃないかと思ってたけど、
関塚さんも思い切った事するんやなって思ったね。

まあ、そのおかげで宇佐美のプレーが見れたから、
ガンバサポの俺的には満足してるんやけどね。

ただ、右サイドでの起用っていうのが、イマイチ腑に落ちない部分ではあったけども。

おそらく関塚さんは、宇佐美を左サイドに置くと、
同サイドのSB、酒井高徳も攻撃的な選手ということで、
守備面に不安が残ると考えたんかなと思う。

でも、宇佐美の最大の持ち味は、
左サイドからドリブルで中央に切れ込んだ時のプレーやから、
正直、この試合で持ち味を発揮できたとは言い難かったね。

決勝トーナメントでどれぐらいチャンスが貰えるかわからんけど、
出場したら、宇佐美らしいプレーを見せてくれる事を期待したいね。



そんな凡戦の中で光ったのは、グループリーグ全3試合を、
全て無失点で乗り切った守備陣。

高い位置を取る、左SBの酒井高徳の裏のスペースは何度か使われたけど、
帰陣の速さと、体を張ったディフェンスで水を洩らさなかったし、
右SBで起用された村松は、本職じゃないこともあってか、
ビルドアップに苦戦している節も見受けられたけど、
1試合通して見たら、問題無くやれてたと思う。

そして、今大会での、吉田と鈴木の両CBの安定感は特筆すべきものがあるよね。

その中でも、ヒヤッとするシュートを何本か打たれたけど、
権田のファインセーブで得点を許さなかった。

守備陣がこの安定感を継続できるようなら、
決勝トーナメントでも十分に戦えると思うね。



次戦、決勝トーナメント1回戦の相手はエジプト。

エジプトは、今年2月、スタジアムでの暴動の発生により、
2011-2012シーズンの国内リーグが中止になったことで、
幸か不幸か、代表チームの強化に使える時間がたくさんあったそうで、
なかなか良いチームに仕上がっているらしい。

でも、さすがにそんなエジプトと言えど、
ブラジルより強いって言う事は無いはずやと思うから、
きっちりエジプトを叩いて、ベスト4進出を決めて欲しいと思います。



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