2014年12月29日

2014年シーズン・参戦記録



天皇杯が終わってから、すっかりブログの更新がご無沙汰になっていたけど、
これを書かないと自分の中でシーズンが終わった気がしないので、
書いておきます。


【2014年シーズン参戦成績】

3月1日 vs浦和レッズ @万博 0-1 負け
3月8日 vsアルビレックス新潟 @ビッグスワン 2-0 勝ち
3月15日 vsベガルタ仙台 @ユアスタ 0-0 引き分け
3月29日 vsサガン鳥栖 @ベアスタ 0-2 負け
4月12日 vsセレッソ大阪 @長居 2-2 引き分け
4月26日 vs川崎フロンターレ @等々力 1-2 負け
5月3日 vs横浜F・マリノス @日産 0-2 負け
5月10日 vs名古屋グランパス @豊田 2-1 勝ち
5月17日 vsFC東京 @味スタ 0-3 負け
8月9日 vs大宮アルディージャ @NACK5 2-0 勝ち
8月23日 vsヴァンフォーレ甲府 @山梨中銀 3-3 引き分け
9月20日 vsセレッソ大阪 @万博 2-0 勝ち
9月23日 vs清水エスパルス @日本平 3-0 勝ち
10月5日 vs鹿島アントラーズ @カシマ 3-2 勝ち
10月12日 vs川崎フロンターレ @等々力 2-3 負け
10月22日 vs柏レイソル @日立台 0-1 負け
11月8日 vsサンフレッチェ広島 @埼玉 3-2 勝ち
11月22日 vs浦和レッズ @埼玉 2-0 勝ち
11月26日 vs清水エスパルス @味スタ 5-2 勝ち
12月6日 vs徳島ヴォルティス @鳴門大塚 0-0 引き分け
12月13日 vsモンテディオ山形 @日産 3-1 勝ち


21戦、10勝4分7敗


3冠を達成したシーズンという事もあって、例年より試合数と勝利数が増え、
2009年以来の20試合以上参戦、2ケタ勝利を達成しました。

去年はJ2で試合数が多かったのにも関わらず、
9試合しか参戦できなかったことを考えると今年は頑張った方だと思う。



そんな21試合の中で、今年初めて行ったアウェイは、鳥栖と甲府と徳島の3か所。

鳥栖はサッカー専用で良いスタジアムだったけど、
土砂降りの悪天候の中での試合だった上、試合も負けたので、
あんまり良い思い出が無かったな。

悪天候が影響して観光らしい事もできなかったしね。

甲府は、今まで行こうとした事は何度もあったものの、
急に仕事や用事が入ったりしてなかなか参戦できずにいたけど、
満を持して今季初参戦。

勝利して東京に帰りたかったところやったけど、得点力不足の甲府相手に、
まさかのラッキーゴール2発と、スーパーロングシュートを叩き込まれ、
3-3のドロー決着。

観光でも、金精軒の水信玄餅が目の前で売り切れるなど、
なかなか後味の悪いアウェイ参戦となってしまいました。

徳島に関しては、9年振りのリーグ優勝を決めたとあって、
忘れられないアウェイ遠征になったね。

凍えるような寒さの中、試合内容もお寒い感じだったけども、
遠藤がシャーレを高々と掲げる瞬間に立ち会えた事は、サポーター冥利に尽きたわ。



来季も、今季に引き続き、20試合ぐらい参戦したいなと思ってるけど、
その中でも、やっぱりACLのアウェイに行きたいね。

2011年のGWにメルボルンに行ったのが最後かな。

ただ、グループステージの日程を見る限り、参戦できる試合が無さそうなので、
日程の都合が合えば、決勝トーナメントの試合に行ければ良いかなと思う。

まあ、そのためにはガンバがグループリーグを突破する必要があるけど、
そこはまあ、やってくれるでしょう。

国内に目を向ければ、昨年、チケットが取れずに断念した、
松本のアルウィンには是非とも行きたいところ。

あとは、7年前に1回行っただけの広島にも、久々に行きたい。

来季は2ステージ制になって、例年とは趣の異なるリーグ戦となると思うけど、
ガンバが試合をやる以上、応援には行くつもりなので、
来季の日程が発表されるのが今から楽しみやね。



にほんブログ村 サッカーブログ ガンバ大阪へ










2014年12月14日

クラブ史に永遠に輝くトリプルクラウン


日産行ってきました。




ガンバ大阪31モンテディオ山形


9月、天皇杯で広島を破ったあたりから、
「三冠の可能性があるのはガンバだけ」と言われはじめて、
その言葉を聞く度に「さすがにそれは無いやろ」と思っていたけど、
無いと思っていたことが実際に起こってしまった。

ただ、そんな偉業を達成したのにも関わらず、
喜びを爆発させるでもなく、涙を流すでもなく、
いつもの1勝のように喜びを分かち合う、ガンバの選手達。

そんな選手達と同様に、三冠達成という現実を、
意外と冷静に受け止めているサポーターも多いんじゃないだろうか。

タイトルを獲ったのが嬉しくないのかと言われたら、決してそんなことは無くて、
今までどのタイトルも獲得するのにすごく苦労した記憶があるのに、
J1復帰1年目で、いきなり3つも獲れて、拍子抜けしているというかなんというか。

おそらく、今季達成した事の偉大さって、
何年か経ってから実感できるものなのかなと思う。



この日のガンバのスタメンは、1週間前の徳島戦から阿部と米倉が故障で外れ、
代わりに倉田と藤春が入るという布陣。

まあ、この2人もレギュラーに遜色無い実力は持っているし、
ベストメンバーと言っても差し支えのない布陣だと思う。

対する山形は、キム・ボムヨンが累積警告で出場停止だったのと、
ガンバからレンタル移籍中の川西が、契約条件により出場できず。

上手い具合に山形のパワーダウンに成功したわけやけど、
まさかガンバのフロントも、レンタル移籍の契約をした時は、
こんな重要な試合で契約内容が有効になるとは思ってもみなかっただろうな。



そんな山形は、1週間前の徳島ばりに守備を固めてくるという報道もあったけど、
蓋を開けてみると、前線から積極的にプレスを掛けてきたね。

この試合用にに自分達の戦い方を変えるのではなく、
今季、自分達がやってきたことを貫くという決意は素晴らしいけど、
柏然り、札幌然り、石崎監督の率いるチームって、
どこも同じような戦い方になるよな。

以前のガンバは、バックパスを有効的に使って、前からプレスに来た選手を食い付かせ、
後ろに空いたスペースにミドルレンジやロングレンジのパスを通して仕留めるっていう、
器用なやり方で石崎監督のサッカーを攻略していたけど、
この日のガンバは、「プレスを受け止めて、個のクオリティで試合を決める」
という、強引にねじ伏せた感じの戦い方だったように見えた。

東口のゴールキックをパトリックが競り勝って、
宇佐美に落としたところから生まれた先制点と、
相手CKからのロングカウンターで仕留めた2点目なんかは、
完全に2トップのクオリティが炸裂したシーンだったね。

それにしても、パトリックのデル・ピエロゾーンからの一撃には、
「そんなことできんのかい!」って感じで驚かされた。

まあ、この場面以外はいつものパトリックだったので、
安心(?)したけどね。



ただ、前半のうちに3点目を取るチャンスがあったにも関わらず、
そこで取り切れなかった事が、後半の山形の反撃に繋がってしまった。

山崎に代わって林が投入され、2トップになったあたりから、
思いのほか修正に時間が掛かってしまい、その間に山形にペースを握られてしまったね。

ただ、ディエゴのシュートを東口がセーブする場面はあったものの、
ほとんどのシュートが枠外に飛んだ事で、そこまで冷や汗をかくこともなかったかな。

まあ、それも東口がコーチングでCBを動かして的確にシュートコースを切り、
東口自身はちゃんと限定したシュートコースにポジションを取っているからなんやけどね。

ロメロ・フランクにはゴールを許し、
1点差に詰め寄られたけど、この失点は事故みたいなもの。

多分トラップミスやろうと思うけど、
同じ場面でもう一度同じパスを出せと松岡に言っても、多分出来ないだろうしね。


試合終盤、山田が足を攣ってピッチ外に出ている間に、
宇佐美が3点目のゴールを叩き込み、試合は決着。

2000年の鹿島以来、2クラブ目の三冠を達成し、
ガンバの2014年シーズンは幕を閉じました。

これからオフシーズンに入るわけやけど、
来月はアジアカップ、そして2月からはACLが開幕するので、
去年のように長いオフで退屈を持て余す事はなさそう。

やっている選手は大変だと思うけど、
来季も、この2ヶ月で3回も歌った「カンピオーネ」を歌いたいので、
短いオフだと思うけど、十分に体を休めてください。

See You Next Season !!




