2017年4月25日

なんということだ、これがあのマスターオブガンバか



ガンバ大阪33アデレード・ユナイテッド


この日のスタメンの顔触れを見て、先の大宮戦で採用し、
結果も残した4-4-2を継続したんだなと言うのは安易に想像できた。

ただ、直近のブログでも触れたように、
3年前に三冠を獲得したシーズンで採用していたこの布陣は、
遠藤の守備力の低下によって放棄することになったはずなのに、
この試合のスタメンに遠藤が名前を連ねているのは矛盾しているような気がした。

そんな懸念材料を抱えながらも、
前半の早い時間帯で、CKから長沢の先制ゴールをアシストした場面では、
リスクを冒して遠藤を起用した対価が得られたと思う。

ところが、もはやお約束となった金正也のやらかしから失点し、
試合の流れが変わって守勢に回る時間が増えると、
一転してパスミスとボールロストを連発してピッチの中央に大きな穴を開け、
その後、オ・ジェソクが藤本との連携で獲得したPKも、
明後日の方向に蹴ってしまい、汚名返上の機会すらフイにしてしまった。

青と黒のユニフォームの胸に輝く9つの星。

その全ての試合でピッチに立っていた遠藤に対しては、
もちろんリスペクトはしているんだけども、
今の状態の遠藤を起用し続けることで、
チームにとってどれほどのメリットがあるのだろうか。

誰もこんな遠藤の姿なんて見たいと思わないはずだ。



ただ、今季のガンバのACLでの戦いは、
グループステージ初戦のアウェイでのアデレード戦以外は、
負けて然るべき内容で負けたわけだったけど、
この試合に関しては光明もあったと思う。

その最たる例が、この試合の2点目を決めた堂安。

先日の大宮戦でも2得点を挙げた18歳は、
ペナルティエリアから外れた中央やや右寄りの位置から、
クロスを上げると見せかけて、
ニアに空いたコースに叩き込む見事なショットを決めてみせた。

また、ガンバに加入してから、その持ち味を発揮できずにいた藤本も、
この2試合では右MFとして、高いキープ力からチャンスメイクをこなし、
ようやく自分の居場所を見つけたような印象。

昨季、J3の試合にオーバーエージとして出場していたことで、
堂安との連携が確立されているのも大きいと思うね。

そんなポジティヴな要素があった試合を、
勝ち試合につなげられなかったのは残念でならないけども。



自力突破の可能性は残っていると言っても、
裏の試合で済州が江蘇蘇寧に勝利したことで、
最終節のアウェイの済州戦は4点差以上の勝利が必要になったため、
実質、敗退はほぼ決定と言っても良いだろうね。

まあ、そうは言っても自分はガンバサポなので、
バルサとPSGの試合のような奇跡を期待しているところもあるんだけども、
とりあえずは週末の日産でのマリノス戦に目を向けましょう。

マリノスは、明日、ルヴァンカップの試合を控えているので、
日程面ではガンバが有利と言う見方もできるけど、
モンバエルツは、ルヴァンカップを、
若手育成の場と完全に割り切っている節があるので、
日曜日の試合に出てくるメンバーは、
全員フレッシュなメンバーと考えて良いだろうね。

古巣との対戦に間に合わせるように、
アデミウソンとファビオも復帰してきたので、上手く選手をやりくりしつつ、
8年ぶりの日産での勝利を掴んで欲しいと思います。




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2017年4月22日

強くなった気がした21日の夜



試合の話をする前にちょっとだけ。

やはり、自分の応援しているクラブが、
望まれない形で世間の話題になることは残念な事この上ない。

2008年の埼玉スタジアムでの一件は、応援のあり方を深く考えさせられ、
ガンバ大阪にとって大きな訓戒となったはずだった。

3年前に浦和サポーターが犯した差別的な横断幕の一件も、
対岸の火事ではないと思える出来事だったはず。

ところが、やはり月日が経つと人は忘れてしまうものなのか、
また同じような過ちを犯してしまった。

これを受けて、しばらく旗や横断幕を使用した応援はできなくなるらしいけど、
今回の一件を風化させないためにも、賢明な判断だと思う。

僕は、フラッグやゲーフラは持っていないので、
今回の件で応援が不自由になるということは無いんだけど、
ゴール裏での振る舞いや言動には、一層、注意していきたい。



ガンバ大阪60大宮アルディージャ


この試合では、前節でのファビオの故障を受け、
これまで頑なに固執していた3バックを放棄し、
オーソドックスな4-4-2の布陣を採用。

これにより、これまで右WBで起用されていた堂安が2トップの一角、
左IHで起用されていた泉澤が左サイドのMFと、
ようやく2人が最適なポジションに配されたね。

2人ともこの起用に対し、ゴールと言う結果で応えたことに対しては、
今後、選手起用の幅が広がるという意味で喜ばしい限りやね。

また、この試合での大宮は、
前線からのプレスが全く機能していないのにも関わらず、
どういうわけか無謀とも思える高いDFラインを設定していたので、
これがガンバの攻撃陣に多くの時間とスペースを与え、
結果的にワンサイドゲーム繋がったように思うね。



守備面に於いても、3バックのサイドのスペースや、
アンカーの脇のスペースを使われて押し込まれるという、
最近のガンバの試合で見られた傾向が無くなった。

渋谷監督は、ガンバを攻略するために、
サイドのスペースを使って攻めるプランだったようだけど、
ガンバが上記の布陣変更を行ったことで、
プランを大きく修正する必要を強いられていたね。

もともと、4-4-2の布陣は、
3年前にガンバが三冠を達成した時に採用していたものだけど、
徐々に、遠藤が守備面でインテンシティの低下を露呈し始めたため、
継続的に採用するのが難しくなった経緯がある。

ただ、この試合のように遠藤をベンチスタートさせる場合には、
十分に計算できる布陣であることを、
倉田と井手口のダブルボランチが証明して見せたね。



ピッチ外では風向きの悪い我が軍ですが、
選手たちがピッチ内で景気の良い話題をもたらしてくれたことは、
ガンバサポの留飲を下げるには十分だったと思う。

ただ、この試合に関しては大宮が悪すぎたという見方もできるので、
自分たちが急に強くなったと勘違いしないように、
地に足をつけて、ACLのアデレード戦に臨んで欲しいと思います。





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2017年4月16日

まさか引き分けで良かったなんて思っていないよね?!



