2018年5月9日

若人たちが呼び込んだ歓喜



ガンバ大阪32サンフレッチェ広島


前半の45分を見終わった時点では、
試合後にこんなに清々しい気持ちになっているなんて思いもしなかった。

突き抜けるような爽快なカウンターに、思い切りのいいミドルシュート、
積極的な前線からのディフェンス。

後半のピッチに立った若きガンバの選手たちが見せた戦いぶりは見事だった。

週末のマリノスとの対戦に向けて温存された選手たちには、
この試合に出場していた選手たちの姿を見て、何かを感じ取って欲しいと思うね。



グループステージの序盤こそ、チームの土台作りという名目で、
フルメンバーをピッチに送り込んでいたクルピだけど、
この試合も、前節の浦和戦に引き続きターンオーバーを敢行。

ただ、前半の戦いぶりは酷いものだった。

特に、市丸と髙江のダブルボランチが攻守にわたって全く機能せず、
ビルドアップではミスを連発し、守備でも自動ドア状態で、
1失点目は市丸、2失点目は髙江が見事に絡んでしまった。

この試合でトップチームデビューを飾った17歳のGK谷だけど、
失点の場面は彼を責めることは出来ないね。



前半の不甲斐ない内容を受けて、
クルピはどういう修正をしてくるのかなと思っていたら、
後半頭からオ・ジェソクに代えて森を投入。

前半を見る限り、修正すべきはサイドバックではないように思えたので、
週末のマリノス戦に向けてジェソクを温存という意味合いの交代なのかと思っていたら、
この采配が見事に的中。

森が高い位置でミッドフィルダー然としてプレーしたことで攻撃が活性化し、
間もなく食野のゴラッソを呼び込むことになった。

これまでリーグ戦で何度か決定機がありながらもフイにしてきた食野が、
コースを突いた素晴らしいミドルシュートで
トップチーム初ゴールを飾ったことに驚きを隠せなかったのだけど、
その13分後に、さらに素晴らしいゴールをお目にかかれるとは思いもよらなかった。

スコアラーは、後半13分に長沢に代わって投入された妹尾。

あのような、強烈なドライブがかかって急降下し、
逆サイドのサイドネットに突き刺さるようなミドルシュートは、
Jでは滅多にお目にかかれない代物。

U-23で研鑽を積んできた若者たちがその能力をいかんなく発揮してくれたことは、
クラブの将来を考えても喜ばしい限りやね。



この試合で低調なパフォーマンスに終始していた市丸が、
CKから西野の勝ち越しゴールをアシストし、面目躍如。

この1点のリードを最後まで守り切ったガンバが、
敵地で勝ち点3を積み上げ、勝ち点9としグループCの2位に浮上しました。

リーグ戦で残留争いをしている現状、
リーグで勝ち点を獲得することを優先で行かざるを得ないとは思うけど、
いい感じで欲も出てきたし、ここまで来たら、
最終節でグループステージ突破を決めて欲しいね。

そして、マリノス戦に備えてこの試合に帯同しなかった選手たちには、
土曜日の日産スタジアムで、暴れてもらいましょう。



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