にほんブログ村 サッカーブログ ガンバ大阪へ











2014年12月7日

鳴門の寒空に銀色のシャーレが輝く



徳島でしっかりと見届けてきました。




ガンバ大阪00徳島ヴォルティス


J2降格が決まり、絶望の中で1年でのJ1復帰を誓った2年前。
絶対条件だった1年でのJ1復帰を達成し、静かに長いオフに入った1年前。
味スタでFC東京相手に叩きのめされ、降格圏でリーグ中断期間に入った半年前。

色々な事があったこの2年間、優勝したいという気持ちは常に持っていたけど、
それが2014年12月6日に訪れるとは思ってもみなかった。

正直、0-0で後半40分ぐらいまで来た時は、
「やらかしてしまったのか」と不安になったけど、恐る恐る他会場の経過を確認すると、
目に飛び込んできたのは、浦和と鹿島がリードされているとの情報。

リーグ最終節で優勝の可能性のあるチームが3チームともやらかすなんて、
毎シーズンのようにドラマチックな脚本が用意されている
Jリーグ以外ではありえないやろうね。

最後まで他力本願だった感は否めないけど、
優勝はこの1試合だけのパフォーマンスで決まるんじゃなくて、
1年間で1番多く勝ち点を積み重ねたチームに与えられるものやから、
そう考えると、今季のガンバは優勝に相応しかったと思う。



個人的に、ガンバで一番リーグ優勝させてあげたかった選手って明神と加地なんよね。

明神に関しては、2006年、柏のJ2降格に伴い、ガンバに移籍してきて、
大明神と呼ばれるほどの大活躍を見せてくれたけど、
ナビスコ、ACL、天皇杯と、カップ戦のタイトルは獲得してきたものの、
リーグでは、優勝争いはするもののあと一歩のところで手に入れられなくて。

そして、ガンバがなかなかリーグ優勝を勝ち取れずにいる中、
古巣の柏がリーグ優勝を果たしたことで、思うところもたくさんあったと思う。

今季はスタメンで出場する機会は少なかったけど、
出場した試合では良いパフォーマンスを見せて、
ガンバの選手層に厚みを加えていたし、
大明神と呼ばれた頃ほどではないにしろ、貢献度は高かった。

明神も、ようやくガンバに来た目的が果たせて、
やっと報われた気持ちなんじゃないだろうか。

加地に関しては、明神と同じようにリーグ優勝したくてガンバにやってきたけど、
それが果たせぬまま今年の夏にアメリカに移籍してしまった。

加地がアメリカに移籍した時期は、
ちょうどガンバが降格圏でリーグ中断期間に入った頃で、
その頃は、まさか半年後に自分がガンバに来た目的が達成されようとは、
加地も思ってもみなかったと思う。

ただ、今季を戦った選手の中に加地の名前はしっかりと刻まれているし、
これまでのガンバの、良い時期も悪い時期も支えてくれた加地にも、
銀色に輝くシャーレを捧げたい。

アメリカではチームが解散するなどして厳しい時間を過ごしているみたいやけど、
この経験を糧に、今後のサッカー人生を実りの多いものにしてほしいね。



正直なところ、勝って優勝を決めたかったっていうのが本音で、
試合が終わってもゴール裏は喜び爆発っていう感じじゃなくて、
「優勝したの?・・・や、やったー(棒)」みたいな感じの人が多かったね。

まあ、首位で最終節を迎えるってなった時に、
徳島には勝てるやろって思ってたサポーターは俺だけではなかったと思うし。

ただ、この試合での徳島の戦いぶりからは、
J1で最下位に沈んでいるような貧弱さは感じられなかった。

かつてコバやんが山形を率いていた時は、ガチガチに守って、
カウンターで奪った虎の子の1点を守り切るってサッカーをやっていたけど、
今季の徳島は昇格チームの割にはそこまで引き籠らない印象だった。

まあ、その戦い方でJ1に挑んだ結果が、今の徳島の成績だと思うんやけど、
この日の徳島の戦い方は、山形のそれだった。

そこに喪章を付け、ホーム最終戦でのホーム初勝利を目指すという、
モチベーションが加わった相手が簡単なわけがない。

今季の徳島にとって、J1の思い出は苦いものだったと思うけど、
少なくとも、ガンバに対して存在意義を示したと思う。

2回目のリーグ優勝を決めた試合で対戦した徳島は、
手強い相手だったってことでね。



遠藤が鳴門の寒空に銀皿を掲げる姿を見て、
達成感みたいなものが体中にこみあげてきたけど、
勝利の美酒に酔いしれるのはまだ早い。

来週、日産で賜杯を掲げる遠藤の姿を見るっていう仕事が、
まだ我々サポーターには残されている。

この2年間、悔しい思いをたくさんしてきたので、
まだまだ喜ぶ体力は残っていますよ。



にほんブログ村 サッカーブログ ガンバ大阪へ













2014年11月29日

大鳴門橋の向こうにシャーレが見えた



ガンバ大阪31ヴィッセル神戸


残り1節というところで遂に首位浮上。

埼玉スタジアムで浦和に勝った時点で、
ガンバが神戸と徳島に勝つものだという前提で、
浦和がどこで星を落とすか考えていた人も多いと思う。

まあ、正直、俺もそのうちの1人やったわけやけど、
今月の仙台戦で起こったような事が、
神戸戦でも起こるんじゃないかという不安もどこかにあったんよね。

そんな不安を吹き飛ばしてくれたのは、
水曜日の天皇杯で長い眠りから目を覚ました宇佐美だった。

試合の序盤こそ神戸にペースを握られる時間帯があったけど、
今季の黄金の脚賞に輝いた、東口をはじめとした守備陣の奮闘でこれを跳ね返すと、
宇佐美が前半37分と後半4分にゴール。

天皇杯の清水戦から中2日の過密日程で迎えたこの試合やったけど、
清水相手に得た良いイメージを、神戸相手に体現するには、
これぐらいの試合間隔がちょうど良かったのかもしれない。

2点とも素晴らしいゴールやったけど、
圧巻だったのは、前半43分のパトリックのゴールをアシストしたプレー。

左サイドからドリブルで切れ込むと見せかけて、
2人のDF間にパスを通して、パトリックへの完璧なお膳立てをしたわけやけど、
ドリブルのステップと同じ足の動きから放たれたパスに、
神戸の選手はタイミングが掴めずに反応できていなかったね。



ところが、3点目を挙げてから気持ちが緩んだのかペースを落としたのか知らんけど、
神戸に攻め込まれる場面が増えてしまった。

小川に1点を返され、その後も神戸ペースというのは変わらなかったけど、
この試合はこれ以上失点しないだろうなという気持ちがあったんよね。

だって、得点を期待されて後半から投入されたはずのペドロなんとかさんが、
試合が止まる度にヘラヘラと笑いながら遠藤と談笑しているだもん。

消化試合モードに突入して、
試合へのモチベーションの持って行きどころに苦労するのはわかるけど、
1点返した後、喜びもせずに走って自陣に戻って行った小川が不憫に思えてしまったね。



次節は徳島とアウェイで対戦。

自力で優勝を決められるところまで来たわけやけど、
まだ何も勝ち取っていない。

2007年の浦和のような事が、ガンバに降りかからないとも限らないけど、
この試合を見る限り、選手はしっかりと地に足を付けて戦ってくれそう。

来週は、キャプテン遠藤が高々とシャーレを徳島の空に掲げる瞬間を、
目に焼き付けてきます。




にほんブログ村 サッカーブログ ガンバ大阪へ










2014年11月27日

元日じゃない国立じゃないピッチに辿りついた



青くライトアップされた、魔境・味の素スタジアム。


これを綺麗だと思える感情は、俺の中に全く無く、
闇夜に不気味に照らし出された要塞のように見えたのは、
被害妄想が過ぎるんだろうか。

ただ、この日、ガンバサポが陣取った場所が、
何度も辛酸を舐めさせられてきたアウェイゴール裏ではなく、
ホームゴール裏だった事が、味スタの魔力を弱めたのかもしれない。


ガンバ大阪52清水エスパルス


土曜日のリーグ戦から3人スタメンを入れ替えたガンバに対し、
清水は9人の入れ替え。

これだけ選手を入れ替えると、さすがに個の力の差は明確で、
前半の早い時間に宇佐美とパトリックが立て続けにゴールを決めて、
あっさりと2点リードを奪ってみせた。

早々に楽勝ムードが漂う中、ここから清水の反撃に遭い、
加々美と高木次男にゴールを決められ、試合は振り出しに。

やはり、味スタの試合では一筋縄ではいかないと思ったけど、ここからズルズルいかず、
倉田のクロスから、パトリックが1点目と同様に圧巻の高さと強さを見せて、
再びリードを奪ったことで、悪い流れを前半のうちに食い止めることができたね。



この日の左サイドは、昨季のレギュラーである倉田と藤春のユニットやったけど、
高い位置でワンツーや細かい連携で崩そうとして失敗し、
被カウンターの起点になっているように見えた。

藤春に関しては、次節の神戸戦のスタメンが濃厚やねんから、
もっと奮起して欲しいね。

その2人の後ろに控える左CBは金正也に関しても、
安心して見れるとまではいかなかったけど、
最近の岩下も大概やから、さほど気にならんかったかな。

むしろ、相棒が安定感を欠いているせいか、
最近の丹羽が頼もしく見えてきているのは俺だけだろうか。



ハーフタイムを挟んで迎えた後半は、
5ゴールが飛び交った前半とは打って変わって落ち着いた内容やったけど、
パトリックの落としから宇佐美が見事なループを決めて、4-2。

ここ最近、ゴールから遠ざかっていた宇佐美やったけど、この日は2得点。

得点以外の場面でも動きが良く、閉じていたケチャップの蓋が外れて、
ドバドバ出だす予兆みたいなものを感じたし、
次節の対戦相手は相性の良い神戸なので、是非とも期待したいところ。

そして、氷雨の降る中、平日の味スタに足を運んだガンバサポを、
最後に沸かせたのは仕上げのリンス。

11月26日(良い風呂の日)にリンスが仕上げるなんて、
どういう縁なんだろうかって思ってみたりしたけど、
よく考えたら、清水は7月と9月のリーグ戦でもリンスに仕上げられてるから、
このままやと髪の毛がサラサラになるどころか、
オーバートリートメントで毛穴が詰まってハゲそうやな。


これでガンバは元日じゃない国立じゃないピッチに辿りつく事ができたね。

対戦相手は山口率いる千葉・・・ではなく、山崎と川西を擁する山形。

特に最近の川西の活躍はよく伝え聞くところやし、
対戦が楽しみではあるけど、天皇杯決勝の事を考えるのは、
来月の徳島戦が終わってからでも遅くは無いし、
それはJ1昇格POを控える山形にとっても同じ事。