ガンバ大阪22セレッソ大阪


普通のリーグ戦であれば、後半アディショナルタイムで同点ゴールを決め、
アウェイで勝ち点1を獲得するというのは及第点の結果だと思うのだけども、
長居での大阪ダービーとなると話は別。

先週のミッドウィークに中国で試合して疲労がたまっているとか、
アデミウソンが負傷したとか、エクスキューズできる要素があったとしても、
「青と黒 俺らだけ 俺たちが大阪さ」というチャントにもあるように、
大阪にピンクが存在することを認めないためにも、
大阪ダービーは絶対に勝利なければいけない。

今回の結果は負けと同等と真摯に受け止めて、
7月の吹田でのダービーの時は、必ず奴等を叩きのめしてくれ。



この試合も定番の3バックで臨んだ我らがガンバ大阪。

ただ、アンカーのポジションは遠藤を固定するというこれまでの形ではなく、
遠藤と井手口が流動的に入れ替わる形でアンカーを務めるという、
江蘇蘇寧戦でも見られた形を採用したわけやけど、
終始、セレッソに主導権を握られる展開になったね。

そもそも、江蘇蘇寧相手に全く通用しなかったのに、
なぜダービーで試そうと思ったのだろうか。

井手口は広い範囲を動かせてナンボの選手なのに、
3バックの前でバイタルエリアを埋めながらパスを捌くなんて、
行動範囲を限定するような起用の仕方をしたら彼の良さが生きない。

また、遠藤に関しては、単純にパフォーマンスの低下が著しいけど、
さすがに37歳の選手にリーグ戦とACLをフル稼働させるなんて、
コンディション的に無理がありすぎる。

鹿島の小笠原のように、ある程度出場時間に制限を設けて起用すれば、
まだまだチームに必要な戦力だとは思うのだけどね。



それにしても、長谷川健太は、
いつまで今の布陣に選手を当てはめるような戦い方を続けるのだろうか。

倉田や藤春は今の布陣の恩恵を受けているように見えるけど、
堂安と泉澤は完全に割を食ってしまっている。

これまでも、堂安のWB起用と、
泉澤のIH起用に関しては疑問を呈していたけど、
この試合で堂安の裏のスペースを使われて2失点したように、
対戦相手もポジションのミスマッチを確実に突いてきている。

昨季までの4-2-3-1に布陣変更をすれば、
2列目の3に2人の居場所はあるはずなので、柔軟な選手起用を求めたいね。

ただ、丹羽に関しては、本職のCBで起用されているはずなのに、
江蘇蘇寧戦に引き続き、この試合でも簡単に競り負けてゴールを許しているので、
そろそろ見切りつけて野田を起用してみてはどうだろうか。



次節は、金曜日にホームで大宮と。

公式戦で3試合勝ち無しと調子を落としている状態で、
ここまでリーグ戦未勝利の相手と対峙するのは、正直言ってやりにくいけど、
最下位に沈んでいる相手を確実に叩いて悪い流れを止めましょう。




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2017年4月11日

こんな試合をするぐらいなら中国に行かないほうが良かったんじゃないだろうか



ガンバ大阪03江蘇蘇寧


0-3という結果を突き付けられてからこんなことを書くのも恥ずかしいけど、
今季は、アウェイでの戦績が良いので、
この試合に関しては、淡い期待を抱いていた。

ところが、蓋を開けてみると、
アデミウソンどころかFWが1人もベンチにも入っておらず、
髙木がスタメンに名を連ねている様を見て、長谷川健太の中で、
この試合のプライオリティがどの程度のものなのかと言うのを、
図らずとも知ってしまった。

監督や選手たちは「すべてのタイトルを狙う」と口にするだろうけど、
全ての試合をベストメンバーで臨み、
且つ、全力で勝ちに行くのは非現実的なので、
実際は、ある程度取捨選択していかなければいけないことは重々承知している。

今週末に控える大阪ダービーが重要な試合であることは、
改めて書くまでも無いと思うけど、かつて、アジアの頂点を極めたクラブが、
消化試合というわけでもないのに、ACLでこのような戦いを選択したことに、
一抹の寂しさを感じているのは自分だけでしょうかね。



この試合で喫した3失点が全て前半のものということからもわかるように、
前半のガンバのパフォーマンスは、それは酷いものだった。

特に、本来ならプレーでチームを引っ張るべき立場の遠藤が、
試合開始早々に安易なボールロストを犯し、先制点を献上すると、
その後に訪れた決定機でもゴール前でスリップして転倒。

百戦錬磨のキャプテンの姿は、少なくともこの試合のピッチには無く、
37歳の男の醜態を晒しただけだったね。

また、3失点目の場面で、サイドから入ってきたボールでもないのに、
あまりにも簡単に競り負けた丹羽の対応を見て、
今季、金正也とのスタメン争いに敗れてベンチに甘んじている現状に、
納得してしまった。

まあ、その金正也を起用したところで、あの失点が防げたかと言うと、
そうと断言できないのが悲しいところやねんけども。



ただ、後半に入り、三浦に代えて藤春を投入し、
4-3-1-2へ布陣変更したあたりから、徐々にリズムが良くなった。

そうは言っても、後半から、江蘇蘇寧が明らかにペースを落としていたので、
出来栄えを評価するのは難しいところではあるけど、
ここ数試合、頑なに3バックの布陣に固執していた長谷川健太が、
考えを改めるきっかけになってくれればと思う。

そんな後半から採用した4バックの布陣で良い動きを見せたのは、
初瀬との交代でIHに入った堂安。

相手選手のチャージにも簡単に倒れずにボールを前へ運んだり、
守備ブロックの中へ勇気をもって縦パスを送ったりと、
1人気を吐いていたように思う。

初瀬に関しても、この試合に出場した選手の中では、
数少ない動きの良かった選手だったので、交代は疑問だったんだけど、
間もなく疑問符は払拭されることになったね。

個人的な希望としては、最後の交代カードは藤本ではなく、
ここまで来ればいっそのこと、市丸を見たかったな。



今週末は大阪ダービー。

ACLでこのような惨敗を喫した後なので、
どうにも切り替えが難しいところではあるけど、
ダービーは、自分たちが置かれている状況がどんなものであれ、
絶対に勝利しなければいけない試合なので、
明日からはすぐにスイッチを入れ直してほしいね。

個人的にも、是非とも長居に参戦したいんだけども、
非常に残念なことに、当日は私用で欠席。

当日は、勝利の念を西の方角へ送りたいと思います。





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2017年4月7日

黄色を纏った工藤が青黒に牙を剝くという既視感のある光景



ガンバ大阪01サンフレッチェ広島


今季、まだ未勝利の広島が相手と言うこともあって、
確実に叩いてACLに向けて弾みをつけたいところではあったけど、
ホームで敢え無く敗戦。

しかも、久しく勝てていなかったアウェイの柏戦に勝利したことで、
今季はジンクスを打ち破る1年になるのではと言う期待感もあったけど、
かつて、その柏でガンバキラーとして鳴らした、
工藤壮人にゴールを決められるという、
既視感のある敗北に項垂れるばかりですよ。

そう言えば、我が軍にも広島キラーと呼ばれていた選手がいたはずなんだけど、
前節の新潟戦あたりから行方不明になっている気がするのですが、
僕の気のせいですかね。



この試合のスタメンは、前節から初瀬とケガの金正也に代わり、
丹羽とオ・ジェソクが起用されたね。

ここまで先発出場の機会が無かった丹羽だけど、
正直、金正也を起用しようが丹羽を起用しようが大差は無いと思っていたので、
この試合の出来に関しては、「まあ、こんなもんでしょ」という感じ。

ただ、オ・ジェソクはWBとして起用するには攻撃力が乏しすぎて、
右サイドにパスを展開しても何も起こらずに、
横か後ろにボールが戻るだけと言う状態になっていた。

おそらく、清水対策として起用されたんだろうけど、
広島の5-4の守備ブロックの中に効果的な縦パスを入れられなかったね。

個人的には、この試合のガンバの布陣でオ・ジェソクを起用するなら、
丹羽のところだと思っているんだけど、どうだろうか。

高さはそれほどでも無いけど、1対1には無類の強さを誇るし、
ユース年代では3バックのストッパーを務めていた選手なので、
十分適応可能だと思う。



また、1点ビハインドの状況で、堂安と泉澤を投入したけど、
頑なに3-5-2の布陣を崩さないのは何故なんだろうか。

前節の新潟戦では2人を投入してから逆転に成功したので、
二匹目のドジョウを狙ったんだろうけど、
新潟戦での2人のパフォーマンスはそれほど良くなかったし、
そもそも、WBやIHで持ち味を発揮できるようなタイプでは無い。

