2015年6月7日

ところで本家のMSNではこの試合は中継されたのかい?



バルセロナ3-1ユベントス


なんだか2012年の欧州選手権の決勝を見ているかのような試合やった。

お互いに厳しいトーナメントを勝ち抜いてきた実力のあるチーム同士の対戦やのに、
完全に強者と弱者のコントラストがここまではっきり分かれたんやからね。



今のバルサが強いのは改めて言うまでも無いけど、
バルサの強さって、率いる監督によって質が異なるよね。

グアルディオラのチームは、偽の9番のメッシを中心とした攻撃力も然ることながら、
狂気を感じるほど高いDFライン設定で、全体をコンパクトに保ち、
ボールを奪われても、すぐに何人もの選手が連動して、
プレッシャーを掛けてボールを奪い返し、また攻撃を始めるという、
守備面でのインテンシティの高さも兼ね揃えていた。

まあ、そんなサッカーをやっていたせいで、
晩年はチームが疲弊してしまっていた感があったけども。

ルイス・エンリケのチームは、前からのプレスもそこまでやらず、
ボールを奪う位置も低いけど、その分、縦へのスピードは速く、
スペースがあるところで、MSNの個人技を生かそうっていうサッカーをしているよね。

そういう意味では、今のバルサって、
スペースのあるところで、ロナウジーニョの個人技を生かそうとした、
ライカールトのチームに似ていると思う。

ただ、この手のサッカーって、選手の個人能力ありきなところがある。

ライカールトの頃は、燃え尽き症候群に陥った選手達が、
チームの秩序を乱すようになって、強さを失っていったから、
今のバルサが強さを維持するためには、
ルイス・エンリケがどれだけチームの秩序を保てるかがカギになってくるんじゃないかな。
(まあ、ルイス・エンリケはビッグイヤーを置き土産に退団するかもしれないけど)



一方のユベントスは、イタリア国内では敵無しで、
欧州の舞台でもイタリアの復権を示したかったところやけど、
バルサ相手には、モラタがラッキーパンチを一発浴びせるのが精一杯やった。

ユーベのディフェンスの要であるキエッリーニがケガで不在であることを、
実況の青島は強調していたけど、
キエッリーニがいたところでこの結果は変わらなかったんじゃないかな。



昨季はレアル、今季はバルサと、スペイン国内にとどまらず、
欧州の舞台でもこの2強の強さは際立ち始めているね。

個人的には、プレミア勢にもっと頑張って欲しいという気持ちはあるんやけど、
来季もこの2強が優勝候補の最右翼であることは間違いないやろね。

ただ、チャンピオンズリーグの連覇は、
未だかつてどのチームも達成した事の無い究極のミッション。

グアルディオラ時代ですら成し得なかった快挙をバルサが達成するのか、
白い巨人が覇権を奪い返すのか、
はたまた第3勢力がこの2強に待ったをかけるのか。

来季の今頃、何色のユニフォームのチームがビッグイヤーを掲げているのか、
今から楽しみやね。














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