2017年8月26日

2017年はジンクスを打ち破る年という裏設定はまだ生きていたようだ



ガンバ大阪31サガン鳥栖


全くと言っていいほど良いところ無く敗れた前節の柏レイソル戦に加え、
週中に飛び込んできた、強化部が長谷川健太に契約延長を打診するというニュースに、
クラブに対して懐疑的な視線を送っていたガンバサポーターもさぞ多かったと思う。

さらに、今節は、リーグ戦で過去4戦4敗のアウェイ鳥栖戦と言うことで、
ここ1週間、クラブを取り巻く状況はとてもネガティヴだった。

ところが、蓋を開けてみれば3得点を奪っての勝利。

そう言えば、ここ数か月、チームパフォーマンスが低空飛行だったので忘れていたけど、
今季は、日立台や日産といった、鬼門と言われていたスタジアムで勝利を挙げたことで、
ジンクスを打ち破るシーズンという裏設定があったんだった。

そんな裏設定が例外なくこの試合に適用されるとは思ってもみなかったけど、
それも、これまでガンバにタイトルをもたらしてきた、
長谷川健太の悪運の強さの賜物なんでしょうかね。



得点を奪えない試合が続いていた中で、この試合では3得点を挙げたわけだけど、
これまでと比べて特別何か変わったことをしたのかと言えば、何もしていないと思う。

長沢が積極的に裏を狙う動きをしていたのが印象的だったけど、
これまでその動きをやってなかったかと訊かれるとそんなこと無い訳だし。

それでは、なぜこの試合で3点を奪うことができたのかと言うと、
これまで決まらなかったシュートが決まったからじゃないだろうか。

特に、年に1回あるか無いかという頻度の倉田のロングシュートで得た先制点は、
ガンバがこの試合の主導権を握るうえでとても大きなものだった。

引いた相手を崩す手段に乏しい今のガンバにとって、
相手が前に出て来ざるを得なくなる先制点が意味するものはとても大きい。

ただ、幸先よく先制したものの、三浦がイバルボを倒して献上したPKを、
豊田に決められて試合を振り出しに戻されるんだけどね。

PKの判定自体は妥当なものだったと思うので特に文句は無いのだけども、
西村主審がガンバの試合の笛を吹くと、
相手チームにPKが与えられる確率が増すような気がするのは僕の気のせいですかね。



ところが、試合を振り出しに戻されてもなお、試合の流れはガンバにあったようで、
すぐに長沢のヘディングでのゴールで勝ち越すことに成功。

得点が奪えない試合が続いていた中でも、
長沢には最低でも1試合に1回は決定的なチャンスが訪れていたので、
ようやく決めてくれたかという印象が強いね。

まあ、そんな長沢の決勝ゴールの影に、
井手口のアウトサイドでのクロスという見事なアシストがあったことは書き記しておく。

キックの難易度の高さも然ることながら、
鳥栖のDF陣が準備できていないタイミングでクロスを上げたことで、
長沢がうまくフリーでヘディングすることが出来たからね。



先月の大阪ダービー以来、約1ヶ月ぶりの勝利と言うことだけど、
歓喜というよりもやれやれといった感じの安堵感の方が強いかな。

なんにせよ、東口、井手口、三浦といった日本代表組は、
W杯最終予選の大一番へ向けて気持ちよく合流できるんじゃないだろうか。

また、ガンバは水曜日に控えるリーグ杯の神戸戦へ向けて、
今日の勝利を弾みにして欲しいね。

ようやく8月初勝利を収めたウチが言うのもなんだけど、
あちらさんも上手くいってないように見えるので、
叩くとしたら今なのかなと思っていたりするのよね。




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