長谷川健太としては、3-5-2のシステムを熟成させたいんだろうけど、
キャンプで練習していたと言われている4-3-3や、
昨年の4-2-3-1もオプションに含めて戦うべきなんじゃないだろうか。

同じ戦い方を続けていれば、相手に研究されるのは必然。

現に、この試合で一番チャンスを作れていた時間帯は、
後半アディショナルタイムに、
ファビオを前線に上げてパワープレーをしていた時間帯だし、
試合の流れを変えるには、戦い方を変える必要はあると思いますけどね。



次節は大阪ダービーだけど、その前にACLの江蘇蘇寧戦。

既にグループリーグでは2敗を喫し、
決勝トーナメント進出に向けて黄色信号が灯りかけている状況ではあるけど、
今季は、アウェイの方が良い戦い方が出来ている気もするので、
南京から大阪に勝ち点を持ち帰って欲しいね。




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2017年4月1日

この逆転勝利は4月バカなんかじゃない



ビッグスワン行ってきました。




ガンバ大阪32アルビレックス新潟


新潟とは比較的組み易いイメージがあるけど、
今季からポゼッション路線への回帰を掲げているガンバにとって、
ボールが転がりにくいビッグスワンの深い芝は相性が悪い。

思えば、西野監督時代のガンバもこの場所ではなかなか勝てなかった。

足下の技術が拙い藤春と金正也が、
そんな深い芝に適応できずにパスミスを連発したことで、
ガンバの左サイドが穴になってしまっていたのも、
ある意味必然だったのかもしれない。

また、この試合を裁いた上村主審は、
軽微なフィジカルコンタクトでも笛を吹く傾向があったため、
なかなかファウルを取らないACL基準の笛に慣れているガンバの選手たちは、
主審の判定基準にも適応しなければいけなかったのは難儀だった。

まあ、PKに繋がったファビオのファウルは、
ACL基準云々関係無しにファウルだったけども。



前半途中に山崎にPKを決められてタイスコアになってから、
劣勢を強いられていたガンバだったけど、
遠藤を下げて泉澤を投入したあたりから流れが変わったように思う。

ビハインドの状態で遠藤を交代させるなんて、
長年ガンバを見ていてもあまり記憶にない采配だけど、
この試合の遠藤は、時間を作っているというよりは、
ブレーキになっている感があったので妥当な交代だった。

ただ、遠藤との交代で入った泉澤が良い動きをしたというよりは、
この交代で井手口のポジションをアンカーに下げたことで、
縦への推進力が上がったのが功を奏したんじゃないだろうか。

結果的にアンカー・井手口は、CKから金正也の同点ゴールをアシストし、
決勝ゴールを決めるなどの活躍ぶりだったけど、
本人も反省していたように、インサイドハーフで出場した時間帯は、
ミスも多かったので、次節は上手く修正して欲しいね。

頼れる男の穴を埋められるのは君しかいないんだから。


この勝利で、5試合を終えて勝ち点11という、
近年、スロースターターぶりが目立ったガンバにとっては、
類を見ないロケットスタート。

次節はホームで広島と対戦。

広島は地力のある選手が揃っている印象はあるけど、
今季、まだ未勝利と調子が上がって来ていないので、
このタイミングで確実に叩いて、ACLに向けて弾みをつけて欲しいね。




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2017年3月29日

間延びする中盤のはざまで



日本40タイ


スコアだけ見れば日本の圧勝という印象を受けるけど、
この試合を見ていた人で、
日本が優勢に試合を進めていたなんて言う人はいないだろう。

前半の半ばから、タイにボールを支配され、
何度もゴールを脅かされながらも、久保をはじめとした前線の選手たちが、
少ないチャンスで得点を積み重ね、
結果的に快勝したという試合だったように思う。

相手にボールを支配されながらも、
少ないチャンスをモノにして勝利するなんて、
これまでの日本とは真逆の戦いぶりなので、
どうにも奇妙な感覚が拭えないんだけども。



4-0で勝った試合で劣勢なんて言葉を使うのは、
似つかわしくない印象を受けるけど、
この試合で日本が劣勢を強いられた要因は、
選手同士の距離間が良くなかったことかなと思う。

試合前の約束事だったのだろうと思うけど、
この試合の日本は、高めに設定されたタイのDFラインの裏を目掛けて、
ロングボールを多用して攻撃していた。

前半の早い段階では、この攻撃が功を奏し2点を先取することができたけど、
徐々にタイが日本の攻撃のリズムに慣れ始めると、
何度かカウンターでピンチを迎えるようになってしまった。

そして、直線的にゴールを目指す前線と、
失点を恐れてラインを下げる守備陣の間に広大なスペースが出現。

その結果、ビルドアップ能力に長けていない、
山口と酒井高徳のダブルボランチが間延びした中盤でパスミスを連発し、
タイに主導権を握られる展開になってしまったように思う。

この試合のピッチで起こっていた問題は、
選手同士で話し合って解決できればよかったんだろうけど、
少なくとも、この日のスタメンにそれができる選手はいなかったようだね。

先日のUAE戦で快勝したことにより、
無いものとして考えられていた長谷部誠不在の影響を、
痛感させられた試合だったね。



同一勝ち点で並んでいた首位のサウジアラビアも、
イラクに勝利したものの、得失点差で日本が上回りグループ首位に浮上。

これもひとえに、長友が魚雷タックルで献上したPKを、
川島がセーブしてくれたおかげですな。

初戦、ホームでUAEに敗れた時には、どうなることかと思ったけど、
なんだかんだで順調に勝ち点を積み上げて来れているね。

次戦、6月に中立地で行われるイラク戦でも、
確実に勝利を収め、ロシア行きの切符をほぼ手中に収めて欲しいと思います。




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2017年3月25日

代表でも頼れた男



日本20UAE


この試合に於ける今野のパフォーマンスが各方面で絶賛されているけど、
直近のガンバの試合を見ている人であれば、
今の今野ならこれぐらいはできるはずというのはある程度想定出来たと思う。

そんな、我が軍の選手の健闘を称える記事を書こうと思っていたら、
まさかの今野が骨折で代表を離脱するというニュースが飛び込んできた。

躁鬱の今野のことだから、久しぶりに招集された代表、
しかも今回のW杯予選の大一番という試合で負けるようなことがあれば、
その悪い流れをチームに持ち帰ってしまうことを危惧していたんだけども、
ガンバにとって、さらに嬉しくないニュースを聞くことになるとは、
夢にも思わなかった。

キャリアハイとも言えるパフォーマンスを続け、
今季のガンバを牽引していた今野が、
このタイミングでチームを離脱するのはこれ以上無い痛手だけど、
入れ替わるように、井手口が故障から復帰してきたので、
今野が復帰を焦らなくても良いような戦いを見せて欲しいね。



GKに川島を起用したこと以外は、
この試合のスタメンは、概ね戦前の予想通りだったかな。

川島は、今季、所属クラブでの公式戦出場が1試合と、
出場機会に恵まれず、試合勘の低下が危ぶまれていたけど、
日本が1点をリードした後に訪れた1対1のピンチを、
執念のセービングで凌いだことで、
自身の起用が誤りでは無かったことを証明したね。

試合勘の低下は他の選手にも言えることだったけど、
川島同様にスタメンで起用された長友も、
及第点のパフォーマンスを見せていたので、
出場機会に恵まれないなりにもしっかりと準備していたんだなと言うのが、
垣間見られたね。