今は、直近の目標にそれぞれ集中し、お互いに目的を達成した状態で、
12月13日の今季最後の試合で顔を合わせましょう。


にほんブログ村 サッカーブログ ガンバ大阪へ













2014年11月23日

優勝争いの期間、2週間延長でお願いします



埼スタ行ってきました。







写真のアングルを見てもらえば分かる通り、
アウェイゴール裏のチケット争奪戦に敗れてしまい、
バックアッパースタンドで観戦してました。

周囲は赤い人たちがほとんどだったけど、
青いユニフォームを着た人も何人かいたので、
四面楚歌って感じにはならずに心強かったね。


ガンバ大阪20浦和レッズ


ここ数年、観客動員が減少傾向で、
埼スタにかつての雰囲気が無くなってきているなと感じていたけど、
少なくとも、この試合のスタジアムの雰囲気は、
2006年の最終節に味わったものに近いものが感じられた。

まあ、前節が終わってからの3週間、メディアがこぞって、
優勝が懸かった大一番と煽ったおかげっていうのもあるんやろうけど。

そんな雰囲気の中で行われた試合と言うだけあって、
浦和の選手はとても気合いが入っていたこともあり、
試合の大半に於いて、ガンバは劣勢を強いられることになってしまった。

ただ、セカンドボールの出足も良く、
球際もファイトしていた浦和の選手に足りなかったのは、
ゴール前での責任感だろうな。

シンプルにシュートを打っておけばいい場面で、
無駄に手数を掛けてチャンスを潰してくれていたおかげで、
ボールを支配される時間が長かった割に、
ゴールを脅かされる場面はそれほど多くなかったしね。



「両チームのGKが良いと締まった試合になる」という言葉があるように、
この試合も例に漏れず、東口と西川が共に攻守を見せた事で、
均衡が破れずに終盤まで時計が進んだわけやけど、
このまま引き分けかと思われた試合を動かしたのは、
パトリックに代わって途中出場していた佐藤だった。

浦和のFKのこぼれ球からのカウンターで、
宇佐美に代わって途中出場していたリンスのパスから、
佐藤がゴール右隅に決めた作品。

思えば、今季の序盤戦はこの2人の2トップやったけど、
その時は、こんなカウンターで得点する日が来るとは、思ってもみなかったな。



試合終盤に1点リードした事で、
後はコーナーキープして逃げ切りっていう意図が見て取れたけど、
ひょんな流れから今野から倉田へボールが繋がり、
倉田が左足のシュートで西川の脇を破ってみせた。

リンス、佐藤、倉田と、途中出場の選手が結果を出したことで、
長谷川監督としてはしてやったりやろう。

試合前は、浦和の布陣が3バックだということで、
ナビスコカップ決勝の広島戦で散々ボロが出た、
ダイヤモンド型の中盤を採用してくるのかなと思ってたら、
蓋を開けたら、いつもの慣れ親しんだ4-4-2でスタート。

選手交代も、布陣変更では無く、同じポジションの選手を交代だったので、
一見、消極的な采配に見えがちやけど、
相手を意識せず、あくまで自分達の良さが一番出る戦い方を突きつめて、
大一番に臨んだ長谷川監督の英断は素晴らしかったと思う。

対するペトロヴィッチは、引き分けでも良かった試合だったはずが、
最後まで勝利を狙って前掛かりに戦ったことで、
ガンバに付け入る隙を与えてしまったという印象かな。

まあ、これがこの人のブレない信念なんやろうけど、
その信念が、今までタイトルを獲得した事が無いっていう、
事実に繋がっている気もするけどね。

あと、ガンバサポの俺が気にする事でも無いんやろうけど、
興梠は誰の目にも試合に出れる状態じゃなかったと思うんですけど?



この試合に勝って、優勝が決まったような気分でいる人も多いと思うけど、
浦和との勝ち点差はまだ2あるのが現実。

他力本願の状況は変わらないけど、浦和の次節以降の星勘定を気にする前に、
神戸と徳島相手にきっちり2つ勝って天命を待ちましょう。



にほんブログ村 サッカーブログ ガンバ大阪へ










2014年11月19日

セレッソが長居に溜め込んだストレスを日本代表が発散させた



日本21オーストラリア


1週間以上前に来日し、金曜日のインターナショナルマッチをスキップして、
この試合に臨んできたオーストラリア。

随分とリスペクトしてくれたもんだ。

アギーレ体制でこれまで対戦してきた相手の中で、
間違い無く一番やる気のあったチームやったと思う。

それだけに、日本の事をよく研究してきていて、
中央に人を集めて、中央に偏りがちな日本の攻撃をシャットアウトし、
アンカー長谷部の横のスペースを使って攻撃を展開すれば、
ボールの奪いどころが定まらない日本守備陣の間隙を突き、
アタッキングサードまで持ち込む場面が多かった。

縦一本で岡崎を狙う攻撃を繰り出しても、高めに設定されたDFラインと、
GKの積極的な飛び出しにより効果的な攻撃にはならなかったね。

ナビスコカップ決勝の前半ように、
遠藤がサイドに流れて起点を作るなどの変化をつけてみたものの、
パトリックのゴールを生み出したような効果は出ず、
攻守に両方において、採用して日が浅い4-3-3の完成度の低さが露呈されてしまったね。



この状況を見かねたアギーレは、
遠藤と長谷部のダブルボランチにし、長谷部の横のスペースを埋め、
香川をトップ下に配置し、両サイドの本田と武藤をワイドに開かせることで、
中央に人数を掛けてきたオーストラリアの守備陣を外に吊り出そうとしたね。

結局、ザッケローニ体制で慣れ親しんだ4-2-3-1になったわけやけど、
この布陣変更が的中。

自分の持ち味を一番発揮できるポジションに入った香川が、
自由に動いて、ゴール前の狭いエリアで何度もボールタッチをすることで、
徐々に日本の攻撃のテンポが上がっていったね。

まあ、香川に関しては、
相変わらずそこのポジションしかできへんのかっていう
気持ちも少なからずあるんやけど。

ただ、中央でちょこまか動き回る香川を見てると、外に開いた本田を見れないし、
その逆もまた然りと言う感じで、オーストラリアのDF陣は、
完全に対応に困っているように見えた。

どうやら、オーストラリアは日本の4-3-3に対する対策は十分だったみたいやけど、
プランB、プランCを用意してなかったみたいね。



試合の主導権を握ったものの、
なかなか得点を奪えない展開が続いていた日本やったけど、
均衡を破ったのはセットプレー。

本田の蹴ったCKに対し、ゴール前にいたほとんどの選手がニアに突っ込む中、
誰も触れられずにファーに流れてきたボールに、ドフリーで合わせたのは、
後半から遠藤に代わって投入されていた今野。

浦和との大一番を前に代表に召集されたので、疲労の蓄積が心配やったけど、
2試合のうち、出場したのは2試合目の後半45分だけやったし、
その上ゴールも決めるしで、
今までにないぐらい高いテンションでクラブに合流してくれそうやから、
今回ばっかりは、代表に行って逆に良かったんじゃないだろうか。

これで押せ押せムードになった日本は、
ブラジルW杯直前のザンビアとのテストマッチを彷彿とさせる、
森重の華麗なドリブル突破から、
岡崎がキャラに合わないお洒落ヒールでゴールに流し込み、
2点リードを奪うことに成功。

この一連の2得点には、長居が今年一番沸いたんじゃないだろうか。

普段、Jリーグの試合でこのスタジアムを使っているチームが、
あの体たらくなだけに。



このまま何事も無く試合をクローズし、
年内最終戦を終えたかったところやったけど、
日本との対戦でこの男が黙っている訳がない。

ドイツW杯で日本に辛酸を舐めさせたチームからは、
すっかり雰囲気が変わってしまったけど、あの頃から唯一変わらないものは、
ゴール前でクロスを待ち構えるティム・ケーヒルの姿。

ケーヒルをフリーにしてしまった森重の対応はいただけないけど、
ファーサイドでバックステップを踏んでマークを外し、
頭で捕えたボールをゴール右隅へコントロールする一連の流れは、さすがの一言。

前回のアジアカップの決勝で相まみえたように、
再来月のアジアカップでもオーストラリアと対戦する可能性は十分にあるので、
ケーヒルの怖さを改めて再確認できたのは良い経験になったはず。

それに、本大会前に気を引き締め直す意味でも、
一発殴られておいた方が良かったのかもしれないと、ポジティブに捉えましょう。



これで年内の日本代表の試合は終了。

ただ、Jリーグに関しては12月まで盛り上がってもらわないと困るわけで。

遠藤と今野にはこの代表戦2試合で改めて日本中に示した存在価値を、
今週の土曜日、埼玉でも見せつけて欲しい。

それができれば、試合後に6万人が静まり返る様を目撃できるでしょう。




にほんブログ村 サッカーブログ 日本代表へ









2014年11月15日

グランパスが豊スタに溜め込んだストレスを日本代表が発散させた



ナビスコカップ優勝の余韻に浸りながら、この1週間を過ごす予定が、
日曜日から風邪を引いてしまい、
熱&腹痛&酷い鼻づまりと戦いながら1週間を過ごす羽目に。

そして、ようやく風邪が治ってきたなと思ったら、もう代表戦とな。

1週間が経つのは早いもんだねぇ。


日本60ホンジュラス


アギーレ体制以降、低調な試合を続けていた日本代表の姿はどこへやら、
どこぞの強豪かと思わせるスコアで快勝。

この試合が行われた豊田スタジアムは、日本代表の勝率が悪いだけでなく、
今季の名古屋が勝利を挙げれていない事が示すように、
ホームチームが不利という不吉なデータが存在していたけど、
そんな試合前の不安は杞憂に終わったね。

まあ、ホンジュラスのモチベーション云々の話をしてしまえばそれまでやけど、
日本が苦戦を強いられたベネズエラやジャマイカが、
高いモチベーションをもって来日したとも思えないので、
この結果は素直に評価してもいいんじゃないかな。



