2014年7月12日

元日じゃない日の国立じゃないピッチを目指す戦いが始まった



ガンバ大阪51ツエーゲン金沢


高校生でもあるまいし、7月の試合で昼間にキックオフなんて、
狂気の沙汰なんじゃないだろうか。

ただ、この天候の恩恵を受けたのはガンバの方だったようで、
比較的涼しい地域である金沢からやってきたツエーゲンの面々は、
暑さの影響をモロに受けて、ほとんど運動量を上げられず、
天皇杯の代名詞であるジャイアントキリングを起こせそうな雰囲気は、
この日の金沢からはほとんど感じられなかった。

だから、この試合で快勝したからと言って、
リーグ後半戦に向けての展望は明るいとは言い切れないところがあるけど、
せっかく勝った試合で、あんまり辛気臭いことを書きたくないので、
良かったところを挙げていこうかなと思う。



まず1人目は米倉。

8年半の長きに渡り、ガンバの右SBの不動のレギュラーだった加地が、
この夏のリーグ中断期間にMLSに移籍することになったけど、
米倉がこの試合で見せたパフォーマンスを継続できるのであれば、
加地の穴は全く心配する必要が無いね。

クロスのバリエーションが豊富で、飛び出しのタイミングも良く、
1対1で仕掛けることもできるとなれば、左サイド偏重だったガンバの攻撃に、
良いアクセントをもたらしてくれるかもしれない。

特に、倉田のゴールをアシストした場面は、
昨年のアウェイ松本戦でロチャのゴールをアシストした、
加地のクロスを彷彿とさせたね。

どちらのゴールも、右サイドへ展開する浮き球のパスを送ったのは遠藤やったし。

あとは、守備での1対1の場面で、
簡単に飛び込んでかわされてしまう悪癖さえなんとかなればと思うんやけど、
そこは元が攻撃の選手だけに難しいところなんかね。



2人目はリンス。

リーグ前半戦のようにFWで起用されるよりも、
右サイドのMFの方がやりやすそうに見えた。

球離れも随分良くなったし、
ブラジル人のわりには守備も手を抜かずにやってくれるから、
中盤のサイドで起用しても問題無さそうやね。

倉田の2点目のゴールをお膳立てしたワンツーなんかは、
前半戦ではお目にかかることができなかったから、
周囲との連携も良くなってきてるんじゃないかな。

ただ、やっぱり課題は決定力なんだよなぁ。



他にも、ハットトリックを決めた倉田や、
先制点を挙げた宇佐美も良かったけど、
この2人に関しては、ゴールを決めた場面よりも、
外した場面の方が印象に残っている感があるから、
リーグ戦ではきっちり決められるようにしてほしいね。

あと、失点シーンの時みたいに、
相手を押し込んでいる状況でボールを奪われて、
一転、大ピンチを迎えるような事も何度かあったので、
攻めてる時のリスクマネジメントもしっかりやってほしい。

世間の目はW杯の決勝に向いていることやろうけど、
リーグ戦の再開まであと1週間。

宴もたけなわで、いよいよ日常が帰ってきます。




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