ただ、後半から出場した本田のパフォーマンスには思わず目を覆いたくなった。

まあ、本田のパフォーマンスの低下は、以前から見られたので、
今更驚くようなことも無いんだけど、本田との交代でベンチに下がった久保が、
この試合で1ゴール1アシストの活躍を見せたことによる対比からか、
世代交代の印象をより一層濃いものとしたね。



この試合の対戦相手のUAEとは、昨年、埼スタで対峙し、
辛酸を舐めさせられた相手ではあるけど、
この日は、ホームでの試合にも関わらず随分大人しかった。

警戒すべきエースのオマル・アブドゥルラフマンは、
中盤の低い位置でのボールタッチが目立ち、
日本の守備陣に脅威を与えるようなパスを前線に供給できていなかったね。

今野がしっかりとマークしていたというのもあるんだろうけど、
この試合のUAEは、中盤のアメド・アブドゥルラフマンが欠場していたことで、
オマルがビルドアップのタスクも担う必要があり、
さらに、エースストライカーのアハメド・ハリルも欠場していたことで、
前線に攻撃の起点も作れていなかった。

長谷部の欠場による影響が危惧されていた日本だけど、
欠場選手による影響が大きかったのはUAEの方だったみたいね。



次戦は、ホームでタイ戦。

余程のヘタをこかない限り、負けることはない相手だと思うので、
今後の試合を見据えて、新しい選手を登用して欲しい。

まあ、実際は、本田や清武のリハビリの場になりそうな気がするけど、
誰が出場するにしても、しっかり勝ち点3を積み上げて、
ロシア行きの切符をグッと手繰り寄せて欲しいと思います。




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2017年3月20日

守るも攻めるも頼れる男



吹田行ってきました。




ガンバ大阪11浦和レッズ


吹田スタジアムにコーヒールンバが高らかに響き渡る様こそが、
今の今野泰幸のパフォーマンスがどれだけ優れたものであるかを象徴している。

終始、浦和に主導権を握られる試合展開の中で、
持ち前の球際の強さで守備に奔走するだけでなく、
攻撃面に於いてもチーム唯一の得点を挙げるなど、
その八面六臂の働きは、代表監督の目に留まるに相応しいものだったと思う。

「俺は何をすればいいかわからない」なんて、
相変わらずネガティヴなことを言っていたけど、今の今野なら、
ケガで欠場が濃厚な長谷部の穴を埋める以上の活躍ができるはず。

ただでさえも、消耗の多いプレースタイルなのに、
ここに来て代表に召集されるというのは、
コンディション面を考えるとガンバにとって痛手ではあるけど、
好調を維持しながらもケガで代表を諦めざるを得なくなった
東口の想いも背負って代表で暴れてきて欲しいと思います。


先日のACLでは思うような結果は出なかったものの、
柏戦、東京戦と、好感触を得ていた3バックをこの試合も採用。

前線の選手たちが積極的にプレスを敢行したけど、
Jリーグに於いて、川崎と並び、
チームとしてボールを動かす能力に最も秀でていると言ってもいい
浦和の手を煩わせるまでにはいかず、
試合を通じて守勢に回ることになってしまった。

そんな状況でも、今野のゴールで先制することは出来たものの、
終盤に浦和の猛攻を受ける中で、倉田がペナルティエリア内でハンドを犯し、
PKを献上。

これを決められ、土壇場で勝ち点2を取りこぼしてしまった。

まあ、5点ぐらい取られててもおかしくない試合展開だったので、
勝ち点1でも御の字ではあるけど、一昨年の日産での藤春然り、
今回の倉田然り、西村雄一が笛を吹く試合は
よくペナルティエリア内でのハンドを取られる気がするんだけど、
気のせいですかね。



あと、この試合でどうしても触れておきたいのは、田尻。

この試合のスタメンは藤ヶ谷だったんだけども、
試合の中でどうしても見せ場を作らなければいけない
エンターテイナーの血が騒いだのか、なんと負傷交代。

そんな状況で、田尻に急遽出番が回ってきたのにも関わらず、
大一番の雰囲気に飲まれることもなく、
J1デビューとは思えない堂々としたプレーぶりだった。

J3で出場機会があったことが、
この試合で田尻がスムーズにゲームに入っていけた要因だったのだとしたら、
セカンドチームを持っている強みが発揮されたという意味でも喜ばしいことやね。

まあ、残念ながらPKを決められてしまったけど、代表選手の東口ですら、
この間プロキャリア初のPKストップをしたばかりなんだし、
くじ引きのようなものと開き直って、前を向いて欲しいと思う。

東口の回復状況如何で、来月の新潟戦にもチャンスは十分あると思うので、
しっかり準備をして試合に臨んで欲しいと思います。



次節はアウェイで新潟戦。

代表に招集される今野と倉田のコンディションは心配ではあるけど、
ここまで過密日程を戦ってきたチームに於いて、
このタイミングで中断期間に入ってリフレッシュできるのは大きい。

新潟は、内容の伴ったサッカーはしているものの、
現在16位と今のところ結果はついてきていないので、
まだ嚙み合っていないこの時期に、しっかりと叩いておきたいね。




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2017年3月15日

リーグ戦のようには上手くはいかないものである



ガンバ大阪01江蘇蘇寧


先日の東京戦で、相手の13番さんにシャイニングウィザードを見舞われ、
ほお骨を骨折した東口に代わり、ゴールマウスを守ったのは鈴木掠太。

誰もが、エンターテイナー藤ヶ谷の登場かと思っていたところに、
J1で出場経験の無い鈴木を抜擢した事は驚きだったね。

ただ、ノーチャンスだったラミレスのゴールを除くと、
被セットプレーや被シュート機会も少なかった試合だったので、
この1試合だけで鈴木の能力を推し量るのは難しいのかなとは思う。

一点、東口であれば飛び出して対応するような場面で、
DFに対応を任せているのが気になったんだけど、
それは守備範囲の狭さとかじゃなくて、
単なるDF陣との連携不足から来るものだと信じたいね。



昨年の上海上港然り、一昨年の広州恒大然り、
近年のACLに於いて、ガンバは中国勢に力の差を見せつけられてきたけど、
この試合に関しては、相手に圧倒されたというより、
完全に相手の術中に嵌った格好だった。

テイシェイラやラミレスといった、
ネームバリューのあるブラジル人アタッカーを擁しているにもかかわらず、
ポゼッションを放棄し、自陣で守備ブロックを形成するその様は、
FCソウルの監督時代、ロースコアの試合を何度も演じてきたことで、
“物事を1か0でしか表現できない電気信号のようなサッカー”と、
揶揄されていた、チェ・ヨンスの色が濃く出ていたね。

そんな江蘇蘇寧のベタ引きの守備網を前に、
ボールを持たされる展開になってしまったことで、
今のガンバがやりたいサッカーである、
激しいプレスでボールを奪ってからの、
縦に速いカウンターを完全に封じられてしまった。