そんな日本代表の快勝に大きく貢献したのが、
ブラジルW杯以来の代表スタメン復帰となった遠藤と長谷部やと思う。

遠藤に関しては、豪快なミドルで日本の3点目を叩き出したことで、
攻撃面での貢献度がクローズアップされがちやけど、
2人とも守備が素晴らしかったね。

先月のブラジル戦では、
パスの出し手にも受け手にも全然寄せれていなかった事を思うと、
ピンチになりそうなところで素早く間合いを詰め、
時にファウルを犯してでも未然に相手の攻撃を食い止める2人の姿は、
さすが試合の勘所を押さえているベテランやなと思ったね。

そして、良い守備が出来ている時は、往々にして良い攻撃が出来るもの。

特に、長谷部のパスカットから本田が裏に抜け出して決めた、
日本の2点目のゴールはその象徴のようなシーンだったね。



攻撃に関しては、ザッケローニが監督だった頃は、マイボールを大事にし、
試合の主導権を握りながら攻めるというのが日本のスタイルだったけど、
アギーレが監督になってから、ボールを奪ったら前線に素早くフィードするという、
スタイルにシフトしている。

この日も縦に速くという傾向が強く、結果的にそのやり方がハマったけど、
強豪として臨むアジアカップでは、日本相手に守りを固めてくるチームが多いので、
この手は通用しないんじゃないかという気はするけどね。

そういう守備を固めてくるチームと対戦した際に、
ザッケローニ時代にやっていたサッカーを思い出せるかどうかが、
アジアカップ連覇のカギになるんじゃないかなと、個人的に思う。

でも、ポゼッションサッカーをやるとなると、
単調なパス回しに変化をつけられる遠藤の存在は必要不可欠になってくるので、
ブラジルW杯が終わって、ようやく遠藤がガンバに専念してくれると思っていた
ガンバサポとしては複雑なんやけどね。

柴崎よ、君はいつになったら遠藤からポジション奪えるんだい?




にほんブログ村 サッカーブログ 日本代表へ








2014年11月9日

「ナビスコ制覇は序章に過ぎなかった」とシーズンオフに言っていたい



埼スタ行ってきました。






ガンバ大阪32サンフレッチェ広島


「俺達が1番だ!!」

試合前のスタメン発表後に叫んだ仙石さんの口上は、
7年前と同じものだった。

ただ、2005年にリーグを制覇し、2008年のアジア制覇に至るまで、
一つの時代を築いている過程だった7年前とは、
ガンバを取り巻く状況は大きく変わった。

2012年にJ2降格を味わい、1年でJ1への復帰を果たすも、
苦戦を強いられた今季序盤戦。

ブラジルW杯によるリーグ中断明け以降の快進撃により、
西野時代と比較する声も聞こえるようになってきたけど、
今のガンバは何も手にしていないチームである。



対する広島は、ガンバがアジア制覇した2008年はJ2で戦っていたけど、
一昨年、昨年とJリーグを連覇し、勝者のチームとしてガンバと対峙した。

カップ戦の決勝では勝てないというジンクスがあるらしいけど、
さすがにここ数年、多くのビッグマッチを経験してきているだけあって、
試合に落ち着いて入れていたのは広島だったね。

時間が経つにつれて、徐々にガンバもボールを繋げるようになってきたけど、
ペースを掴めそうな時間帯に岩下がペナルティエリア内でハンドを取られ、
PKを献上してしまう。

正直、VTRで見ても触ってるかどうか微妙なところだったのに、
主審の西村さんの目には一体どう見えていたのだろうか。

このPKに対し、東口はコースを読んでいたものの、
外に弾きだすことができず、佐藤寿人に決められてしまった。

その後も悪い流れを止めることができず、
またも岩下がクロス対応で痛恨のクリアミスを犯し、
佐藤寿人に2点目のゴールを許してしまった。



この日のガンバは対3バック用システムである、
中盤をダイヤモンド型にした4-4-2で広島と相対したわけやけど、
3ボランチが、今野、阿部、明神の3人だとパスを捌ける人がいないので、
リードして自陣に引き籠った広島に対し、
なかなか縦にパスを入れられない状態に陥っていた。

それに、広島はサイドを広く使って攻撃してくるので、
3ボランチがサイドに広げられて、パスを繋ぐにもプレスに行くにも、
距離感が悪くなっているようにも見えたね。

おそらく、パスを捌けて守備範囲が広いボランチがいなければ、
このシステムは機能しないように思える。

そう考えると、来季の補強の話で、
清水の本田拓也の名前が挙がってくるのも、なんとなく納得できる話。
(この日の対戦相手の広島のキャプテンも適任だと思うけどね)

ただ、今のガンバには本田拓也はいないので、1点ビハインドになったところで、
今野と明神のダブルボランチにし、遠藤を左サイドに出して応急処置。

これが結果的に、
反撃の狼煙を上げるパトリックのゴールに繋がることになったわけやけども。



反撃を期すガンバは、後半から明神に代えて大森を投入し、
遠藤をボランチに下げて、今野とダブルボランチといういつもの布陣に戻したね。

この布陣変更が見事に的中。

宇佐美のアシストからパトリックがこの日2点目のゴールを挙げ、
試合を振り出しに戻せば、交代で入った大森が公式戦3戦連発となるゴールを決め、
瞬く間に試合をひっくり返してみせた。

清水時代、相手を必要以上に意識するあまり策に溺れ、
ここ一番で弱いという汚名を着せられていた長谷川健太の姿は、
少なくともこの日の埼玉スタジアムには無かったね。


時計の針が午後三時を指そうとした頃、
ガンバの7年振り2度目のナビスコカップ制覇を告げる、
試合終了の笛が曇天の浦和美園に響き渡る。

1年前、J1復帰が決まった時に、
またタイトルを獲得できればいいなと思っていたけど、
まさかこんなに早く機会が訪れるとは思ってもみなかった。

勝利の歓喜に酔いしれるとともに、
西野監督時代に味わったあのワクワクした時間が、
また戻ってくるような予感がしてそれが楽しみでならない。

その予感を確信に変えるためにも、しばらく勝利の余韻に浸った後は、
2週間後に同じ場所で同じことをするのみです。



にほんブログ村 サッカーブログ ガンバ大阪へ












2014年11月2日

東口の手からすり抜けていった勝ち点2



ガンバ大阪11ベガルタ仙台


後半ロスタイムの失点で痛恨のドロー。

柳沢のシュートを丹羽がブロックに行き、足に当たってコースが変わったところ、
東口がセーブし切れず、ゴールマウスに吸い込まれていってしまった。

でも、この試合のこれまでの東口と丹羽のパフォーマンスを考えると、
2人を責めることは酷な話。

どっちかと言うと、1点リードで試合終盤に差し掛かっているのにも関わらず、
大森が強引な中央突破を試みてボールロストしたシーンに象徴されるように、
1点を守り切るのか、追加点を狙いに行くのかというところで、
チーム全体が意識を共有できていなかったのがマズかったと思う。

前節のFC東京戦で、鬼のようなコーナーキープで、
ロスタイムを消費したのを見たばっかりだけに、余計にそう感じたね。



前半は、仙台の出足が良く、セカンドボールを拾えず、
仙台にペースを握られる時間が長かったけど、
「このプレスを90分間続けるのは難しい」というのは、
解説の木場さんの言葉。

その言葉通りに、後半開始直後に仙台の寄せが甘くなったところ、
スルスルと前線に顔を出した遠藤のパスから大森が決めて、ガンバが先制に成功。

1回シュートフェイントで相手DFを滑らせておいてからの、
コースを狙ったシュートという一連の流れは見事。

昨年、西京極でゴールを決めるまで、
あれだけゴールを挙げることに苦労をした大森が、
宇佐美とパトリックの決定力に陰りが見えてきたここに来て、
2試合連続でゴールネットを揺らすなんて、なかなかに感慨深いものがあるね。

その後も、ガンバに決定機が続くものの、
この時間帯に追加点を奪えなかったのが、
結果的に勝ち点2を失うことに繋がってしまった。

宇佐美の見事なミドルシュート2本が、
それぞれポストとクロスバーを叩いてしまったように、
今日は「持ってない」日だったんだろうな。



明日の浦和とマリノスの試合の結果がまだわからないけど、
ここで勝てば暫定首位に浮上して、浦和にプレッシャーを与える事もできたのに、
優勝争いをみすみす盛り下げてしまった感は否めないね。

まあ、今節、浦和がマリノスに勝ったとしても、
次節、真っ赤に染まる埼玉スタジアムでの直接対決で勝てば、
まだ優勝の行方はわからないので、気持ちは切らさずにいてほしいね。

その試合が行われる頃には、真っ赤に染まらない埼玉スタジアムで、
今季1つ目の優勝トロフィーを既に手に入れていることでしょう。




にほんブログ村 サッカーブログ ガンバ大阪へ









2014年10月27日

味スタの呪いの力が無ければこんなもんよ



ガンバ大阪21FC東京


会心の試合とまではいかなかったけど、
前節、柏相手に連勝を止められ、このままズルズル行く可能性もあっただけに、
ここでスパッと悪い流れを断ち切ることができたのは良かったね。

まあ、飛田給で散々勝ち点を落としてやってんだから、
ウチが浦和を追いかけるためのアシストぐらいしてくれよな。



代表選手を多く抱え、リーグ最少失点の守備陣を擁する東京に対し、
果敢に切り込んでいったのは宇佐美。

ここ最近、ややパフォーマンスが落ち気味だったけど、
この日は、代表に呼ばれたくても呼ばれない嫉妬心からか、
ドリブルに好調時のキレが見られたね。

まあ、東京の守備も固いのでなかなか思うようにプレーできてなかったけど、
左足のテーピングも取れていたし、
俺達がよく知っている宇佐美に戻る日も近いんじゃないかと思う。