ラミレスのゴールで先制を許し、守備の時間を減らずため、
江蘇蘇寧がボールを持ち始めた後半から、
ガンバの攻撃にリズムが出てきたのは皮肉だったね。



この試合でポジティヴな要素を挙げるとするなら堂安と泉澤。

堂安については、スタメンに名を連ねた初瀬と同様に、
このレベルでも問題無くプレーできるということを証明できたと思う。

阿部が川崎に去った今、ガンバの前線には、
シュートレンジの広い選手がいないので、
堂安の左足から放たれる強烈なシュートは良いアクセントになるだろうね。

泉澤については、ドリブルで何度かチャンスを作り出していたので、
もう少し長い時間見たかった。

ただ、泉澤とどう連携していいのか、
藤春が迷っているように見受けられるので、
そこは長い時間一緒にプレーさせてあげることで解消して欲しい。

過密日程にも関わらずスタメンを固定して、
今のようなインテンシティの高いサッカーを続けるのは、
選手の負担が大きすぎるので、
この2人はスタメンで起用していくべきだと思うね。



アデレードと済州の試合がドローに終わったことで、
2位通過に向けて勝ち点差が開かなかった事は不幸中の幸い。

来月の南京での試合は、江蘇蘇寧がホームと言うこともあり、
前から出てくることも考えられるので、その状況の方が、
ガンバのプレッシングサッカーも生きるんじゃないだろうか。

まあ、来月の試合の話をする前に、
ガンバと同様に中国勢の前に屈した浦和さんを、
吹田で叩いて、気持ちよく中断期間に入りましょうかね。




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2017年3月11日

アデミウソンと東口という2人の超人



今日は3月11日です。

6年前に起こったことは、あまりにも日常からかけ離れた出来事だったので、
今振り返ると、どこか現実味の無いものとして、
自分の記憶の中にふわふわと漂っているところがあるんだけども、
3月11日が近づくにつれて、TVやネットのニュースで、
地震が起きた時の映像などを見る機会が増えると、
そのふわふわした感覚がぎゅっと収束し、
戦慄とともに確かな記憶として蘇ってくる。

そう考えると、あの時に起こった出来事を風化させないためにも、
1年に1度、大きく取り上げるのも大切なんだなと思う。

そして、あの時の地震で命を落とした人たちの中には、
きっと、自分と同じようなサッカーファンもいたことだろう。

自分の愛するクラブの試合に一喜一憂できる、
当たり前の日常に改めて感謝しなくてはいけないね。


ガンバ大阪30FC東京


前節の柏戦で好感触だった3バックシステムをこの試合でも引き続き採用。

過密日程の中、同じ選手を起用し続けることによる、
コンディション面での弊害は気にならなくも無いけど、
前節に引き続き、この試合でも、全員がハードワークして戦えていたので、
今のところその心配は無いのかなと思う。

そうは言っても、インテンシティの高い試合をしているので、
得点が入らないと、時間が経つにつれて体力的に厳しくなると思うけど、
この試合でも、前半に幸先よく先制することが出来たので、
試合を有利に進めることが出来るという意味だけではなく、
早めに試合のペースを落とすことが出来るという意味でも大きかった。

なぜかノープレッシャーだった遠藤から、
前線のアデミウソンにピンポイントのフィードが送られると、
これを受けたアデミウソンが、追いすがる丸山をぶっちぎって、
角度の無いところから見事なシュートを決めたね。

代表に選ばれるようなCBが、
あんな軽率な対応しかできないのかというツッコミはさておき、
この試合でも、アデミウソンの存在感は抜群。

後半、試合を決定づけるオウンゴールを誘発したクロスも含め、
長沢とともにガンバの前線を力強く牽引してくれた。



対するFC東京は、オフに大型補強を敢行し、
外から見てもタイトルが狙える陣容が揃った感がある。

実際、1節、2節と幸先よく連勝スタートを切ったものの、
あちらの13番さんの言葉を借りると、まだ攻撃の形は出来ていないとのこと。

その言葉通り、流れの中で怖さを感じる攻撃って、
中島のミドルシュートぐらいしか無かったんだけど、
どうやら13番さんは、自分にパスを出さないで、
シュートを打つ中島に対して不服だったようだね。

まあ、中島にしてみたら、
ガンバに来てから一度もPKを止めた事の無い東口に、
PKを止められているヤツには言われたくないだろうな。

ただ、不可解なPKの判定に対する抗議でイエローカードを貰ってからの、
怒りのスーパーセーブ3連発という、
ガンバサポにとって非常に見応えのある場面を提供し、
見事に引き立て役になってくれた13番さんには感謝するよ。



次節はホームで浦和戦だけど、
その前にACLの江蘇蘇寧との試合が控えているね。

先日の済州戦が終わった後には、こんな試合をやっていたら、
江蘇蘇寧に勝てる要素なんて無いだろうと思っていたけど、
その後の2試合で非常に良い試合を出来たので、
俄然、期待感が高まってきたね。

ここを落とすと、ACLのグループステージ突破に向けて、
かなり厳しい状況に陥ってしまうので、
良い準備をしてミッドウィークの試合に臨んでほしいと思います。




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2017年3月5日

鬼門だったはずの日立台で唐突に蘇った青と黒の戦士たち



日立台行ってきました。



ガンバ大阪31柏レイソル


4日前のACL・済州戦で、あまりにも体たらくな戦いぶりを見せられた上に、
2011年以来勝ちが無い日立台で、
前節から中8日と休養十分の柏と対峙するというシチュエーションに、
ボコボコに負けることも覚悟した上で参戦したはずが、
まさかの勝利で、良い意味で期待を裏切られた。

長年応援しているけど、掴みどころが無くて本当によくわからんチームだ。
だからこそファンをやめられないのかもしれない。



済州戦で機能不全に陥った3バックを継続して採用したこの試合。

済州戦では、中盤でボールを持てず、
両WBが完全に押し込まれ、終始5バックと化していたけど、
この試合では、今野、遠藤、倉田の3センターが、
中盤での主導権争いを制したことで、
藤春と初瀬が常に高い位置を取ることが出来たね。

この試合で挙げた長沢の2得点をアシストしたのが、
藤春と初瀬だったことからも、その効果は覿面だった。

また、得点こそPKでの1点に終わったものの、
この試合でのアデミウソンは、1人でカウンター攻撃を完結するなど、
終始別次元のプレーを見せていた。

最近の試合では、元気が無いように見えていたけど、
そんな心配は杞憂だったようだね。



守備面に於いては、済州戦から、ファビオと三浦の配置を入れ替えたことで、
ファビオが中央で1枚余るような形になり、
その類まれな身体能力の高さを活かして、柏の攻撃を跳ね返し続けていた。

そして、右CBに入った三浦が、右WBの初瀬との連携で、
クリスティアーノを前後から挟んで封じ込め、
昨季の日立台での悪夢を払拭することにも成功。

さらには、DF陣の頑張りに呼応するかのように、
東口もビッグセーブを連発するなど、良い相乗効果を生み出していた。

長谷川健太が3バックを用いてやりたかったことってこれだったんだな。

前回の記事で、3バックは選択肢から外せと書いたけど、
関節が外れるぐらいの勢いで手のひらくるりとさせてもらうわ。


次節はホームでFC東京戦。

そして、ACLの江蘇蘇寧との対戦が控えているね。

中国スーパーリーグの爆買い戦略の一端を担うグループ最大の強敵だけに、
この試合のように上手くいくとは限らないけど、
2年連続でACLグループステージ敗退なんていう無様な姿は見たくないので、
ホームで意地を見せてほしいと思います。




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2017年3月1日

ACL(で負ける)仕様の3バック



ガンバ大阪14済州ユナイテッド


ACL仕様という名目でキャンプ中から練習し、
仁川との練習試合でも好感触だったということで、
満を持して日の目を見た3バックの布陣だったはずが、
ご覧の通り目も当てられないほどの悲惨な結果に終わりました。