そんな宇佐美と対をなすように、
この試合で名前を取り上げられていたのは武藤。

まだ何も実績を残していない若い選手にチヤホヤする、
日本マスコミのスターシステムの象徴とされてる感のある選手やけど、
前半終了間際の右サイドからのクロスをジャンピングボレーで狙ったシーンは、
非凡なものを感じさせられた。

同じくスターシステムの象徴である、お隣の南野のように、
芸能活動にうつつをぬかして、自分を見失うなんてことがないように、
東京の関係者は注意しとかんとね。



この試合のターニングポイントは、
前半ロスタイムの権田の負傷退場だったかなと思う。

後半になって塩田がゴールを守ってたけど、
塩田が試合に入り切る前に2ゴール叩き込めたのが大きかった。

1点目の大森のゴールに関しては、
前節の柏戦から似たような形でゴールを狙っていたけど、
ようやく決まったなという感じ。

この試合の大森は1試合通して攻守に良く走っていたけど、
失点の場面で、クロスを上げた太田に対する軽い対応はいただけなかったので、
若干、ケチがついてしまったのが心残りかな。

2点目の遠藤のFKに関しても、
前半からインスイングのCKの際は、枠を狙うようなボールを蹴っていたので、
こちらもようやく決まったなという感じ。

大森のゴールをアシストしたのも遠藤やったし、
タイトルレースを占う大一番が続く11月に向けて、
千両役者の調子が良さそうなのは頼もしい限りやわ。



その後、太田の右足のクロスから松田に1点を返されるも、
のらりくらりと時間を使いながら試合をクロージング。

リンスの仕上げには失敗したけど、遠藤、阿部、パトリックによる、
後半ロスタイムのボールキープは見事だったね。



次節はホームで仙台と対戦。

ここに来て、残留を争っている相手と戦うのはやりにくいけど、
その後に控える、浦和との直接対決には、
最低でも、今の勝ち点3差で乗り込みたいので、
絶対に落とすことができない試合やね。

宇佐美よ、もうそろそろ決めてもいい頃だろ?





にほんブログ村 サッカーブログ ガンバ大阪へ








2014年10月23日

秋雨の日立台で小休止



日立台行ってきました。


ガンバ大阪01柏レイソル


日立台には何度か訪れているけど、雨の日の試合は初めて。

アウェイ側スタンドにはコンコースが無いせいで、どこにいても雨に濡れるし、
10月下旬の寒さも相まって、かなりタフな観戦コンディション。

その上、この試合結果とくれば、
今日の俺の仕事ぶりがどうだったかは言うまでもあるまい。



この日の対戦相手が3バックの柏だという事もあって、
対3バック用として先月の広島戦で初お目見えした、ダイヤモンド型の中盤を採用。

それに加え、ターンオーバーも兼ねて、パトリックの代わりに佐藤、
オ・ジェソクの代わりに藤春を起用してきたね。

ただ、佐藤のところでボールが収まらず、
左足にテーピングを巻いた宇佐美の動きも万全じゃないとくれば、
押し込まれる時間帯が長くなるのも必然の流れ。

後半、大森が投入された後と、パトリックが投入された後は、
柏の選手が修正に時間を要した事もあってチャンスが訪れたけど、
試合のペース自体は、終始、柏が握っていたね。

優勝の為に勝ち点3にこだわるガンバは、
明神を下げて倉田を投入し前掛かりに出たけど、
これが却って裏目に出て、試合終了間際に失点を喫し、ジ・エンド。

さらにその後、岩下がレッドカードで退場になってしまうという
オマケまで付いてきてしまった。

まあ、あのプレー自体は一発レッドに値しないと思うけど、
この日の岩下は終始プレーの安定感を欠いて、不要なファウルを犯し、
その都度、主審に注意されていたから、完全に目を付けられていたと思う。

だから、あそこでスライディングタックルに行った時点で、
主審の思うツボだったんだろうね。

まさに泣きっ面に蜂やけど、浦和が甲府と引き分けた事で、
勝ち点1差しか引き離されなかったのが、不幸中の幸いか。


でも、負けはしたものの、そこまで悪い試合だったとは思わないんよね。

連勝中の試合では、ポストを叩いた遠藤のミドルや、
今野とのワンツーで抜け出した宇佐美のシュートは決まっていたんやろうし、
終了間際に太田の前にボールがこぼれてくることも無かったんだろう。

2か月前に名古屋に負けた時も似たような感じやったし、
意外と負ける時ってこんなもんなのかもしれない。

ただ、今季、大宮にしかアウェイで勝ててない事が示すように、
ガンバの関東圏の試合の勝率の悪さは本当に深刻。(鹿島は海外アウェイ)

ナビスコや天皇杯に悪影響が及ばなければいいんだけど。



連勝が止まってしまったのは残念やけど、
ずっと勝ち続けられるチームなんて無いわけやし、
ここは頭をスパッと切り替えて、
次節、ホームでFC東京から勝ち点3を奪う事が重要やね。

岩下が出場停止、左足のテーピングが物語るように、
宇佐美も本調子では無いくれば、苦しい戦いを強いられるのは必須。

ここが正念場。何が何でも踏みとどまってくれ。



にほんブログ村 サッカーブログ ガンバ大阪へ











2014年10月18日

2勝1敗なのに3タテした気分の川崎シリーズ



ガンバ大阪10川崎フロンターレ


万博での川崎戦と言うと、4-4とか6-3みたいな馬鹿試合のイメージが強いけど、
この日は装いを新たに、詰め将棋のようなウノゼロでの決着。

大久保、森島、小林、レナトと、FW4枚と言ってもいいような前輪駆動の川崎に対し、
「もう僕たちはそういう遊びはやめたんだ」と言わんばかりに、
自陣でしっかり2ラインを作って迎え撃ったガンバ。

序盤は川崎の圧力に屈して、後手に回る展開が多く、
相手の中盤に君臨した憲剛を中心に、試合の主導権を握られてしまった。

特に、オフサイドを取れたものの、右サイドからダイアゴナルに裏へ飛び出した、
小林に対するスルーパスは完全にやられたと思ったね。
(笛が鳴っているのにプレーを続けてイエローを貰う大久保は、
相変わらずオツムが弱いですな。)

まあ、前半の早い時間に、内田がイエローを貰ってしまい、
憲剛に厳しく行けなくなったのも、前半の戦いを厳しくしてしまった要因の一つかな。

プレミアリーグでは、「最初はタダ」と言わんばかりに、
前半の早い時間に、相手の中心選手に対して、
強烈なタックルをお見舞いする風習があるらしいけど、
残念ながらここはJリーグなんでね。



日程的に厳しいのは、
水曜日の天皇杯から中2日でこの試合を迎えているガンバのはずなのに、
後半に入ってなぜか先に足が止まったのが、中5日でこの試合を迎えている川崎。

前半は孤立しがちだった宇佐美やパトリックに対し、
縦パスが入るようになってくるようになり、徐々にペースを掴むと、
遠藤のCKから米倉が頭で合わせて、先制点をゲット。

これまでの試合では、米倉がCKからシュートを打つ場面って少なかったけど、
前半、CKからジャンピングボレーを放った場面でもそうだったように、
この日の米倉はニアで誰かが競った後に、
後ろへ抜けてくるボールを狡猾に狙っていたね。

あと、解説の玉乃が指摘していたように、
最初のCKをクリアされ、反対サイドからのCKになった際に、
遠藤がわざとゆっくり時間を掛けて逆サイドへ歩き、
その間に川崎の守備陣を一息つかせた駆け引きも見事だった。

米倉と遠藤の2人の駆け引きが実を結んだセットプレーやったと思う。



1点リードしたガンバは、カードを貰っていた内田に代えて明神、
前線の運動量を補充するために宇佐美に代えて倉田を投入し、
試合をクローズしにかかる。

対する川崎は、森島に代えて森谷を投入し、小林を前線に上げてきたけど、
この形になってから、何度か決定的な場面を作られてしまった。

そのピンチをことごとく救ったのは我らが守護神・東口。

レナトの左サイドからのクロスを、小林がインサイドで丁寧に流し込んだシュートを、
左手一本で防いだ場面は鳥肌モノやったわ。

っていうか、小林ってシュートが上手いイメージがあったけど、
先日の代表の試合から決定的な場面を外す場面が目につくし、
もしかして、アギーレにシュートの外し方でも教わってきたのだろうか。

だとしたら尚更、宇佐美には代表に行って欲しくないのだが。



主導権を握られる時間が長かったけど、1点差を粘り強く守り抜き、
勝ち点3を上積みする事ができた。

首位の浦和が仙台に敗れたことで、首位との勝ち点差は4と、
いよいよ逆転が現実味を帯びてくるところまで詰めてきたね。

更に、3位の鹿島が柏相手にまたしてもホームで黒星を喫した事で、
浦和への挑戦権は、実質、ガンバだけに絞られたと言っても過言じゃない。

ガンバは次節、鹿島を破った柏とアウェイで対戦。

今季の柏は日立台での成績が良いので、一筋縄でいく相手じゃないけど、
水曜日の天皇杯をパスしたのにも関わらず、
この試合で何にもやってなかった宇佐美には、
2試合分の働きを期待しましょう。

平日のナイターやけど、8月の休日出勤の代休を10月に使うという、
パトリック大作戦ばりの力技で休みを貰ったので、
その労力が無駄にならないためにも頑張って応援してきます。




にほんブログ村 サッカーブログ ガンバ大阪へ









2014年10月16日

ガンバ大阪の三兎を追う戦いはまだまだ続く



LIVE中継が無い時の天皇杯後のブログって、
再放送とかで試合を見直す事も無く、
結果と出場選手だけ見て、さらっと感想を書くだけで済ませてきたけど、
この試合はきっちりと録画観戦しました。