新布陣とは言っても、それほど斬新なものではなく、
今季取り組んでいる4-3-1-2からトップ下の1をCBに持ってきて、
5バック気味にして人数を掛けて守備を固めようという、
いかにも長谷川健太らしい思想の下で考案されたシステムだったわけだけど、
前でボールを受ける選手を減らしたことで縦パスを入れられず、
後ろでのパス回しをかっさらわれ、何度もピンチを迎える始末。

解説の都並は、「良いリズムで守れている」なんて言っていたけど、
ただ守っているだけでそこから攻撃に移るイメージなんて全くできなかったし、
ファウルの判定やゴールポストに救われていなかったら、
前半の早々に失点し、もっと酷い結果になってもおかしくなかった。

この試合結果を受けて、長谷川健太の頭の中から、
3バックと言う選択肢が消えてくれることを祈るね。



また、この試合の大敗の要因は、戦術以外にも、
選手のコンディションによるところも大きいと思う。

オーストラリア遠征も含んだ3連戦という過密日程だったにも関わらず、
この試合で長沢を金正也に代えただけで、
残りの選手はほぼ出ずっぱりなんて、いくら何でも無理がありすぎる。

特に、この試合での遠藤のパフォーマンスは酷いものだったけど、
37歳の彼にこれほどまでのフル稼働を強いられなければいけない労働環境って、
ガンバ大阪は和○やモン○ロー○並みのブラック企業なんじゃないだろうか。

実績に乏しいベンチメンバーの顔触れを見て、
「ターンオーバーしないのではなくできない」と言う、
長谷川健太の言葉はわからなくもないけど、
初瀬がそこまで藤春やオ・ジェソクに劣っているとは思えない。

昨季のJ3での実績を考えても堂安にはもっと時間を与えられて然るべきだし、
泉澤だって大宮で攻撃の核を担っていた選手なので、
もう少し彼らに信頼を置いても良いんじゃないだろうか。

藤本淳吾のような自身のお気に入りがベンチにいないことを、
ターンオーバーできない言い訳にしているようにしか聞こえないわ。



先週、アデレードの地で勝ち点3と、得失点差+3を獲得したにも関わらず、
ホームの試合でそれをあっさりと手放してしまった。

3節、4節の対戦相手は、グループ最大のライバルである江蘇蘇寧だけに、
ホームで済州相手にこの結果はあまりにも痛すぎる。

さらに追い討ちをかけるように、リーグ戦の次の試合は、
ここ数年、さっぱり勝てなくなってしまった日立台での柏戦なので、
浮上のきっかけを掴むには難しい状況ではあるけど、
個人的に今季初参戦なので、このモヤモヤ感を晴らすような試合を期待したいね。




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2017年2月26日

獲得勝ち点:ガンバ 1 甲府 1 DAZN -30



ガンバ大阪11ヴァンフォーレ甲府


ちょうどこの試合が行われていた時間帯は、
友人の結婚式の二次会に参加していたので、
試合をリアルタイムで見られる状況では無かったんだけど、
DAZNがサーバ障害を起こして視聴できない状態になっていたようなので、
そもそも、この試合をリアルタイムで見るには、
スタジアムに行くしかなかったみたいね。

昨日の大宮と川崎の試合でも、
後半は、TVの中央で円がくるくる回るばかりで、
サッカーの試合のコンテンツとしては、
ほとんど見られたものじゃなかったかったから、嫌な予感はしていたんだけども。

これまでJリーグを取り巻いていた閉塞感が打破され、
ポジティヴな方向に変わろうとしているきっかけをくれた、
DAZNマネーには感謝しているけど、
そもそも、パフォームグループは、コンテンツに投資するよりも前に、
インフラの整備に投資する方が先だったんじゃないだろうか。

誰も、2000円を払ってまで、
真っ暗な画面や、紙芝居を見たいわけじゃないんだよ。



ダイジェストでしか試合を見ていないので、
あまり詳しいことは書けないんだけども、
先週のミッドウィークのアデレード戦と同じスタメンをチョイスしたあたり、
長谷川健太は、選手のコンディション云々よりも、
新布陣の成熟度を高めたいという狙いがあったんだろう。

長沢、藤春、井手口と、万全ではない選手が複数いる中での選択としては、
腑に落ちないところもあるんだけど、
ベンチに控えるメンバーの顔ぶれがどうも心許無いので、
この選択になってしまうのも致し方無いのかなとも思う。

後半にビハインドを背負う苦しい展開になったところを、
アディショナルタイムの今野のゴールで、
勝ち点1を拾うことはできたものの、
ACLで会心の勝利を2つ続けてきた後の試合としては、物足りなさは否めないね。

この試合でゴールを決めた今野が、
好調を維持しているのはポジティヴな要素だけど、
3センターは、バックアップがおらず、出ずっぱりの危険性が高いだけに、
昨年までの4-2-3-1を併用する等の用兵で、
上手くローテーションしてコンディション維持に努めてほしい。



次節は、アウェイで柏戦だけど、
ミッドウィークにACLの済州戦を控えるという過密日程。

全北が八百長問題によりACL出場資格を剥奪されたことで、
繰り上げにより出場することになった済州だけど、
国内リーグで最下位に沈んでいるアデレードとは異なり、
昨季のKリーグで上位に食い込んでいるクラブなので、
昨季のACL王者の全北までとはいかないまでも、
骨のある相手であることは間違いない。

ACLはここまで良い流れで来ているので、
この良い流れを切らさないためにも、
ホームできっちりと勝ち点3を積み上げて欲しいね。




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2017年2月22日

今季は随分とエンジンが温まるのが早いようで



ガンバ大阪30アデレード・ユナイテッド


改めて書く必要も無いと思うけど、アデレードと言えば、
ガンバがアジアチャンピオンに輝いた2008年のACL決勝の対戦相手。

それから4年後、ガンバがJ2に降格した年のACLでも、
グループステージでアデレードと対戦していることを思うと、
クラブの歴史の節目節目で対戦する機会が訪れているような感がある。

そして今季は、かつてのガンバの代名詞だった、
ポゼッションサッカーへの回帰を試みているシーズン。

このタイミングでアデレードと対戦することが、
ガンバにとって良い意味で転機となって欲しいね。



結果だけ見れば楽勝だったように見えるけど、
そこまで簡単な試合では無かったように思う。

試合の主導権を握られる時間帯もあり、セカンドボールを拾われる場面も多く、
東口の手を煩わせるようなピンチも何度か迎えたしね。

アデレードは、現在、国内リーグで最下位とのことらしいけど、
2部降格というシステムが無いAリーグということもあって、
ACLにプライオリティを置いて試合に臨んできた印象だったね。

ガンバとしても、日本とは真逆の気候だったり、
故障明けの選手が何人かいたことが、
試合を取り巻く状況を難しくしていたと思うけど、
それでも、チャンスで効率良く得点を挙げ、試合を上手く運べることが出来た。

特に、前半終了間際の今野のゴールで、
2点リードしてハーフタイムを迎えることができたのが、
アデレードの反撃の意欲を削ぐ意味で大きかったんじゃないだろうか。

例年、スロースターターと言われる我らがガンバ大阪にとって、
ACLの初戦、しかもアウェイゲームで3-0という結果は、
100点と言っても過言では無いのではないかと。

ただ、この試合を無駄にしないためにも、
1試合1試合、確実に勝ち点を積み上げていきたいね。



最後に、今週の土曜日を以って、ガンバ大阪系ブログのリンクリスト、
AOQLO PEOPLEが閉鎖とのことで、一抹の寂しさを感じております。

ガンバ大阪の試合を見て自分がどう思ったかというのを発信する場であり、
また、他のブロガーさんが、自分と同じ試合を見て、
どういう意見をもっているのかを知るための貴重な場でした。

オフ企画では、自分が発案したベストゴール賞を、
企画として採用してくださったことも、とても思い出深いです。

今までありがとうございました。
タカギさんのご多幸をお祈りいたします。



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2017年2月18日

ゼロックス杯をご覧になる際は、部屋を明るくしてTVから離れてご覧下さい



ここ2年、蹴春の到来はスタジアムで迎えていた我らがガンバ大阪ですが、
昨季は無冠に終わったため、今季は、大人しくTV観戦。

獲っても獲らなくてもどっちでもいいタイトルではあるけど、
昨季のタイトルホルダーとしてこの試合に臨むということは、
それ相応の名誉があることなので、
来季のゼロックス杯では、青と黒のユニフォームを纏った選手たちが、
ピッチを駆け回っていることを願いたいね。


鹿島アントラーズ32浦和レッズ


チームカラーが赤の両クラブですが、
ショッキングピンクの鹿島と、蛍光イエローの浦和という、
お互いに目がチカチカしそうなユニフォームを身に纏って行われたこの試合。

ここ数年、2ndユニフォームのデザインを勝負しているクラブも多いけど、
さすがにこの試合の絵は、TVアニメだと、
「○○をご覧になる際は部屋を明るくして、TVから離れてご覧ください」という
テロップが出そうなビジュアルだったわ。



オフに積極的な補強を行った鹿島は、現状のベストメンバーとも言える布陣で、
今季最初のタイトル獲得を目指したのに対し、
浦和は、ミッドウィークのACLを見据えて、柏木、槙野、
ラファエル・シルバといった主力組をベンチ外にするなど、
この試合に懸ける両クラブの温度差のようなものが垣間見えたね。

試合展開は、ボールを支配して敵陣に攻め入る浦和に対し、
鹿島は、自陣で守備ブロックを形成しカウンター狙いという、
ある程度予想できたものだった。

ただ、浦和の攻撃のコンビネーションって、
誰が出ても同じサッカーが出来るというものではなくて、
かつての西野ガンバのように、
同じ選手が長い時間一緒にプレーすることで熟成されてきたものなので、
選手を入れ替えると質が低下する傾向があるように思う。

実際、ボールを支配している浦和は、アタッキングサードでの連携の精度を欠き、
鹿島はカウンターから多くの決定機を多く作り出していた。



この試合で幾度も発動された、鹿島の良質のカウンターの起点となっていたのは、
今季、新潟から加入したレオ・シルバ。

ボール奪取力と展開力の両方を、
高い次元で兼ね揃えた31歳のブラジル人MFの存在感は、
質の高い中盤を構成する両軍の中でも際立っていた。

皮肉にも、レオ・シルバが永木との交代でピッチを後にしてから、
鹿島が試合を振り出しに戻されたことも、この試合に於ける、
レオ・シルバの重要さを際立たせることになってしまったね。

永木も日本代表に選出されるレベルの実力者ではあるんだけども。



興梠と武藤のゴールで同点に追いついた浦和は、
勢いをそのままに勝ち越し点を奪いにいったけど、
思いもよらない形で失点を喫してしまう。

ゴールラインに向かって転がったボールに対し、
遠藤航と西川が譲り合うような形になり、
その間隙を突いた鈴木優磨が勝ち越しゴール。

金崎に代わってピッチに立ったものの、
これといって試合に関与できていなかった鈴木優磨だったけど、
勝敗を決める重要な場面で確実に仕事をするあたり、持っているなと思わされた。

何度も決定機が訪れながら、ゴールを奪うことが出来ず、
チームを勝利に導けなかったズラタンと比べると雲泥の差だったね。

また、この失点の場面以外にも、前半の遠藤康のFKに繋がったファウル然り、
この試合での遠藤航のパフォーマンスには閉口させられた。

以前から思っていたことだけど、CBとして起用するには高さと強さは無いし、
だからと言ってボランチで使うほどパスセンスも無いこの選手が、
なぜ五輪代表のキャプテンを務めるほど評価されているのかわからない。

まあ、そんな選手を起用し続けてくれる方が、
対戦相手からすればありがたいんだけども。



いよいよ来週からJリーグが開幕。

まあ、ガンバに関しては、既にACLのプレーオフを戦っているので、
既に開幕している感覚もあるけども、リーグ戦を戦うのは、
昨年の11月3日以来だから、そう考えると随分久しぶり。

ただ、リーグの開幕節の前に、ACLのグループリーグの初戦、
アデレード戦が控えているので、アウェイとは言え、
Aリーグで最下位のクラブに確実に勝利することで、
リーグに向けて弾みをつけてほしいなと思います。















2017年2月7日

菱形のガンバがACL本選出場を勝ち取る



ガンバ大阪30ジョホール・ダルル・タクジム


ACLには9度目の出場となる我らがガンバ大阪ですが、
プレーオフを戦うのは今回が初めて。

例年、スロースターターなガンバだけに、
2月の上旬に公式戦が組まれるという条件は不利に思えたけど、
さすがに対戦相手との力量差は明白だったね。

ジョホールは、マレーシアの国内リーグで3連覇中とのことで、
力が無いわけではないんだろうけど、気温6度の大阪で試合を行うというのは、
常夏のマレーシアで暮らす選手たちにとってはタフな状況だったんだろうと思う。



この試合の見どころは、何と言っても、今季から採用する菱形の中盤の布陣。

今オフに阿部と大森が移籍したことで、
サイドの枚数が足らなくなったことによる、苦肉の策のようにも思えるけど、
これまで、対3バックのチーム用に採用していたこともあったし、
昨季のチャンピオンシップやCWCの期間中にも練習していた布陣なので、
キャンプ明けでコンディションも万全ではないという状況を差し引いても、
思いのほか完成度は高かったんじゃないだろうか。

また、この布陣では近くに長沢と倉田がいるので、
昨季のように、アデミウソンが前線で孤立する状況も少なくなり、
2トップに訪れるチャンスの数も増えると思う。

2点目の長沢のゴールに象徴されるように、
攻撃時にたくさんの選手がペナルティエリアになだれ込んでくる形が、
この布陣の理想とすべきところだろうね。

この時期になってドウグラスの名前が挙がるなど、
ストライカーの補強が急務とされているガンバだけど、
長沢とアデミウソンは、昨季のJリーグで、
30%前後という非常に高いシュート決定率を叩き出しているので、
チャンスの数さえ増えれば、もっと得点を取れるはず。

まあ、FWはこの2人に呉屋を加えた3人と、
頭数は足りていないので、どのみち補強は必要かなと思うけど、
FWに関しては、あまり悲観的になりすぎずに、
既存戦力をもっと信頼してもいいんじゃないだろうか。