理由?いや、ただなんとなくですよ。


ガンバ大阪20大宮アルディージャ


日曜日のナビスコ準決勝2nd legから中2日で迎えた試合と言う事もあって、
スタメンを7人入れ替えた長谷川健太。

大宮は先日のリーグ戦から中9日と、休養十分でこの試合を迎えているはずなのに、
9人先発を入れ替えてきたのは渋谷監督。

両チームとも、このような思い切ったターンオーバーを敷いてきたということは、
この試合は、普段出場機会に恵まれていない選手が、
監督へアピールするためのチャンスの場とも取れるけど、
徐々に冷え込んで来る10月のナイトゲームで、更に3500人程度の観客とくれば、
「この試合で活躍してスタメン奪取だ!」なんて、意気込んでいる選手は特に見当たらず、
前半は、両チームともほとんどシュートに行けずに終了。

万博でこの試合を見ていた人は、さぞかし寒かっただろうね。



後半から、倉田とリンスのポジションを入れ替えたことで、
徐々にガンバがペースを握るようになると、
倉田が得たFKを二川が直接決めて、ガンバが先制。

二川がFKでゴールを決めたのって、
2008年、マリノスと対戦したナビスコ準々決勝、三ッ沢での2nd leg以来かな。

すごく壁が近くて、ファーしかシュートコースが無い感じやったけど、
二川が審判に文句を言うはずもなく、粛々とファーにシュートすると、
なぜかニアに動いていたGKが逆を取られたって感じやったね。

まあ、そんなGKの判断ミスを抜きにしても、
サイドネットへパスをするような美しい弾道のシュートは見事やったわ。

1点ビハインドになった大宮は、故障明けのムルジャを投入して反撃に出てきたけど、
大森のDFラインの裏へのパスから、佐藤の2点目が決まったところで勝負あったね。

ゴール後に足が攣って、倉田に伸ばしてもらうという、
斬新なゴールパフォーマンスのオマケ付いてきてたけど、
これは、この試合でハードワークしていた勲章のようなものやね。



昨年、熊谷で大宮に敗れ、天皇杯3回戦で姿を消すことになったけど、
今年はリベンジに成功し、ベスト4に進出。

3冠を目指すと言いつつ、
意外とここらへんでコロッといくんじゃないかと思ってたけど、
普段出場機会に恵まれていない選手と、
土曜日のリーグ戦は累積警告で出場停止の今野がよく頑張ったね。

そんな今野の代役は明神が有力かなと思ってたけど、
この試合で90分フル出場して、中2日でリーグ戦を戦うとなると、
フィジカル的にどうなんだろう。

内田も、カードを貰うまでは及第点のパフォーマンスを見せていたし、
どちらでも問題無さそうな気がするけど、
こればっかりは、土曜日に先発メンバーを見るまでわからなそうやね。

でもまあ、この試合で宇佐美や遠藤あたりの選手は休ませることができたわけやし、
今野の穴なんて忘れるぐらい大暴れしてもらいましょうや。




にほんブログ村 サッカーブログ ガンバ大阪へ









2014年10月15日

ネイマールを接待するためにシンガポールへ遠征した日本代表



日本04ブラジル


何もされてないのに何もできなかった。

この試合が行われたシンガポール・ナショナル・スタジアムの芝の状態よりも、
日本のパフォーマンスは酷かったね。

この日の日本の選手達は、ネイマールの活躍を、
ピッチの上と言う特等席で眺めている観客のようだったわ。



先日のジャマイカ戦後のブログで、
アギーレが中盤の構成に関して随分試行錯誤しているって書いたけど、
まさかブラジル相手に守備が不得手の3人を中盤に並べてくるとは思わなかった。

ネイマールの2点目の田口の対応(オフサイドやと思うけど)と、
4点目の柴崎の対応なんかは、その弊害がモロに出てしまった場面やった。

守備でダメなら、攻撃で違いを見せたいところやったけど、
柴崎はトラップミスから失点の起点になってしまうし、
田口はカウンターのチャンスを潰して解説の金田にボロクソに言われるしで、
まるでいいところが無かった。

この2人なんて話題に上がるだけ良い方で、
森岡なんて「試合に出てたの?」って感じやしね。

後半24分にようやくまともに守備が出来そうな細貝が出てきたけど、
なんで頭から起用しなかったのか不思議でしょうがないわ。



攻撃に関しては、小林のボレーや柿谷のヘッドなど、惜しいシーンはあったものの、
全体的にブラジルに軽くあしらわれたなという印象。

ジウとミランダのCBなんて、それほど場数をこなしていないコンビやと思うけど、
それでもチャレンジアンドカバーの役割分担がきっちりできていたあたり、
セレソンに選ばれるような選手はさすがの戦術理解力やなと思ったね。

急造DFラインで、あっさりとネイマールに裏を取られて、
先制点を許した場面を見ると、余計にそう思うわ。



ただ、そんな不甲斐ない日本の攻撃陣に於いて、
唯一合格点をあげてもいいのが岡崎。

3トップのセンターで、あそこまでボールを収められるとは、
サポートの少ないドイツの中堅クラブで、1トップを張ってるだけのことはある。

この試合の日本のスタメンの中では別格やったわ。

そんな岡崎と同じぐらいの働きを、後半から出場した本田にも見せて欲しかったけど、
結局、僕らがいつも日本代表の試合で見ている本田やった。

イタリアの名門・ミランで、10番つけている金髪の日本人が活躍しているらしいけど、
それは一体誰なんだろうか。



まあ、アギーレが監督になってからの3試合を見る限り、
この結果に関してはある程度予想できたことではある。

でも、土曜日に北京でアルゼンチンと試合し、
日本より1日短い、中2日でこの試合に臨み、
明らかに流して試合をしているブラジル相手に、
この程度のプレーしかできないようでは、アジアカップに向けて先が思いやられる。

W杯まで1年を切って、これからチームを強化したいと思っている時期に、
名前も聞いたことが無いような国と、アジアカップの予選を戦いたいんだろうか。

来月対戦する、ホンジュラスとオーストラリアは、
ブラジルと比べれば、アジアカップのシミュレーションに適した相手だと思うので、
アジアカップに向けて明るい見通しがつくような戦いを見せて欲しいね。



にほんブログ村 サッカーブログ 日本代表へ










2014年10月13日

さあ、胸に光る星を増やしに行こう



等々力行ってきました。





ガンバ大阪23川崎フロンターレ


1st legで2点差付けて勝っていることなんて忘れてしまうぐらい、
厳しい戦いだった。

激闘の鹿島戦からの連戦で疲労は確実にあったと思うけど、
日程に関しては、川崎も同じスパンでこなしていることやから言い訳にはならない

どっちかと言うと、1st legの終了間際に喫したアウェイゴールが、
これ以上失点したくないディフェンス陣と、
2nd legでアウェイゴールを奪いたいオフェンス陣との間で意識の乖離を生み出し、
その結果、全体が間延びして出現したバイタルエリアのスペースを頻繁に使われる事で、
試合が難しくなった印象。

そこに、大久保が前半の早い時間帯に1点を返したことで、
スタジアム全体が押せ押せムードになり、危うく呑み込まれそうになったけど、
森島がドフリーのヘディングを2回も外してくれたおかげで命拾いしたね。

森島はこの日のガンバにとって、
川崎のクロスを跳ね返す優秀なCBやったわ。

その後も、川崎に攻め込まれる時間帯が続くものの、
これを東口を中心に粘り強く凌ぐと、
阿部が瞬く間に川崎のゴールネットを2回揺らし、
決勝が行われる埼玉スタジアム行きの切符を手繰り寄せたね。

それにしても、「ここぞ!」という時に発揮される、
阿部の決定力には恐れ入る。



阿部の2得点により、川崎が決勝に進出するためには、
ここから4得点を奪わなければいけないという、
極めて難しい状況に追い込むことに成功した。

本来なら、ここで心が折れてもおかしくないところやろうけど、
ここから生まれた、ジェシのゴールと森谷のゴールに、
川崎のタイトルに懸ける執念を見たね。

さらに1st legをケガで欠場した憲剛を投入し、勝負に出た風間監督に対し、
長谷川監督は、宇佐美とパトリックに代えて、大森と佐藤を投入。

1st legでは、守備固め要員として明神を投入した事が、
却って試合の流れを悪くしたので、
守備を意識した交代に悪いイメージが付いてしまったけど、
この、大森と佐藤の投入に関しては妥当だったかなと思う。

阿部の1点目と2点目は、
それぞれパトリックと宇佐美のアシストによるものやったけど、
守勢に回る時間が多かったこの試合で、
この2トップは相手ボール時の貢献度があまりにも低かったからね。

前線の運動量を補充した事で、川崎のボールの出所である、
憲剛と大島にプレスに行けるようになり、
ようやく試合を落ち着かせることができた。

あとは、東口と丹羽が巧妙に時間を使って、
試合をクローズするだけやったね。


2nd legには敗れたものの、2戦合計5-4でガンバが勝ち抜け、
7年振りのナビスコ決勝行きの切符を手にしました。

思えば、7年前もグループリーグから勝ち上がり、
準決勝では鹿島に2nd legで敗れるも、
アウェイゴールの差で決勝進出を決めたんだっけか。

そんなに都合良くはいかんやろうけど、
7年前とシチュエーションが似てるから、期待している自分がいる。

そんな期待を胸に、11月8日、
埼玉スタジアムへ6つ目の星を胸に刻みに行きましょう。


にほんブログ村 サッカーブログ ガンバ大阪へ











2014年10月11日

この試合の出場選手で一番優秀なストライカーはジャマイカのDFノスワーシーだった



日本10ジャマイカ


日本代表がアギーレ体制になってから初勝利やけど、
そんなものを祝えるような内容の試合じゃなかった。

シュートを20本以上打ったのにも関わらず、ゴールに入ったのが、
ジャマイカDFのノスワーシーのオウンゴールのみという体たらく。

まるで、サッカーをしているようで、
ゴールを決めてはいけない別のスポーツをしているようやったわ。

宇佐美だったら決めてたなって思うシーンはいくつかあったけど、
だからと言って、宇佐美を代表に持って行っていいかと訊かれると、
首を縦に振るのが躊躇われるところ。

代表でのプレーを熱望している宇佐美を、
快く送り出してあげられるほど、ガンバが層の厚いチームだったらいいんやけどね。

最近、ガンバの調子が良いとは言っても、
宇佐美の代役と言うと、なかなか難しいところなんですわ。



決定力不足以外で、この試合で気になったところと言えば、中盤の構成かな。

CBにケガ人が相次いだ影響で、先月の2試合でアンカーを務めた森重をCBに下げて、
インサイドハーフを務めていた細貝をアンカーに持ってきたけど、
終始、日本が主導権を握る展開だったせいか、
細貝の守備力が発揮される場面はそれ程無く、
却って、展開力の乏しさが目に付いた印象。