ただ、この試合では好感触だった新布陣だけど、
シーズンを通して採用するとなると、懸念点はボランチの方が多いように思う。

遠藤、今野、井手口のバックアップは、実質、市丸しかいないような状況だし、
劣勢の展開では、アンカーの遠藤の守備面での不安が露呈する可能性も高い。

最悪、倉田がボランチをやれないこともないし、
市丸が、昨季の井手口ばりの成長曲線を描くかもしれないので、
ここら辺は、長谷川健太の手腕を見せてほしいところやね。

まあ、早速、3-0で勝っているのに交代枠を1つ残すという、
よくわからんことをやっていましたが。

何はともあれ、無事にACLの本選に進出を決めたので、
1勝もできなかった昨季の雪辱を晴らすべく、
今季はグループステージ突破を決めてほしいと思います。




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2017年1月9日

ようやく本州最北端に届けられた深緑の優勝旗



今年も選手権決勝に行ってきました。



開幕戦から決勝まで全試合観戦した前回大会ほどではないにせよ、
今大会も準々決勝を除き全て現地観戦。

その中でも、前橋育英の試合は4試合観戦したので、
チームに対する愛着のようなものも芽生え始めていたんだけど、
決勝戦の結果は、彼らにとって残酷なものになってしまったね。


青森山田50前橋育英


奇しくも、前回大会の決勝と同じスコアになったわけやけど、
前橋育英は、1回戦から準決勝までの5試合を無失点と、
手堅く勝ち上がってきていたので、
5失点と言う結果は予想外に感じる人もいると思う。

ただ、その5試合の内容を見ると、先制点は奪えているものの、
押し込んでいる時間帯に追加点を奪えなかったり、
あわや失点の場面も、GKの月田のファインセーブや、
クロスバーなどに助けられたものが多かったので、
盤石の試合運びをしているという感じではなかった。

実際、この試合でも、序盤に試合の主導権を握るものの、
高沢と仁見にビッグチャンスが訪れながらもこれを決めきれずにいるうちに、
青森山田に訪れたファーストチャンスを、
高橋壱晟にモノにされてしまった格好だった。

勝負事にたらればは禁物なのは重々承知しているけど、
序盤の前橋育英の時間帯に先制点が入っていれば、
これだけ大差がつく試合にはならなかったんじゃないだろうか。

今思えば、準決勝の佐野日大戦後のお立ち台で、
決勝に向けての意気込みを尋ねられた山田監督が、
「自分たちにはそこまでの力はない」と言っていたのは、
上記のような試合運びの拙さを危惧してのものだったのかな。



対する青森山田は、各ポジションに能力の高い選手を配し、
プレミア王者として、優勝候補の最右翼に挙げられていたけど、
前回大会王者の東福岡と比べると、
そこまで相手校を圧倒するような試合をしていた感じはないんよね。

1試合に訪れるチャンスの数は少ないけど、
それを鳴海や高橋と言った決定力のある選手が確実に決め、
1試合に何度か訪れるピンチも廣末が止めるといった感じで、
個の力がチーム力として上手く還元されているなという印象を持った。

前々回大会の東福岡のように、個の能力の高い選手が集まると、
得てしてチームとしてのまとまりに欠ける感じも見受けられるけど、
今大会の青森山田からその手の雰囲気が感じられなかったのは、
主将の住永の功績が非常に大きかったんじゃないだろうか。

また、GKの廣末についてもう少し書いておくと、
前回大会でも高校生レベルを凌駕するようなキックを蹴っていたので、
キックに関しては今更驚くことはなかったんだけど、
この1年でシュートストップの技術が飛躍的に向上したように思う。

高校卒業後は、ジュニアユース時代を過ごしたFC東京に復帰するみたいだけど、
FC東京は、既にサガン鳥栖から林の獲得を決め、
さらに、ユースから波多野という2m近い身長のあるGKも昇格させるので、
廣末の才能を埋もれさせてしまわないか心配だね。


群雄割拠の様相を呈していた高校サッカー界も今は昔、
ここ3年は、星稜、東福岡、青森山田と、
優勝候補が順当に深緑の優勝旗を勝ち取っている。

Jリーグのクラブユースに有力選手が流れ、
高校サッカーの弱体化が著しかった時代もあったけど、
プレミアリーグ、プリンスリーグが始まったことで、
また高校サッカーのレベルが上がってきていると見ていいだろうね。

ただ、選手が常に入れ替わり続けるので、
強さを持続させるのが難しいというのは、
高校サッカーに限らず、学生スポーツの難しいところ。

その難しさを見越して、実質の下部組織である、
中等部を強化している青森山田には恐ろしさすら感じるけど、
次回の第96回大会では、そんな王者を破る高校が現れることに期待したいね。
















2017年1月2日

まるで最初から手元にあったかのように賜杯を掲げた鹿島アントラーズ



あけましておめでとうございます。

本年も、インターネット上に駄文を垂れ流し続けている、
幣ブログを何卒よろしくお願いします。



マリノスに負けた時点で、誰かにチケットを譲ろうかなとも思ったんだけど、
「元日の予定は空けておいてください」という、我らが主将の言葉を受け、
ガンバが天皇杯決勝に進出することを前提に、
天皇杯観戦込みで実家に帰省する年末年始のスケジュールを立てていたので、
吹田スタジアムに足を運ぶことにしました。

ただ、贔屓のクラブの試合ではなくても、
元日の決勝の心が洗われるような独特の雰囲気は、
何度味わっても良いものだし、
試合自体もとても見応えのあるものだった。




このブログで何度か書いているけど、
川崎のような志の高いサッカーをしているクラブには、
タイトルという形で報われてほしいと思っている。

だから、どちらかと言うと川崎寄りのスタンスで観戦していたんだけど、
ボールを支配してもなかなかシュートを打つところまで辿り着けず、
セットプレーやバイタルエリアで簡単に鹿島の選手をフリーにして、
失点を喫しているところを見る限り、
シーズンの後半にチームのバランスを崩してから、
立て直せないままここまで来てしまったような印象を受けたね。

決勝の相手がゴールドコレクターの鹿島ということもあって、
シルバーコレクターの川崎は分が悪いという見方がされていたけど、
どこが決勝に出てきても、厳しい試合を強いられたように思う。

まあ、もっともこの試合は延長戦までもつれ込んだわけやけど、
川崎が粘ったからと言うよりは、
鹿島が、赤﨑というハンデを、
自らに課して試合に臨んでいたからじゃないだろうか。

赤﨑の代わりに金崎がスタメンで出ていたら、
90分で試合は終わっていたように思う。



対する鹿島は、チャンピオンシップから連戦続きで、
コンディション的に相当厳しかったと思うけど、主将の小笠原が、
自ら怒りのパフォーマンスでチームに鞭を揮い、チームを奮い立たせるなど、
カップ戦のファイナルでの手綱さばきはさすがの一言。

中村憲剛との場数の違いから来る、経験値の差を見せつける格好になったね。

そして、決勝ゴールは、
その小笠原との交代でピッチに入ったファブリシオだったわけやけど、
チャンピオンシップでスイッチの入ったチームの中で、
どこか蚊帳の外のような感があり、
見た目も含めてネタ外人なのかなと思っていたけど、
最後の最後で仕事をしたね。

思えば、いつぞやの天皇杯決勝で、ネタ外人枠と思っていたダニーロが、
決勝ゴールを決めて鹿島が優勝したこともあったし、
タイトルを獲得する時は、こういう思わぬ選手の活躍っていうのも、
重要なんやなと再認識させられたわ。



これで2016年シーズンの公式戦は全て終了。

リーグと天皇杯の2冠を達成し、
CWCで2位になってもなお、積極的に補強に動いている鹿島。

風間監督との4年半の蜜月に終わりを告げ、
鬼木監督共に新たな歴史を作っていこうとする川崎。

我らがガンバも含め、2017年シーズンのJリーグも、
熱い試合がたくさん見られることを期待したいね。