それに、香川と柴崎を並べたインサイドハーフにしても、
相手がジャマイカだからさほどボロは出なかったけど、
守備力という面では心許なすぎる。

香川が試合中に脳震盪を起こした影響で、代表を離脱することになったので、
シンガポールで行われるブラジル戦は、中盤の組み合わせが変わりそうやけど、
アギーレは中盤の構成について、随分試行錯誤しているなっていうのが、
この3試合から見て取れるね。



あと、最後に触れておきたいのが、CBの塩谷。

水本や槙野、この試合で解説をやっていた宮本のように、
3バックのCBの方が持ち味を発揮できるタイプの選手なのかなと思ってたけど、
意外や意外、4バックのCBも問題無くこなしていたね。

どうしても、所属する広島で見せている、攻撃参加に目が行きがちやけど、
人に強くて守備範囲も広い、良い選手だなと思ったね。

あまり見所の無かったこの試合で、ポジティブな要素やった。



次戦はシンガポールでブラジル戦。

この試合のパフォーマンスを見る限り、
ボコボコにされるのが関の山やと思うけど、
案外、そっちの方がいいのかもしれない。

ただ、ブラジルの試合とあって、世界的に視聴者数はかなり多い試合だと思うので、
世界中に日本の醜態を発信するような、みっともない試合はしてほしくないけどね。



にほんブログ村 サッカーブログ 日本代表へ










2014年10月10日

そんなにすんなり決勝には行けませんってことね



ガンバ大阪31川崎フロンターレ


この2週間で3回も大久保のツラを拝まなければいけないと思うと、
憂鬱になってくる。

まあ、川崎のサポーターの中にも、
2週間で3回もガチャピンの顔を見なければいけないのか、
と思ってる人はいそうなので、お互い様だろうけど。



W杯によるリーグ中断明け以降、
ガンバの快進撃を支えるストロングポイントとなっていた、
パトリックを右サイドの裏へ走らせるロングボール。

風間監督はこれを必要以上に警戒し、左SBに井川を起用してきたね。

ガンバユースの同期だった児玉が現役引退を発表した翌日に、
彼の主戦場だった左SBを務めることになるなんて、
これは同期の縁ってやつなんだろうか。

ただ、これに関しては頭に疑問符を浮かべた人も多かったやろうね。

井川では、パトリックの高さと強さには対抗できても、
ロングボールで裏へ抜け出すスピードには対抗できると思えなかったし。

あと、憲剛がケガの影響でベンチにも入っておらず、
大久保をトップ下の位置に下げて、1トップに森島を起用してきたけど、
これもガンバに有利に働くんじゃないかと思った。

大久保が川崎で得点を量産できているのは、憲剛というパサーがいることで、
ゴール前で得点を取ることに集中できるからだと思うので、
この日のように中盤で起用して、ビルドアップをやらせようとすると、
神戸にいた時のように怖さが消えるんじゃないかと思ったから。

ましてや、1トップの森島は、
大久保のように1人で打開できるタイプの選手じゃないしね。



蓋を開けてみると、試合の入りこそ、
レナトや大久保にゴールを強襲される場面はあったものの、
その後はガンバが主導権を握って試合を進め、
前半16分に米倉のゴールで幸先良く先制する事ができた。

遠藤の強めのパスを受け、DFの股下を抜くシュートと言う一連の流れは、
つい最近までオフェンスの選手だったことを窺わせるね。

ガンバの右SBは長年、年イチゴールが基本やったけど、米倉はこれで2点目やから、
もうそんなの気にしないで3点目、4点目とどんどん決めちゃってください。

ただ、この場面に象徴されるように、米倉の対面のレナトは、
SBのオーバーラップをケアする気なんてまるで無い感じだったので、
この試合は米倉が上がり放題だった。

戦前の予想通り、ガンバが右サイドを制圧する事ができたけど、
パトリックが井川を圧倒してそういう状況になったのではなく、
米倉がレナトを圧倒した事によるものだったというのは、見込み違いだったね。

それだけに、不慣れなポジションで起用されて、
前半の2失点の責任を取らされるような格好で、
ハーフタイムに交代させられてしまった井川には同情するわ。



その後、宇佐美の左足シュートで加点し、前半を折り返すと、
後半開始早々にパトリックがカウンターで右サイドを爆走し、
3点目を奪ったところで、試合の大勢は決したかのように見えた。

ところが、3点リードして気が緩んだのか、ここからトーンダウンし、
川崎に試合の主導権を渡してしまい、何度かピンチを招いてしまったね。

この状況を重く見た長谷川健太は、明神を投入して、
無失点で試合をクローズしようとしたけど、これが裏目に出た。

試合をクローズするどころか、川崎の選手達のプレスに屈し、
何度も被カウンターの起点になってしまう明神。

長谷川監督の思いとは裏腹に、劣勢に拍車を掛ける結果になってしまった。

その結果が、後半ロスタイムに与えた、アウェイゴール1。

まあ、失点したCKの場面は、今野が田中に寄せていたものの、
ジャンプするタイミングが遅れて、上から叩き込まれた格好のものだったので、
明神とは関係の無いものだった。

でも、明神投入以降の劣勢を考えると、
いつ喫してもおかしくない失点だったと思う。

次節のリーグ戦は、今野が累積警告で出場停止になるので、
明神の先発が濃厚だと思っていたけど、
この日のパフォーマンスを見る限りでは、どうしても躊躇してしまう。

そんな考えを改めさせる、大ベテランの意地に期待したいね。



アウェイゴールを与えて、負けた気分とまではいかないまでも、
なんとなくスッキリしない感じで2nd legに臨むことになったね。

ただ、今のガンバが、仮に川崎相手に2失点しても、
1点も取れないなんてことは考え難いので、
よっぽどヘタをこかない限り大丈夫だと思う。

日曜日の2nd legは、台風の影響で、2週続けて雨の中での観戦になりそうやけど、
先週、カシマスタジアムで見せてくれたような、気持ちの入った試合で2nd legを制し、
7年振りの決勝のピッチへ駒を進めて欲しいと思います。



にほんブログ村 サッカーブログ ガンバ大阪へ










2014年10月5日

これぞ”仕上げのリンス”の真骨頂



渡鹿してきました。



ガンバ大阪32鹿島アントラーズ


普段でも風が強いカシマスタジアムなのに、
台風接近の影響で突風が吹き荒れ、さらに横殴りの雨が降り続くという、
ラスボスがいそうなダンジョンみたいになってたね。

そんな劣悪なコンディションの中行われた試合にも関わらず、
天候の影響を感じさせないプレーを見せる両チームの選手に感嘆するとともに、
暦どおりの秋晴れのピッチでこの試合を見たかったなとも思う。



この日の鹿島は、得点源のダヴィを累積警告で欠いていたので、
今のガンバ守備陣の安定感を以ってすれば、
そんなに簡単に失点はしないだろうと思っていたら、
前半5分にあっさりと先制点を献上。

ニセ遠藤のスルーパスに抜け出した赤崎に岩下がつくのが遅れ、
慌てて対応に行ったものの、反転で簡単に振り切られてしまい、
シュートを決められてしまった。

この日の岩下は、気合いが入っているのは伝わってきたけど、
東口にキャッチさせようと見送ったボールを奪われて、
シュートを打たれる場面もあったりで、結構危なっかしかった。

まあ、誰しも常に完璧なパフォーマンスが出来る日なんて無いわけやし、
次はしっかり頼むよって感じかな。



試合巧者の鹿島相手に先制点を許すという、
自殺行為に等しい状況に陥ってしまったけど、思わぬ形で同点に追いつくことに。

ゴール裏からのアングルでは、遠藤がペナルティエリア内に入れた浮き球のパスを、
難なくディフェンスがクリアしそうに見えたんやけど、
バタバタしたなって思った次の瞬間、曽ヶ端が悔しがってるのが見えて、
「あれ?入ったの?」って感じやった。

JリーグタイムでVTRを見たけど、
あの距離でGKにヘディングでボールを返すなんて、
なんてリスキーなプレーのチョイス。

中澤聡太がガンバのCBのレギュラーとして起用され始めた頃、
藤ヶ谷を試すバックパスをやっていたのを思い出したわ。



後半に入って、逆転を狙いたいガンバやったけど、
次の得点が入ったのは鹿島の方。

ガンバの右サイドからのグラウンダーのクロスを、
パトリックが後ろに誰もいないのにスルーすると、
そのボールをかっさらわれてカウンターを食らい、失点。

見た目に似合わずオシャレなことするから、
こんなことになんねんって思ってたら、
結構すぐに自分でゴールを決めて帳消しにしてくれたね。

ただ、このシーンに関してはゴールを決めたパトリックよりも、
クロスを入れた宇佐美のプレーが圧巻。

浮き球のパスを胸で上手くコントロールして足下に収めると、
対峙した柴崎をドリブルでぶっち切り、
DFとGKが触れないコースにクロスを入れるという、
超絶テクニックのコンビネーション。

この試合では宇佐美のゴールが無かったので、
1試合置きにゴールを決める法則は途絶えてしまったけど、
その分、次節の川崎戦ではハットトリックぐらいやってもらいましょう。



2-2のスコアになってから、ガンバと鹿島両方に勝ち越しのチャンスが訪れるものの、
お互いに決め切れずに試合は終盤へ。

これは引き分けも止む無しかなと思ってたら、
ガンバサポーターに歓喜をもたらしたのは途中出場のリンス。

“仕上げのリンス”という言葉の聞こえは良いものの、
実際は、試合の大勢が決してから試合に出てきて、
勝敗の行方とは全然関係無いゴールを決めるだけの
所謂“死体蹴り要員”だったリンス。

でも、この試合に関しては、最高の仕上げを見せてくれた。

思えば、阿部に代わってピッチに入って、
ファーストタッチから何かやってくれそうな気はしたから、
もしやとは思ってたんやけどね。

こういう瞬間に立ち会えるからサポーターはやめられないんですよ。



あと、最後に触れておきたいのは、この試合を裁いた吉田主審。

まあ、どっちかというと鹿島のサポーターの方が、
この人に言いたい事はあると思うんやけど、
ガンバサポの目から見ても米倉のプレーは完全にハンドでPKやった。

でも、昌子がパトリックを後ろから倒したシーンもファウルでPKやった。

この2つのプレーは、前節の鳥栖戦で、
西村さんが取った2つのPKよりも明らかなものやった。

それに、試合全般を通して、ファウルを取る基準や、
止めるところ流すところの基準がブレブレで、
全然試合をコントロールできていなかったように思う。

もう50歳過ぎてるんやし、この程度の笛しか吹けないんだったら、
岡田ジャスティスみたく、そろそろ後進に道を譲った方がいいんじゃないだろうか。


ビッグスワンで川崎が敗れるという風物詩が見られたため、
ガンバはこれで2位まで浮上。

首位の浦和がなかなか勝ち点を取りこぼさないので、
思うように勝ち点差が詰まらないけど、
いよいよ、自分達がいるべきところに帰ってきたなって感じやわ。

次節のホーム川崎戦は、絶好調の今野を累積警告で欠くけど、
今野にはその分、ナビスコと天皇杯で頑張ってもらいましょう。



にほんブログ村 サッカーブログ ガンバ大阪へ











2014年9月27日

どこの誰が鳥栖を苦手にしてるって?



ガンバ大阪41サガン鳥栖


前節、藤春の累積警告やオ・ジェソクの負傷交代などで、
今節のDFラインはどうなることかと心配したものの、
蓋を開けてみれば、見慣れた顔が並んでて一安心。

ただ、先日のブログで「西野を使わなかったら返してくれ」と書いたら、
キズものにして返品されてくるという、手倉森の仕打ちには閉口してしまったけども。



この試合の主審はW杯の開幕戦で物議を醸すPKの判定を下した西村雄一。

タイムリーなことに、昨日、JSPORTSのFoot!に出演していたのを見たんやけど、
そこでも、「手を使って相手を抑えつけるプレーは厳しく笛を吹く」
という主旨の発言をしてたんで、その発言に沿えば、
あの米倉のPK献上のファウルは妥当なものだった。

米倉の予習不足を指摘したくもなるけど、
あの場面は、完全に豊田に前に入られてしまっていたから、
手で抑えにいかないと、フリーでヘディングされて、
どっちみち失点していた可能性は高かったと思うけどね。

ただ、番組内でひたすら西村さんのジャッジを称賛していた倉敷さんには悪いけど、
西村さんって、喧嘩両成敗的な笛を吹く傾向にある審判だという個人的な印象で、
鳥栖にPKが1本あったから、もしやガンバも貰えるんじゃないかと思ってたら、
本当に貰えてしまった。

米倉が豊田を倒した場面よりも微妙な判定だったように見えたけど、
パトリックの倒れ方がフレッジ並に上手かったんだろうね。



後半は、鳥栖が持ち前の球際の強さを発揮し、
シンプルなロングボールで押し込まれ、危ない場面を何度か作られてしまった。

ただ、清水戦もそうだったように、こういう場面を凌ぎ切って、
自分達の時間帯へ引き戻せるのが今のガンバ。

その自分達の時間帯へ引き戻すスイッチとなったのが、
宇佐美からパトリックへのロングレンジのピンポイントパスやったね。

岡本がピッチの上に倒れていたのに試合が止まらなかったことで、
若干、鳥栖の選手が集中を欠いていたのもあったやろうけど、
宇佐美がドリブルを仕掛けてくると思って、
抜かれまいと距離を置いてしまったのが運の尽き。

それにしても、パトリックはようやく足でゴールを決めたね。



ここからガンバが一気に畳み掛ける。

故障明けで2ヶ月ぶりの出場となった大森が、
ディフェンスに寄せられながらも宇佐美に繋ぐと、
宇佐美はこれをダイレクトで前線のパトリックへフィード。

このフィードをパトリックがループで林の頭上を射抜き、リードは2点に。

宇佐美はこの試合で得点は無かったものの、
ボランチやSBのあたりまでポジションを下げて、
ビルドアップでの貢献も高かったね。

プレーの引き出しがどんどん増えていることに、恐ろしさを感じるわ。

さらに、ここ数試合、長谷川監督が味をしめていると思われる、
仕上げのリンスがこの日も登場。

この試合をリンスが仕上げる事はなかったけど、
右サイドからのクロスで林のミスを誘発し、
パトリックのハットトリックをお膳立て。

先制されはしたものの、終わってみれば、3点差付けての圧勝やったね。



鳥栖に勝利した事で順位は4位に浮上。

次節は徳島に勝って2位に浮上した鹿島と直接対決やね。

川崎の次節が大の苦手としているビッグスワンでの新潟戦と言う事を考慮すると、
鹿島に勝てば、順位を2位までジャンプアップさせるチャンス。

さらに、ここ最近の傾向を踏まえると、
次節は宇佐美がゴールを決める試合やね。

そして、その宇佐美がゴールを決めた試合、今季のガンバの戦績は・・・

うん、あまり言い過ぎるとフラグが立ちそうなので、これ以上言うまい。



にほんブログ村 サッカーブログ ガンバ大阪へ










2014年9月24日

古巣を残留争いへ送り出した長谷川健太



日本平行ってきました。





ガンバ大阪30清水エスパルス


時折、涼しい風が吹き抜けるものの、
夏が戻ってきたような厳しい日差しが降り注ぐ日本平。

ピッチレベルでは相当過酷なコンディションだったはず。

加えて、大阪ダービーから中2日という過密日程も相まって、
ガンバの選手の動きに心なしかいつものキレが見られないのも致し方無いところやね。

まあ、それは清水の方も同じ条件なわけで、
両チームとも落ち着いた感じで試合に入っていった印象やったね。



試合を動かしたのは、ここ最近、1試合間隔でゴールを決めている宇佐美。

右サイドからカットインしてからの、左足シュートという、
宇佐美の得意パターンとは違う形やったのにも関わらず、
DFの股下を抜いてゴール右隅へグラウンダーで流し込むという、
抜群のシュートセンスを披露。

ただ、惜しむらくは、「中2日での試合は問題無い」とか言っておきながら、
このゴールの後、試合から消えてしまった事かな。

頭部を負傷しながらも、90分間、前線からの守備と、
ハイボールの競り合いを怠らなかった佐藤を見てると、
宇佐美にも、もうちょっとゴール以外での貢献があってもよかったんじゃないだろうか。

まあ、贅沢な注文である事は百も承知ですが。



敵地で幸先良く先制したガンバやったけど、
ここから清水に主導権を握られる時間が続いたね。

7月に万博で対戦した時は、「ちょっとこれ、大丈夫か?」って感じの清水やったけど、
この日は、ノヴァコヴィッチのポストプレーを起点にして、
ガンバゴールに迫るシーンが多くて、一時期の底は打ったのかなと思わせたね。

それでも、試合を振り返ってみて、危ないシーンっていうのは、
六平息子のシュートを東口がセーブした場面ぐらいで、
攻められていたわりにはピンチは少なかったという印象。

しかも、オ・ジェソクが負傷したことを受け、丹羽を右SBへ回して、
金正也をCBに入れるという、スクランブル態勢を敷きながらの、
このディフェンスの堅牢ぶり。

かつては、山口や明神、加地など、守備のキーマンを1人欠くだけで、
守備の統率を乱していた時代もあったのにね。



後半の時計が進むにつれて、
主審の佐藤が試合をコントロールできなくなり徐々に荒れた展開に。

そんな試合に決着をつけたのは、セットプレーからの丹羽のゴール。

遠藤がFKを蹴る前から丹羽がフリーになっていたのに、
清水の選手は誰も丹羽をマークしないまま、
丹羽にゴールを決められるというお粗末すぎる守備。

その上、どこからどう見ても丹羽がゴールを決めているのに、
得点者を岩下と発表する日本平のスタッフもどっこいどっこいである。

このゴールで完全に戦意喪失した清水の選手達。

棒立ちになって、誰もガンバの選手を止めようとしない清水のDF陣を
リンスが手玉にとって、お約束の仕上げのゴールを決めたところで試合終了。

4試合連続の完封勝利を飾りました。



次節は万博で4位の鳥栖との6ポインターズ。

これからガンバがACL出場権内に食い込んでいくにあたって、
重要な試合であることに間違いは無いけれど、
藤春が累積警告で出場停止、オ・ジェソクはケガの程度により出場が不透明、
この試合でなぜかベンチ外の米倉がどういう状況なのかもわからんとくれば、
内田裕斗の先発抜擢も十分に考えられるほど、SBの頭数が足りてない。

早急にディフェンスの頭数を揃える必要があるんで、ポジションは若干違うけど、
西野を使わないんだったら返してくださいよ、手倉森さん?




にほんブログ村 サッカーブログ ガンバ大阪へ